R-18小説

昭和キングギドラ×平成ギドラ後編 End

「本当に、ギドラは此処から姿を消したのか?」「えぇ、間違いなく痕跡があります。」朝から捜査班がくまなくギドラの部屋を探索していた。というのも、真夜中カイザーが突然弟の気配がなくなった事を感じて、彼の自室を見ると案の定そこは蛻の殻、故に昨夜から大捜索が始まっていたのだった。すると、「……おや?」カイザーが何かに気付いたかの様に浴室に足を踏み入れた。そこだけは湿っぽく、更に少しながら不気味な静寂が漂っ

昭和キングギドラ×平成ギドラ後編

ギドラ陵辱から数日が経った。あれからガイガンはメガロに惚れてしまい、挙げ句にはギドラは犯されて以降、体が元に戻らなくなった。しかし、女体になったからといって彼にとっては大した支障はなかった。敢えて言うなら、胸の膨らみは余り目立たず、そしてかの自身がなくなった事だろうか。同時に、心にぽっかりと心に穴が開いた様で時折虚無感を覚える様になった。そんな中、龍鬼によって植え付けられた実体のない“種”も、次第

昭和キングギドラ×平成ギドラ前編

龍鬼────忘れたくても忘れられない男の名前であると同時に、ギドラとカイザーの父親だ。初めから彼は死して尚も「鬼」と言われるような人柄ではなく、厳しい中にも同族と家族を思いやる人格者だったが、とある出来事が彼を変えてしまった。双子が生まれたのだ。一人は一族でも奇跡的な確率で誕生するカイザー種、もう一人は何ら変哲もないキング種を産み落としたが、その時元から体が弱かった為か、彼女は数日のうちに死んだ。

霞色の夢見心地と若葉色の決意

あの日から、幾年経った。ゴジラが機龍の暴走を止めるべく怪獣島を後にして間もない頃、インファント島は宇宙からの脅威・デスギドラに襲われ、更には彼の創造主であるグランドギドラの封印すらも解かれた。グランドギドラはデスギドラに後を託して行方をくらまし、その際に島を守るべく立ち上がった私の母と従兄のバトラは、私の眼前でデスギドラによって殺された。悲しむのも束の間、デスギドラを討つべく幼虫だった私は傷心のま

Obscure(ジーダス×トト)

「さぁて……どうしようかなぁ……?」暗がりの中、月明かりに照らされたジーダスは、桧造りの柱にくくりつけられ、先程の戦闘で気絶したトトを見ながらそう言った。「このままアンタを殺しても構わねぇんだがなぁ……」そう呟いた後に、ジーダスは口内に収まっていた異様に長い舌を伸ばした。唾液には強烈な酸がまとわりついている。そして、その舌先がトトの太股に触れた。しゅっ………「ン………キャッ!」皮膚を少し溶かされ、

Formicophilia 終

セラフィの手を縛っていた包帯を一旦外し、デスギドラはその場で軽く身支度すると、未だに快楽の余韻で息を荒げつつ小刻みに肉体を痙攣させている彼女を一瞥する。あれだけ欲情でひどく火照っていた体が妙に冷える。寒さもさながら、やはり“あの時”の一言が仇になったせいだろう。「何がミニラ君だよ、肝心な所で萎えさせやがって……」セラフィの胎内を思う存分犯し、最終的には獣慾をぶちまけたはいいが、それでも気分は未だに

Formicophilia 2

(こんなに、酷い目に遭わされてるのに……負けない。こんな奴の思い通りになんて、なりたくない)「っ……そんなの、言えないよ」「…………はぁ」期待なんて殆どしていなかったが、つくづくつまらない答えだ。ただ、命令に従わないセラフィの態度はデスギドラの征服欲を大いに刺激するものだ。少し調教してやった方が良いだろう……そう思い立ったデスギドラは両肩の龍に合図すると、敢えてがら空きにさせていた彼女の両脚に軽く

Formicophilia

それはほんの少しだけ生んだ油断が引き金だった。眼前の“宇宙超魔獣”は私にとって大事な“家族”をかすめ取り、動揺させた隙に容赦ない猛攻を仕掛けた。攻撃を弾く間もなく、まるで煉獄の中に放り込まれたかの様な熱さ……情けない事に、私は断末魔にも似た叫び声を上げてしまった。人質を取られたことにより、まともに反撃すらできないそんな私を見て、陽炎の中佇む影は深紅の瞳をギラつかせながら薄ら笑いを浮かべている。彼に

あなぐら 其ノ壱

「あ…っはぁっ……」一体どうしてこうなった。私はなぜここにいる。朱い触手に捕らわれた手足は虚しく宙を横切るばかりで、何の抵抗もなさない。その間にも、局部に入り込んだ指先は荒く蠢き、私の弱い箇所を何度も刺激している。「ほらガメラさん…どうせ此処には誰にも来ないし、思う存分声を上げても良いのよ?」「……っ、誰が…!」四肢を動かせない代わりに、目だけで相手を射殺さんばかりに睨み付ける。しかし、そんなささ