あなぐら 其ノ弐.娯

イリスの胎内に捕らえられてあれからどの位経ったのだろう。妹分のトトは私が居なくなり、独りで寂しがって泣いているだろうか。
早く此処から出ないと…と足掻く度に、私の体を苛める触手共は穴という穴を蹂躙し、常に催淫効果のある液体を流し込んでくる。故にいつも体は発情したままで、トトの心配よりも先に絶頂を求めてしまう。……駄目だ。こんな事を考えている場合じゃない。何とかしなければ…そう思うのだが、既に私に抵抗する力は残されていなかった。

今日もまた、淫靡にうねる無数の触手はまた私を狂わせ、じっくりと追い詰める。

 

 

 

「はぁっ……!あ、あぁ……」

触手の拘束でX字に立たされ、四肢が全く動かせない。
その間にも粘液と汗に塗れた肌を這われるだけでびくり、びくりと体が震えてしまう。胸を揉まれれば甘い声が漏れ、秘部をなぞられればまた軽く達してしまった。その度にガメラの淫靡な嬌声が空間内にこだまし、それすらも快楽の原動力となる。

「あ、あ、ぁ…ふぁ……っ嫌…もうイキたくないぃ…っんぁあ!」

首を横に振りつつ股座の隙間に入った触手から腰を引こうとするも、それの先端はガメラの感じやすい形状にいつの間にか姿を変えており、宛らブラシの形を模して秘豆を刺激してきた。当然そんなものを擦られたなら、今まで散々嬲られてきたガメラには耐えられない。

「ひっ…うわぁぁ!やめっ、やめろぉ!い…嫌だぁあぁっ!」

独特な弾力を持ったそれがガメラの急所を前後に舐り、時にぐりぐりと押し付け、頻りにソコを刺激すると彼女は激しく身悶えしながら拒絶混じりの嬌声を上げた。

「あぐっ…ふざけっ……や、やめろと…言っている、のに…!」

無数に生えた肉の芽を急所に少し動かされただけでびくびくとのたうち回り、腰が砕けそうになる。更に触手に絡め取られた四肢はぶるりと痙攣を起こし、抵抗の為に突っ張っていた両腕はびくびくと震えながら空を切る。脚を閉じることもできず、ただ触手の愛撫を受け入れる事しか出来ない。

「んあぁっ…やだ、嫌ぁ……!んんぅっ……!」

雌蕊への刺激だけでも充分だというのに、今度はツンと立った乳首にまでブラシ状の触手が這い寄り、敏感になった其処をぷるぷると扱き乳輪もろとも舐る。幾重もの舌で舐め回されるような感触に耐えられず身を捩らせるも、逃れることなど到底不可能だ。

「あぁ、あ…っ!だめぇっ……そ、そこは無理ぃ……っっ!!」

両方の乳頭を弄ばれ、更に肉のブラシが秘豆を集中的に速度を上げて前後した途端、ガメラの体は大きく仰け反った。だが彼女の体を襲った快感はその程度では終わらない。

「あぁぁあ!! だめ、だめぇ……あはぁあっ! うご、くなぁ…それ以上、っされたらぁ……!」

勃起し充血した陰核が、まるで口の中のようにぬめついたそれに何度も擦られ、同時に胸からも切ない程の疼きが込み上げる。そして肉の芽がぷるん、と陰核の包皮を剝いた途端、雌蕊を始めとして体の芯が焼き尽くされる感覚がガメラを襲った。

「ん゙んっ!ひぎいぃっ…い、嫌だ…!また、イっ……!!!」

その刹那、ガメラは慟哭するかの如く絶頂に悲鳴を上げた。
絶頂と同時に体が大きく痙攣すると、秘部からは大量の潮を吹き出し、ブラシの間からびちゃびちゃと音を立てて漏れ出していく。
全身を駆け巡る強烈な悦楽で頭がどうにかなってしまいそうだ。しかし正気に戻りたくても、頻りに剥き出しの陰核を舐る肉々しい突起によって思考が掻き乱されてしまいい、まともな判断がつかない。それでも何とか理性を保とうと唇を噛み締めるも、それを許さじと言わんばかりに新たな触手が現れ、触手の先端でずりずりとガメラの後孔を摩擦し始めた。

「く……あ、あぁっ…ソコはやめろ…やめてくれぇ…っ!」

絶頂したばかりの敏感な箇所付近を攻められ、腰が無意識に浮き上がる。挿入を拒むべく必死に抵抗するも、肉壷の入り口を解すかの様に優しく撫でられてはどうすることもできない。
何度も嬲られた箇所なのに、今はそこを触られるだけでおかしくなる程気持ち良い。寧ろつつかれれば突かれるほど、その部分がヒクつくのを感じてしまって理性が剥がれそうになる。

―――あ、ダメ、また…感じてしまうう……!

また終わりのない快楽地獄が襲ってくるかと思うと恐怖心が湧いてきて、体が小刻みに震えだす。そんなガメラの様子を嘲笑うかの様に四方から無数の触手が姿を現し、宛ら洋菓子にシロップを掛けるかの如くあの粘液をたっぷりと全身に浴びせてきた。
忽ちねっとりとした液体の冷たさに体を震わせるも、それがすぐに火照りに変わることは分かりきっている。何度この液体がガメラの体に浴びせられてきたか分からないくらいなのだから。

「んぅゔ…っやめろぉ……もう、これ以上……」

途端、浴びせられた部分を中心にぞくりと感触が広がると、ガメラの口から艶っぽい吐息と共に声が漏れ出た。

「ふぁ…あ……やだ……っ!ひぃんっ♥ やっ、嫌ああぁっ!」

全身を性感帯に変えられたかのような今までに無いほどの甘い痺れに抗おうと四肢に力を入れるが、それも徒労に終わる。
しかもその反動で後孔にも液体が伝ってしまい、それを皮切りに触手の先がソコに入り込もうとする。それだけは避けようと脚を狭めようとするものの、拘束が弛むことはない。抗っている内に触手の先端が捩じ込まれ、悲鳴を上げる間もなく後孔への侵入を許してしまった。

「いやっやだぁっ、挿入るなぁっ……! 抜け…抜いてぇっ!! あぅっ、あはぁああっ!」

元から粘液で鞘が濡れているせいもあって痛みはない反面明らかな異物感があり、本来排泄する箇所である筈の内壁を擦られながら逆に押し広げられていく圧迫感にぞわっと背筋に悪寒が走る。

「く…う……っ!お、お願いだぁ……抜い、てくれぇ……! かはっ…ひぐぁっ!!」

懇願しても全く聞き入れられず、代わりに触手は直腸をひたすらに突き進み、遂にはその最奥にまで到達してしまう。
腸まで突き抜けそうな衝撃と圧迫感にガメラははくはくと唇を戦慄かせながらも懸命に耐え忍んだものの、今度は触手がぐるんと中で廻った瞬間に、彼女の脳裏に凄まじい快感が駆け巡った。

「はっあぁあ!? あひっ…か、掻き回さなっ……!んあぁぁっ!! 嫌ぁあっ!奥っ、突くなぁ……っ!」

唐突に開始された肛虐の苦しみに歯を食い縛って耐えていたのに、突如として勢い良く引き抜かれたかと思えばまた穿かれ、その度に彼女は身を捩らせ悶えた。
何度も何度も執拗にピストンされ続けてゆくうちに徐々に苦痛以外の感覚が生まれ始めていき、直腸内がじんわりと熱を孕んでゆくのを感じる。

「あぎぃっ!や、やめぇ……ひぃぃいぃっ!! んはあぁっ……は、激しっ…お尻ぃ、灼けるぅうっ!」

最初は緩やかだった抽挿はいつの間にか激しくなっていき、激しいストロークを繰り返していく。同時にがら空きの膣内もガメラの悦びを現すかのように白濁した愛液を糸を引きつつ垂れ落ち、時に飛沫となって噴き出し続ける。単調な繰り返しから生じる絶え間ない快楽を受け続けた事によって、再びガメラの肉体に切ない疼きが生じ始めた。

「はっ……やめろ、もうやめ……てっ…うぶっ!? ん゙むぅぅっ!!」

拒絶の言葉なんて要らないとばかりに太めの触手に口腔を蹂躙され、忽ち喉奥にまで侵入してくると、後孔を埋めているソレ同様にじゅぽじゅぽと音を立てて出し入れを繰り返される。
咥内と後孔を男性器宛らに太いモノで犯され、そのあまりの気持ちよさに腰ががくがく震え、意識を失いそうになるがそれでも尚責め苦は終わらず更に激しさを増してゆく。

「げぅっ…んぶぶっ、んぼっ、ん゙っ、うぶぅっ……!!」

まるで体を口から後孔に至るまで触手で串刺しにされているような錯覚に陥り、息苦しさと快楽の両方で頭がどうにかなりそうだ。
どちらかの触手が前後する度に体の内側がごりゅごりゅと削られるような感覚に陥り、同時に脳内で自分を慕っていた妹の記憶が蘇る。

―――トト……!

頭の中で自宅の和室内に独り頭を垂れて泣いているトトの姿を思い浮かべた途端、咥内を塞いでいた触手が粘液を放ち、それにつられるかのように肉壺を侵していた触手も大量の粘液を放出した。

「んぶうぅうぅうっ♥ ぉ゙っ、おぼぉォっ♥♥ ぐぶぶっ、うびゅうぅっ!♥」

粘液を流し込まれた直後に後孔が絶頂し、雌蕊から歓喜の徴を吹き出すと共に、喉奥からもくぐもった汚らしい声が上がる。
一通り粘液を食道に注ぎ込まれると満足したのか触手がガメラの口からずるり、抜かれる。ようやく呼吸ができたと思ったのも束の間、再び後孔がグボグボと蹂躙され、再び咆哮に近い嬌声が上がった。

「ひあぁぁっ!あはぁっ! や、やめ゙でぇ…ナカ壊れる゙うぅっ!い、イキたくないっ!お尻ぃっ、いやだあぁぁっ!! 赦し……っあひぃい゙ぃぃぃっ!!!」

ヒクつく粘膜内で先程より遥かに早いペースで抜き差しが繰り返され、しかも腸内に溜まった液体のせいで滑りが良くなってしまい一層速くなってしまう。しかも直腸内は子宮同様あの催淫効果入りの粘液漬けになっているため、痛みどころかむしろ悦びを感じてしまいガメラを苛む。しまいめには一突き毎に軽く絶頂してしまうくらいだ。

―――く、狂うっ…お尻でこんなぁっ……! これ以上されると戻れなくなるぅう…!!

だがいくら嫌がろうとも全身を性感帯に変えられた彼女には為す術は無く、乳房を嬲られると後孔も絶頂に戦慄いて潮を何度も噴き出す。そのせいもあって彼女の理性はもう完全に崩れ去っており、もはや守護神とは程遠い程の淫らな牝獣と化していた。

「ひゃあぁっ…あひぃっ!んはあぁああっ!! またイクっ…いひぃっ、イグぅぅうっ!!♥♥ や、休まへてぇえ……あ゙ぅうっ、あ゙ぁぁ゙あぁっ!」

淫らな光沢を湛えて体をくねらせ、何度絶頂を迎えても休む間もなく触手による凌辱は止まない。やがて注がれた粘液が後孔と触手の隙間からぼたぼたと漏れ出るようになり始めた頃、突如として後孔を犯していた触手が抜けてゆき、その刺激だけでも彼女は甘美な喘ぎを上げてしまう。

「あぁっ……嫌っ…抜かないでっ……も、漏れりゅうぅ…!」

重力に従って出された粘液が後孔から大量に流れ出すのを阻止するべく後孔を引き締めようとするも、先程まで触手に散々穿たれ拡げられてしまったためか完全に閉じられず、即座にはしたない音を鳴らしながら勢い良く噴出した。

「ひあぁああっ!? らめっ、駄目なのにぃっ! んはぁっ……お尻ぃ、出てぇ…や、やめろっ、ひぐうぅうっ!!」

透明な迸りが肉色の地面を汚していき、解放感と背徳感がガメラの精神を追い詰め、それが更に彼女を興奮させていく。一度始まってしまえば最早理性だけで抑え込む事など出来ず、代わりにガメラはただ無様に叫び続けるだけだった。
そして一通り出し終えると数え切れない程に絶頂された疲労と度重なる責めによって力尽きたのかその場に頭を項垂れ、四肢を戒めていた触手も緩んでいく。ようやく拘束から逃れられたというのに今のガメラに歩く力は残っておらず、愛液と粘液の入り混じった水溜りにうつ伏せで倒れこんだまま荒い息をつくだけだ。

「ハァッ、はぁ……っ。あ、あ゙…ああ……っ」

体中から力が抜けた事で後孔から残滓が垂れ、それに軽い悦楽を覚えつつも、暗幕が下ろされるかの如く視界が真っ黒に染まっていく。
どうせ気絶している間にも触手に陵辱されるんだ、好きなだけ私を犯すが良い。そんな思考を最後にガメラの意識は完全に途切れた。

 

 

 

暫くして―――冷たく湿った外気が裸体を刺す感覚で、ガメラは再び目を覚ました。横向きの視界にはあの肉色でできた空間ではなく、最初にイリスによって取り込まれた時と何ら変わらない洞窟内だった。

「……ここは」

気怠そうに身を起こすも、後孔から流れる粘液がまたも漏れ出すのを感じ取り、顔を紅潮させると同時に軽く身震いする。
あの時の痴態を思い返す度に恥ずかしさで胸が一杯になり、それと同時に自分の体に疼きが生じる。
自分は出られたのか?微かな希望を抱くも、すぐ近くから邪神の声がそれを打ち消した。

「うふふ、気がついた? ガメラさん」

背後を振り返ると、自分を此処に引きずり込み処女を散らせ、挙句には淫楽地獄へと狂わせた張本人―――イリスが全裸のまま自分を見下ろすかのように佇んでいた。

「く…貴様……!」
「あら、あれだけ嬲られたのにまだ元気が有り余ってるのかしら? 私は見てたわよ、お口も子作り穴もお尻も残らず穿かれてあんあん喘いで、その上はしたなくお漏らししてた貴女…本当に可愛かった」
「煩い…っ云うな!」

今まで起きた事を指摘された瞬間、羞恥と屈辱で頭がいっぱいになる。
この場で立ち上がって邪神を葬り逃げ出したい気持ちになるが、それは暗がりの中でもぼんやりと見えたイリスの脚の付け根に生えているモノを見て霧散してしまう。

―――あれは……!

彼女の股座には、細身の体と相反する程にグロテスクに屹立した男性器が備わっており、蒼い薄闇の中でも表面に亘る血管や裏筋のディテールを始め、興奮に伴う熱気すらくっきり見える程勃起していた。
女性にある筈のない赤黒いそれは明らかな鼓動を定期的に刻み、見ているだけで無意識のうちに引き攣った悲鳴が上がる。

「ひっ…!」
「うふっ、驚いたでしょう? 今までガメラさんの淫らな姿で興奮して慰めてたら急に出てきたのよ。最初は大嫌いな男のモノが生えて心底吃驚したけど…丁度良いわ。コレで貴女を思う存分犯せるんですもの♥」

肉莢を片手で構えながらイリスが舌舐めずりする音が聞こえる。その僅かな水音ですらもガメラには恐怖に感じ、同時に長らくお預けを食らっていた子宮がきゅん、と疼いてしまう。
ギャオス族は基本的に雌であるものの、環境によっては繁殖のために性転換を行い、男体化できる個体も存在する。それは亜種のイリスも例外ではなく、小ぶりな乳房とむっちりとした太腿を兼ね備えた女性的な身体の特徴を残したままで男性の証を生やせるのだ。

「ふ、ふざけるなっ! こんなもので犯されてたまるか!私は絶対に屈しないぞ……!」
「先程まで愉しんでた癖に強情ね…まぁ良いわ。触手より太くて短いけど、ちゃんと味わってね?」
「やめろっ…来るなっ! うぐっ……!?」

逃げようとするも、両手両脚がイリスの背中から生えている触手で拘束され、しかも催淫効果のある粘液のせいでまともに動く事ができない。それでも何とか逃れようと身を捩っているうちにイリスが覆い被さって来たかと思うと、開かされた剥き出しの雌蕊に肉棒の先端が宛がわれる。
くちゅ…ぐちゅり……湿った鋒が花弁をなぞり、芽吹いた陰核を掠める。たったそれだけで腰砕けになりそうな程の快感が走り抜け、思わず甘い声を上げてしまう。

「あんっ、あぁっ…!ひぅぅっ……♥ 嫌だと、言っている…のにぃ…!」
「下のお口は素直なのにまだそんな事言ってられるのね…ふふっ、これから終わらせてあげるからたっぷり泣いて悦びなさい……!」

嫌だ、という言葉を返す前に、ガメラの膣内へ肉茎がズヌズヌと挿入された。熱く滾る膣壁を掻き分けて進む異物を拒むようにソコ全体がぎゅっと収縮するが、逆にそれが仇となって先端が奥深くにまで潜り込んでしまう。やがて、亀頭の傘がごつんと最深部を叩いた瞬間胎内から強烈な衝動が込み上げ、瞬く間にガメラは絶頂へと追いやられた。

「ひぃっ…あ……嫌ぁあ゙ぁああっ!!」
「あっはははっ、奥までずっぽり挿入した途端にイっちゃったわね。 ほんとガメラさんったら可愛いんだから…」

体がガクガク震える中で邪神の無邪気に嘲笑う声すらも今のガメラには届いておらず、寧ろ性感にすら感じてしまう。一度達したにも関わらず膣内は「もっと」と強請っているかの如く肉茎を強く締め上げ、子種を飲み干そうとひくひく蠕動する。それに気を良くしたイリスは口許に笑みを称えると更に抽迭を速めた。

「あはぁっ♥ や、やめてぇ…今動かれたらぁっ♥♥」
「ん〜?こんなに締め付けてるのに止めるわけないじゃない?もう一度堕としてやるわ♥」
「んひぁああ゙あぁっ♥ 」

ばぢゅっ!ばちん、と肌を打ち付ける音が鳴り響くと共に一際強く打ち付けられ、ガメラがまたも悲鳴じみた喘ぎを上げた。
向かい合わせで折り重なった女体同士が擦れ合う衝撃でガメラの乳房が激しく揺れ動き、そこにイリスが繋がったまま前屈みになると、律動の度にぷりんと勃起した乳首同士が接吻宛らに先端を刺激し合う。その内にイリスの乳房がガメラのそれに弾力を湛えたまま絡み合って押し潰れ、互いに更なる性感を与えてゆく。

「ひゃあぁあっ♥ だ、駄目ぇ…胸ぇ……感じ過ぎるぅっ♥♥」
「うふふ…ほぉら、ガメラさん。口では嫌がってても乳首同士は愛し合ってるのわかる?堪らないよね…私だって貴女の身体が気持ち良過ぎて止まらないんだもの」

イリスの言う通り、ガメラの豊満な乳房にまとわりついて尚も勃起を続ける4つの果実は硬く尖りきり、まるで睦み合うかのように互いのソコ同士を押し潰し合っている。
それに加えて彼女の抽送は激しくなっていき、肉壁を焼かんばかりの灼熱が幾度も叩き込まれ、洞窟内に嬌声と水音、そして肉体同士がぶつかり合う破裂音の淫靡な音を反響させながらガメラを犯していく。

「あふぅっ! んひぃっ…お、奥ぅ…ズコズコしないれ゙っ♥ こんなの、嫌なのにぃ……イキたくないのぉおっ♥」
「はぁ…はぁっ♥ ねぇ、まだ拒むつもりなの? さっきから散々イキっぱなしで感じてる癖にっ!意地っ張りで嘘吐きな淫乱守護神にはお仕置きが必要だわ……ふふっ♥」

直後、仕上げと言わんばかりにどちゅどちゅとえげつない音を立てて膣内が掻き回され、子宮口を何度も突き上げられる。その度にガメラの口から途切れ途切れの嬌声が漏れ、ひくひくと快楽を求めて戦慄く結合部からは悦楽の飛沫が上がった。

「あぐっ!? ひぎぃっ、らめぇ!はげしいのいやぁあぁっ♥ お腹がぁ、はひっ、こ…壊れてしまうぅうっ!♥」
「アハハッ、良いわよ…しぶとい貴女にはお似合いだわ♥そのまま身も心も壊れちゃいなさい、ガメラさんっ!♥」

トドメにごつ、と最奥を貫いた途端、膣内からも胸からも凄まじい感覚が迸り、ガメラの最後の理性を完膚なきまでに焼き尽くした。

「ひぎゃぁあ゙ぁあぁっ!!? いっ、イ゙グぅっ! イグイグイグゥッ……はへぇっ、あぁあ゙ああああぁっ!!♥♥」

触手に犯されても今まで感じた事が無かった強烈な刺激に耐えられず、遂には獣の雄叫びのような悲鳴を上げてガメラは壮絶なアクメを迎えた。膣内の痙攣が収まる事なく絶頂感が延々と続いてしまい、体を仰け反らせて込み上げる桃源郷をひたすら味わい続ける。
同時にそれはイリスの初精通を促す事になり、深々と食い込んだ亀頭からマグマのように熱い濁流が流れ込んでくる。

「はぅうんっ…あっ……!ガメラ、さんっ… す、すごいっ…射精るぅ♥ 私の初めて…全部受け取ってぇっ!!♥♥」
「あひぃいっ♥」

種付けされたまま男根がぐり、と押し付けられ、ガメラは再び絶頂に陥ってしまう。互いの重なった女体もまた一層欲情に汗ばみ、べっとりと濡れそぼった身体同士がぬらぬらと擦れる。

―――いやぁっ……イったばかりなのにまた……!

膣内で暴れ狂う剛直を感じ取った途端子宮内が更なる疼きに襲われ、奥から歓喜が迸る。
あの粘液の効果だ。それもイリスから直に放たれたものだけあって今までのそれよりも強力な催淫効果を持つ分泌液なのだから、当然と言えば当然だろう。しかもそれが大量に胎内を満たしてしまったのだ。

「ひぃ…っあづぃ…ぃいっ!!」

子宮にまでどっぷりと注ぎ込まれた催淫効果入りの白濁はガメラの身体にも影響を及ぼし、イリスのモノを包み込んでいるソコは達しても尚より強く熱を帯びて蕩けるような心地よさを産み出し始めていた。しかし、それと同時にイリスは何を思ったのか腰を引くと、そのまま思い切り引き抜いた。

「ああっ♥♥ な、何でぇ…?!」
「ふふっ、残念だけど一旦休憩よ。ねぇガメラさん…私とこのあなぐらで暮らす気はない?」
「な、何故…何を言って…」

「簡単な話。私は貴女を愛してるの。そりゃあ前の世界で私から綾奈を引き剥がした時は憎くて憎くて堪らなかったけど、憎悪する度に何時の間にか愛おしく思えてきちゃったのよ。それに貴女も、長いこと発情されっぱなしで二度と普通の生活には戻れないはずよ?私なら貴女の全てを受け入れてあげられるわ」

突然の告白と事実にガメラは動揺を隠しきれず、絶句するしかなかった。
現にこうして会話しているだけでも粘液の効果で胸がドキドキと高鳴ると同時にがら空きの秘所からは白濁と愛液が止め処無く溢れ続け、後孔すらも淫靡に濡らしている。
しかし此処で受け入れてしまえば、自分は守護神としてのプライドを捨てる上に妹のトトに会えなくなる。

「だ、黙れ…誰がお前なんかと……!そんな言葉だけで私が靡くと思うなっ」
「ふぅん……やっぱりそう言うと思ったわ。だけど、貴女の目線はどうして私のモノに釘付けなままなのかしらね?本当はもう挿入て欲しくて我慢出来ないんでしょう?」
「っ!?」

言われてから初めて気づいた。確かにガメラの視線はイリスの男根に注がれたままであり、そこから目が離せないでいる。それだけではない。先程まで散々弄ばれた乳房も、汚しに汚された両孔ですらも、全てが性器の如く感じてしまっている。これではまるで本当に自分が淫乱になってしまったようだ。
だが一度自覚してしまうと身体の火照りは更に強まり、子宮は子種を求めて切なげに収縮を繰り返す。そしてイリスの言葉通り、膣内はひくひくと震えながら新たな刺激を求めていた。

「ほら、貴女も私の事が欲しいんじゃない? だからもっと正直になって、一緒に気持ち良くなって……二人でずっと幸せに暮らしましょうよ」

誘いの最中に触手の拘束が解かれ、ガメラの四肢が自由になる。が、今の彼女に反抗は疎か逃げる力など残っておらず、本能に突き動かされるまま震える手でイリスの陽根を手に取ると、少し躊躇いがちに口づけをした。
駄目だ。このまま咥え込んでしまえばトトの元に戻れなくなる。しかし身体は意思に反して残酷にも雌の本能に忠実だった。
触手同様に先程まで自分を満足させてくれたソレを求めずにはいられず、ちゅ、と唇を触れさせると舌を伸ばし、裏筋に沿って這い始める。

―――あぁ…ダメなのに……嫌なのに……。

嫌悪感より先に生臭さと苦味が味覚をつくと忽ち愛おしさと渇望感が脳天を突き抜ける。
もっと邪神を感じたい。何度気絶しても時間を忘れてイリスと交わっていたい。今までの触手責めとは違い自分の意志でモノを奉仕をしているので、その悦びも一入だろう。

「んむっ…じゅぷっ♥ はぁっ、イリ、スぅ……♥今まで…ン、すまなかっ……ちゅぱっ、ぢゅぶぅ…んぅうっ」

赦しを乞いつつ労る様に亀頭を優しく吸い上げ、唾液塗れにした竿部分に指を添えて扱き上げると、モノ全体が嬉々として痙攣を起こし、大量のカウパー液を吐き出していく。それをガメラは一切拒絶する事なく喉を鳴らして飲み干し、愛おし気に舐め取っていく。

―――これがイリスのおちんぽ…凄い、美味しい……♥

何故今まで邪神と交わる事を拒んでいたのだろうか。嚥下すればする程愛おしさと身体の感度が異常なまでに高まり、一層舌が淫らに絡み付いた。その弾みで時に鋒が喉奥を少し掠めただけでも軽い絶頂感を覚える。しかし一方でイリスは長らくの念願が叶った興奮に余裕がないのか、ガメラに負けず劣らずの艶めかしい嬌声を上げつつ荒々しく呼吸を繰り返していた。

「はぁっ…あぁん♥ ガメラさんってば、ちょっと張り切り過ぎよぉっ……んんっ♥ そ、そこよ、そうやって強く吸って…あぅうっ♥♥」

腰がびくりと仰け反り、思わずガメラの頭部を股座に押し付けつつもイリスは尚も甘い喘ぎを上げる。それに応えるかのようにガメラもまた、自らの指先をイリスの白い臀部に這わせて軽く愛撫し、同時に肉幹へとしゃぶりついて奉仕する。

「んぐ…お゙ごっ……!うぐぅうっ♥」

ぐぽ、じゅぽ、と音を立てながら口腔内で剛直が暴れ回る。時々歯が当たろうが構わず乱暴に押し込められ苦しさに顔を歪めるが、それも一瞬の事。直ぐに表情は恍惚に包まれると愛おしげに雁首を喉奥で包囲し、同時に硬く張った幹すらも舌先や唇で隅々まで愛でた途端、イリスの甲高い悲鳴をバックにガメラの咥内で灼熱の飛沫が爆ぜた。

「んあぁああぁっ!♥い、良いっ!ガメラさん、また射精ちゃうっ!あはっ…貴女のお口で、っ全部飲み干してぇえええっ!♥♥♥」
「んぶっ……〜〜〜っ!!?」

ドクドクと、口内に熱い液体が満たされる感覚と同時に、ガメラの全身が焼けるような快楽が走り抜ける。既に何度目かも分からないアクメの中、奔流に餌付きつつイリスの陽根にむしゃぶりつけば脳内を蕩かすような幸福感と共に、恍惚にヒクつく雌蕊から新たな淫蜜を溢れさせた。
欲しい。気持ち良くなりたい。骨の髄までイリスに愛でられてイキ狂いたい。もう、何も考えたくない。妹の事は、今はどうでもいい。
だから――
これからも、もっと犯して。

 

 

朦朧とした意識の中で、女体の柔肌特有の温もりを感じてガメラは目を覚した。ぼんやりとする頭で、一体何があったのだろうかと思い出そうとすると、ふと耳元から聞き慣れた、それでいてどこか艶のある女の声が聞こえてきた。

「ふふっ、やっと目が覚めたのね。寝息まで立てて…まるで子犬みたいだったわよ?」
「…イリス……? お前、何を……はっ」

そこでようやく、ガメラは乳飲み子宛らにイリスに抱かれたまま眠っていた事に気付いた。
体に残った狂おしいまでの性欲は微かに燻ってはいるものの、一旦鎮まってしまうと何だか寂しくなり、更に密着しようとイリスの細脚に自らの脚を絡ませていく。

「あらあら、堅物だった貴女が随分甘えん坊になったじゃない。でもそんな貴女の事も好きになれそうだわ。穏やかで可愛い顔を見せてくれるんだもの」

裏表無く嬉しそうに笑う声にガメラは少し恥ずかしそうに視線を逸らすが、イリスの柔らかくもハリのある小ぶりな胸に頬を擦り寄せ、時に芳香を嗅いだりと彼女の身体の至る所に触れ、愛おしい邪神の存在を感じてゆく。
そして不意に違和感を感じてイリスの股座に手を添えると、意識を闇に落とす前に自分を悦楽の海へ誘ったあの逞しい男根は跡形もなく消え去っており、女性特有の柔らかさを帯びた恥丘があるだけだった。

「無くなっている…どうして?」

不思議に思い、思わず疑問を口に出すとイリスは小さく笑みを浮かべながらガメラと視線を合わせる。

「ごめんなさいね、アレは私が心の底から“大好き”と思った相手だけにしか生やさないようにしてるのよ。私だって女だもの。愛する人と結ばれる悦びは何にも変え難いし、好きな相手にこそ快楽を与えてあげたいって思うのよ。勿論、逆もあるけどね」

優しく諭すように言うとイリスはガメラの頭を優しく撫でる。その手付きが余りに心地好くて、彼女はされるがままにイリスの掌を受け入れていた。

「また…お前のそれで思う存分交合れたら良いな」

ぽつり、とガメラが呟く。伏せた瞳には気恥ずかしさが窺えたが、イリスはそれを見ても優しく微笑みかけるだけでそれ以上は何も言わなかった。代わりにそっと、彼女の額に口づけをしてから抱き寄せる。

「大丈夫よ、ひと仕事終えたら直ぐにでもしてあげられるわ。その時まで我慢出来るでしょう?それまでは……私の体内で“お留守番”しててね」
「………ああ。早く終わらせてきてくれ」

何かを察したガメラがそう答えた途端、「愛してる」と小声で付け足されると、イリスの腹部が眩い光を湛えながら開いた。そこから生えてきた数本の触手が彼女の体を捉えていき、そのまま相手の体内へと引き込んでいく。
それはほんの数秒の事で痛みも感じない内にガメラの全身が収まってしまい、残されたのは全裸のまま横たわるイリスのみだ。

「私も愛してるわ。さて……ほんの少しの辛抱よガメラさん。邪魔者を排除するまで、暫く待っていてちょうだい」

愛おしい相手を邪魔者の餌代わりにするのは気が引けたが、此処を嗅ぎ付けたという事は自らの気配を察せるような実力者ーーそれもトトに頼まれてガメラの救出に来た者だろう。今までの柔和な表情から一変、元の姿宛らの無機質な無表情になりつつイリスは一糸纏わぬ姿のまま、あなぐらから出ていった――。