R-18小説

Libidemic(前編)

簡易照明だけが点いた仄暗い室内の中、寝台の近くで妖しく灯る青光の下で不規則に響く水音と荒い吐息だけが聞こえる。その光源は寝台の端に座ったレザーバックの股ぐらに顔を埋めたオオタチの長い舌から灯されており、それが絡みついている対象はレザーバックの男根―――至る所にコブが付いた異形の代物で、それを丹念に舐め回している。時折先端部分を吸い上げたり、舌先で鈴口をつついたりしながら恍惚とした表情で奉仕する様は

波打ち際の催眠淫戯 End

「んー? とうとう本気で俺らに抱かれたくなったかなぁ、ガメラちゃん?ならばおねだりしてみろよ。俺らにハッキリと判るようにな」意地の悪い笑みと共に放たれた言葉に一瞬思考が停止するも、すぐに脳裏に浮かんだ言葉を反芻してしまい再び顔が赤くなる。だがそれと同時に体の奥から湧き上がってきた熱が更に増し、催眠術で操り人形となった体は彼女の意識は途端に朦朧としていき、同時に尻尾まで左右に揺らしてしまっていた。ジ

波打ち際の催眠淫戯

「プライベートビーチへのご案内?」時刻は茜色の空の下、蜩の鳴き声がこだまする頃。ガメラが夕餉の支度をする中、息を弾ませながら買い物から帰ってきたトトに手渡された手紙にはそのような事が書かれていた。まさか怪しい案内ではないだろうか。ガメラが首を傾げる中、トトは興奮気味に話を続ける。「うん!買い物から帰ろうとしたら通りがかったバランさんから直接手紙を渡されてね。差出人不明だったからどうしようかと迷って

反魂淫落カウントダウン 後編

「んっ……ふ、ぁ……っ」場所は変わり、朽ちた教会の小さな個室。メカゴジラが部屋から姿を消してから、どれくらい時間が経っただろうか。あれからずっと、ゴジラは肩を覆っているケープ以外に何も身に着けていないままにベッドの上で横になっていた。しかし、ただ寝転んでいた訳ではない。「はっ、あ……あっ、あ、あ…!はぁっ……」ゴジラの息遣いは荒々しく、顔は耳に至るまで赤く上気していた。常に闘志に満ちている瞳は潤ん

反魂淫落カウントダウン 前編

満天の星と円い蒼月が照らす中頻りに鳴り響く漣の音が眠気を誘ったが、それを被りを振る事で何とか打ち消し、落ちつつある両瞼を無理やりにでも開けた。もうすぐ孵化の時を迎えようとする大きな卵。古来からの宿敵・偽りの王と牙を交え打ち破った時、モスラがとある孤島で産み落とした“遺産”は、既にこの世に生を受けてから数カ月が経過していた。この卵の中に居る彼女は何度も孵化する事での輪廻を繰り返す中、遠い昔から自分を

おまけ・ふたりの泡沫劣情妄想

※時間はエピローグより少し遡り、もしギドラの唐突な介入がなくナ・キカかラドンのどちらかが淫魔ビキニ姿のゴジラと睦み合った場合のIf妄想小話。ナ・キカの場合 ラドンの場合深みを泳ぐ者は淫魔の夢を見るか?王よ、私を卑劣な人間達の罠から助けた時から貴男を好きになってしまったのです。え?他の皆は集まっていないのかって? そんな事はどうでもいいじゃないですか。それに王だって、わざわざ恥ずかしいのを我慢して私

エピローグ

場所は変わって何処かの人知れぬ小さな孤島。そこでは満点に輝く星の下、ぱちぱちと音を立てて燃える小さな焚火を囲んで2人の男女が何やら話し合っていた。「ねぇ、いい加減機嫌直したら?」「…………」「もう、仕方ないんだから。いくらなんでもそんなに拗ねなくてもいいじゃない」「…………」男の方―――ラドンは目の前で、涙目になってむくれている女性―――ナ・キカに突然「ちょっと付き合うのです」と言われ、彼女に導か

悪者怪獣たちの凶悪搾精!(ゴジラ編)

「よう、目は覚めたか? 怪獣王さんよ」腕が、背びれがジクジクと痛い。先程ドリルと鎌で徹底的に斬られたせいだ。仰向けに倒れた自分に掛けられた忌まわしきサイボーグ怪獣の声と、下腹部にまとわりつく甘い違和感に目を覚ました。視線を下に向ければ、そこに居たのは2体の大型怪獣。どちらも自分の敵であり、友を無残にも破壊した仇でもある存在だ。その片方ーーそれも自らの宿敵・ギドラ族の同族であるそいつが自分の下腹部に

偽りの王のキケンな悪魔祓い

「それで…どういうつもりで儂にこんなものを献上すると言うのかね? ラドン」「や、やーねぇ、最近暑くなってきたし所謂クールビズって奴ですよ陛下。そのケープを羽織ったままならバレないと思いますわ」他タイタンが無駄な争いをしないか見張るべく自らの支配地を散策していた所、突然上空からラドンが自分を呼びつつ飛来し、挨拶に混じって必要以上に媚び諂うような言葉をかけに来たのかと思いきや、唐突に差し出された「それ

悪者怪獣たちの凶悪搾精!(JJ編)

ジェットジャガーは今にも絶望的な状況に陥っていた。というのも、核実験の報復として寄越したシートピア海底王国からの尖兵、メガロから地球を守るべく良心回路が奇跡を起こした結果巨大化し、奮戦の末にそいつを劣勢に追い詰めることができた。これで鎮圧できる……と思った矢先、突如としてメガロの救援として上空から現れたもう一匹の怪獣・ガイガンに背後から不意打ちを喰らい仰向けに昏倒し、今や彼らの玩具となろうとしてい