奇子とクリームソーダとちゃんちゃんこと…

赤が印象的

鬼太郎はアニメ漫画多少嗜んだ程度、墓場鬼太郎は原作読んだ程度の知識だったけど、楽しめました。また、当日映画館向かっている途中にWALKMANと繋いだBluetoothスピーカーから「狂骨の鳴り」(DIR EN GREYのSE楽曲)が流れてきたんだけど、偶然…?

はい、16日に観に行ってきました「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」!巷では鬱展開とかPG12を超えるほどエグイ云々が語られていたので、「もしかしてレクイエム・フォー・ドリームとか、ベルセルクの蝕並に後味の悪い展開があるの?」と身構えてましたが、実際見てみたところ辛くて暗い展開がめいっぱいながらもオチは唯一希望のある終わり方でした。特に目玉おやじもといゲゲ郎(仮名)が岩さんと再会するシーンは不覚にもウルッと来てしまいました。ラストの「僕此処にいたよ!」もなかなか涙腺に来ます。最初は疑心暗鬼たっぷりだったけれど、後々友情が深まっていく水木とのバディっぷりも良い。
そしてアニメーションがめっちゃ動く!キャストも豪華声優陣で文句なし。因みに声優つながりで水木と龍賀克典が会話しているシーンで「バイオハザード7」を連想してしまったり( ˘ω˘ )

一通り見た感想。水木の半生がゴジラ-1.0の敷島を思い出すのと、龍賀一族の因習云々は「奇子」と「滅やばたにえん」が思い浮かびました。明かされるとどうせそんな事だろうなーと薄々察していたけど、いざ言葉に出されると精神的ダメージが強い。「哭倉村」も謎の咆哮&穴倉のダブルミーニングと思うと、納得。大半が腹立つ登場人物らの中にこっそり混じるねずみ男の存在は癒しでした。中盤から「人間はおっかない」との事でさっと消えていたけど、確かに最後まであの村にいたら終盤の無差別惨状で大変な事になってただろうな。正に非道な方法で栄えた末に因果応報が積み重なり、「そして誰もいなくなった」。

社会人になって以来全くアニメ映画とはご無沙汰でしたが、良い作品でした(鑑賞後の後味は大変重かったけど)。ゴジラ以外にも刺さりそうな作品があれば時間が許す限り、進んで鑑賞したいと思います。

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