昭和キングギドラ×平成ギドラ後編 End 「本当に、ギドラは此処から姿を消したのか?」「えぇ、間違いなく痕跡があります。」朝から捜査班がくまなくギドラの部屋を探索していた。というのも、真夜中カイザーが突然弟の気配がなくなった事を感じて、彼の自室を見ると案の定そこは蛻の殻、故に昨夜から大捜索が始まっていたのだった。すると、「……おや?」カイザーが何かに気付いたかの様に浴室に足を踏み入れた。そこだけは湿っぽく、更に少しながら不気味な静寂が漂っ ギドラ短編
昭和キングギドラ×平成ギドラ後編 ギドラ陵辱から数日が経った。あれからガイガンはメガロに惚れてしまい、挙げ句にはギドラは犯されて以降、体が元に戻らなくなった。しかし、女体になったからといって彼にとっては大した支障はなかった。敢えて言うなら、胸の膨らみは余り目立たず、そしてかの自身がなくなった事だろうか。同時に、心にぽっかりと心に穴が開いた様で時折虚無感を覚える様になった。そんな中、龍鬼によって植え付けられた実体のない“種”も、次第 ギドラ短編
昭和キングギドラ×平成ギドラ前編 龍鬼────忘れたくても忘れられない男の名前であると同時に、ギドラとカイザーの父親だ。初めから彼は死して尚も「鬼」と言われるような人柄ではなく、厳しい中にも同族と家族を思いやる人格者だったが、とある出来事が彼を変えてしまった。双子が生まれたのだ。一人は一族でも奇跡的な確率で誕生するカイザー種、もう一人は何ら変哲もないキング種を産み落としたが、その時元から体が弱かった為か、彼女は数日のうちに死んだ。 ギドラ短編