デスギドラ×新モスラ

Formicophilia 終

セラフィの手を縛っていた包帯を一旦外し、デスギドラはその場で軽く身支度すると、未だに快楽の余韻で息を荒げつつ小刻みに肉体を痙攣させている彼女を一瞥する。あれだけ欲情でひどく火照っていた体が妙に冷える。寒さもさながら、やはり“あの時”の一言が仇になったせいだろう。「何がミニラ君だよ、肝心な所で萎えさせやがって……」セラフィの胎内を思う存分犯し、最終的には獣慾をぶちまけたはいいが、それでも気分は未だに

Formicophilia 2

(こんなに、酷い目に遭わされてるのに……負けない。こんな奴の思い通りになんて、なりたくない)「っ……そんなの、言えないよ」「…………はぁ」期待なんて殆どしていなかったが、つくづくつまらない答えだ。ただ、命令に従わないセラフィの態度はデスギドラの征服欲を大いに刺激するものだ。少し調教してやった方が良いだろう……そう思い立ったデスギドラは両肩の龍に合図すると、敢えてがら空きにさせていた彼女の両脚に軽く

Formicophilia

それはほんの少しだけ生んだ油断が引き金だった。眼前の“宇宙超魔獣”は私にとって大事な“家族”をかすめ取り、動揺させた隙に容赦ない猛攻を仕掛けた。攻撃を弾く間もなく、まるで煉獄の中に放り込まれたかの様な熱さ……情けない事に、私は断末魔にも似た叫び声を上げてしまった。人質を取られたことにより、まともに反撃すらできないそんな私を見て、陽炎の中佇む影は深紅の瞳をギラつかせながら薄ら笑いを浮かべている。彼に