波打ち際の催眠淫戯 End

「んー? とうとう本気で俺らに抱かれたくなったかなぁ、ガメラちゃん?ならばおねだりしてみろよ。俺らにハッキリと判るようにな」

意地の悪い笑みと共に放たれた言葉に一瞬思考が停止するも、すぐに脳裏に浮かんだ言葉を反芻してしまい再び顔が赤くなる。だがそれと同時に体の奥から湧き上がってきた熱が更に増し、催眠術で操り人形となった体は彼女の意識は途端に朦朧としていき、同時に尻尾まで左右に揺らしてしまっていた。
ジグラの嘲笑が心地好い。
バイラスの低音ボイスが愛おしい。
欲しい。この肉欲に満ちた二つの剛棒を早く自らの胎内に納めたい。そうすることでトトに危害が及ばないのなら……答えはたった一つだ。

「わ、私は淫乱…っな守護神です…ど、どうかお二人のおちんぽで…私をめいっぱい辱めて下さいっ……!」
(駄目だ、言いたくもないのに、声を抑えきれない……っ!)

一度口をついて出た言葉は留まる事を知らず更なる快感を求めようと、深緑の瞳を潤ませ浅ましく腰をくねらせながら懇願の言葉を並べ立てるガメラの姿は、完全に発情したメスそのものだった。
普段の彼女を知る者が今の姿を見たらどう思うだろうか?いや、それ以前に自分自身ですら想像出来なかっただろう。
けれどもその様な思考さえも突如バイラスの触手がガメラの両手を拘束したことで遮られた。その場で無理やり立たせ、余った触手の先端が愛液でぐしょ濡れの雌蕊を擦り上げるとそれだけでガメラの腰はガクガクと震え出し、甘い嬌声が自然と漏れる。

「あぁっ♥ あふぅう…バイラス、様ぁ…そ、そこは駄目ぇ……」
「何が駄目なんだ?此処はこんなにも喜んでいるじゃないか」
「んひぅっ!?あっ、あひぃいいぃっ!!」

あっという間にボトムスを無理やり脱がされたかと思うと、ぐりっと陰核を押し潰され、電撃にも似た刺激が全身を駆け巡る。同時に、触れられていない方の膣口からは大量の白濁した粘液が溢れ出し、太腿を伝う。
正に準備万端。このまま虐めているのも構わないが、ここは堕ちた守護神のお願いを聞いてあげねば。
二人は顔を見合わせてニヤリとほくそ笑むと、バイラスが触手を引っ込めてその場から少し引いたのを皮切りにジグラは砂浜へ仰向けに寝そべり、ガメラを手招く。

「さあ来いよ。お前が上になるんだよ、ガメラちゃん」
「っ、はいぃ……♥」

逆らう言葉より先に肯定が出てしまい、体が勝手に動く。
言われるままにガメラはゆっくりとジグラに跨ると、拒否感に震えながら彼の腹の上に座り、片手で男根を支えながら、もう片方の手で自分の花弁を開くとジグラの男根の先端に狙いを定めて、心中で込み上げる嫌悪感を振り払いつつ少しずつ腰を落としていく。
ぐぷん、と花弁が亀頭を飲み込み、次に竿部分まで呑み込んでいく。その間ずっと、彼女は目を固く瞑っていた。体の自由を奪われても尚、せめてもの抵抗として。

「ん……はぅ……」

こんなもの、受け入れたくもないのに。しかし催眠術で操られた肉体は言う事を聞かず、ジグラ自身をぐぷぐぷと飲み込んでいく。だがそれでも何とか耐えようと歯を食い縛るが、亀頭部分が子宮へ微かに触れた瞬間、ガメラは突如自らの意思に反して腰を振り始めた。

「んぁあああっ! これぇ、ずっと待ってたのぉおっ♥おちんぽっ、おちんぽしゅごいぃっ!」
(なっ!? 何故だ…どうして私の躰がこんな事をする……っ!!)
「のっけから何やってんだか…俺の合図も無く勝手に動くとか、そんなに飢えてたって訳か?」
「い、言わないでぇっ♥ 気持ち良すぎてっ、止まらなっ……あはぁあっ♥♥」

甲高い嬌声を上げ、更に激しく腰を振るガメラの姿は最早普段の彼女を知る者が見れば別人かと錯覚してしまう程であった。しかも今彼女が行っているのは所謂騎乗位と呼ばれる体位で男根を膣全体で締め付け、時に上下に動かしてより強い快感を得ようと躍起になっているのである。
結合部分からぱんっ、ぱんと音を立てつつ快楽を貪り続けるガメラに苦笑しつつ、ジグラは彼女の頬に手をやると、漸く自分達の手中に堕ちてくれたご褒美も兼ねて輪郭を優しくつっと撫でた。

「そんなに焦るなって。それよりガメラちゃん、この海のように美しい俺と思う存分交尾出来てるんだぜ?もっと嬉しそうな顔しろよな」
「は、はい……♥」

蕩けた表情のまま返事をすると、ガメラは無意識のうちに少しペースを緩めた途端、ジグラに覆い被さる形で舌を絡ませ合い、唾液を交換し合う。
こんな事、嫌なはずなのに舌が触れる度に脳内が蕩け、焼け焦げる。卑劣な侵略者に思うようにされてしまう。なのに本能は更なる結合を望み、相手のされるがままに弄ばれる。悪態の代わりに告白混じりの嬌声が漏れた。

「ふぁ…ちゅぷ……れろぉ…♥ジグラさまぁ…しゅき…だいすきですぅ……♥」
「ああ…俺も好きだぜ、ガメラ…っ!」

本当はそんな事微塵も思ってないけどな、淫乱な操り人形が。
心の中で偽りの告白を交え嘲りながら、ジグラはガメラの蜜壷の奥深くまで怒張した肉棒を突き入れる。瞬間、子宮口にまで男根が届き、先程ジグラと濃厚な接吻をしていたガメラの唇から悲鳴じみた喘ぎ声が上がった。

「んぅ゛っ、ぷはっ、ひぎぃっ!? ジグラ様ぁ…ジグラしゃまぁ! もっとぉ♥♥」
「ハハッ…いいねぇ、可愛げのなかったアンタがすっかり牝の顔になってんじゃねぇか。前の世界で俺らを散々玩具にして殺った事、反省する気になったか?」
「はいぃ!お二方にお仕置きされて、私は身の程知らずの淫乱な牝亀だって思い知らされましたぁ♥♥だからもっともっと、私を滅茶苦茶に犯してくださいぃ!♥」

淫猥な言葉を口走りつつジグラに跨ったまま、彼女は上半身を強く結合させ、豊満な乳房を彼の胸板に押し付けたまま夢中で上下運動を繰り返す。その姿はもはやあの誇り高き守護神のものではなく、ただの一匹の牝だった。
止めたい。なのに躰は強い催眠効果でジグラの好きなように操られ、代わりに屹立した男根を満遍なくトロトロの膣内で奉仕するかの如く上下に扱き上げる。その度に結合部から愛液が飛び散り、互いの下腹部を濡らしていった。

―――こんな屈辱的な行為を強いられているというのに……!

悔しい筈なのに、気持ちいいと思ってしまう自分がいる事が何よりも屈辱的だった。けれどそんな感情とは裏腹に体はひたすらに目の前の相手の精を搾り取るかの如く蠢いてしまう。

「ふっ、そうだよなぁ…自分が身の程知らずの淫乱だと判ってくれてるなら手間が省けるよ。でも、他にやる事あるだろ?」

語尾の部分で、ジグラは後ろで待機しているバイラスに見せつけるようにガメラの尻を割広げた。唐突に下された攻撃と羞恥に思わず彼女の体がビクッと震えると同時、自暴自棄の様な上下運動がぴたりと止まる。

「ひうっ!?や、やめてぇ!見せないで下さいジグラ様ぁ!」
「何言ってんだよ…自分がどんな立場か理解したなら、バイラスもココで受け入れなくちゃおかしいよなぁ? こんなにヒクつかせておいて、今更拒めると思ってるのか?」

問い掛けの最中にもジグラの指先は意地悪に顕になった後孔の縁を指先で何度もなぞり、時に窄まった皺を愛でるように優しく撫で回す。なかなか穴に入れない動作のじれったさとゾワリとした感覚に、無意識にガメラの背筋が反り返った。

「いやぁあ…触らないでぇ……♥ お尻っ、恥ずかしいのぉ……♥」
「別に拒むのは勝手だけどさ、いい加減素直にならないとまた腹に奴のでっかいモリがぶっ刺さる羽目になるぜ。アンタの妹ですら気に入ったこの綺麗なビーチを、緑色の血で染めたくないだろ?」

猟奇的な例えを交えた問いかけを耳元で囁かれると子宮がきゅん♥と反応し、それだけでもう何も考えられなくなる。同時にジグラの手が臀部を撫で回し、その感触だけで甘い声が漏れてしまう。
膣内だけでも十分苦痛なのにましてや肛門まで犯すつもりなのか。だがそれ以上に、眼前の快楽に屈服しかけている自分自身がいる事に愕然とすると同時に、かつての敵に犯され悦楽を求めてしまう背徳感が背筋を駆け抜け脳髄にまで届く快楽へと変貌していくのを感じた。
もう、どうにでもなれ。拒んだ結果殺されてしまう位ならいっそ身を任せてしまおう。
催眠術と快楽に支配された頭で唇を嚙む代わりにひとつ目を瞑り、ガメラは自分から後ろに手を回すと、ジグラに便乗する形で自分も思い切り尻たぶを掴み、宛ら後方で待機中のバイラスを誘うかの如く左右にぐいっと割り開く。

「お、お願いします!私のお尻、バイラス様のモノで掻き回して、滅茶苦茶にしてください……!」
「ほぅ…漸く私を受け入れる気になったか、ガメラ。この小さな穴に挿入るのは少々酷だが、ギャオス族とすら関係を持ったお前には容易い事だろうな」
「そ、そんな言い方しないでぇ……あんっ♥」

屈辱的な言葉責めで涙目になりつつも、後孔の縁を男根の先端でなぞられ、反射的に甘い声が出る。バイラスはその様子を見てほくそ笑むと自らの触手を伸ばし、内二本は彼女の両腕に巻き付き、余った左右の触手はその先端で器用にも彼女の胸の突起物を擦り上げた。

「ふあっ……!そ、そこは駄目っ…きゃうぅっ!?」

拒絶の言葉を吐こうとした瞬間、一気に二本の触手に付いた吸盤が胸を吸い上げ、捏ね繰り回し、吸い付く様に乳首を刺激する。その度に電流にも似た刺激が全身を巡り、更に膣内に埋まったジグラの男根をきゅん♥と締め付けてしまう。

「っうぁあっ!!?あひっ、あひぃいっ♥♥ おっぱい、吸われてるぅっ! そんなにいじめないでぇえっ♥♥」
「やれやれ、軽く吸っただけなのにそんな可愛い声を上げるとは…それならもう遠慮はいらないな…!」
「ひっ……待っ―――~~ッッッ!!?♥♥」

直後、ガメラの後孔に滑った感触が這いずったかと思うと容赦なくバイラスの肉槍が押し入り、体内を犯す異物感に声にならない悲鳴が漏れる。しかもバイラスの触腕に絡みつかれた両腕は後ろ側へ引っ張られる形となり、より強く体を密着させられてしまう。前戯など一切なしの不意打ちに悲鳴を上げかけたが、予め多めの潤滑剤が塗られてあるのか痛みは無く、寧ろ腸壁を掻き分けながら侵入してくる感覚が心地良く、次第に意識が混濁していく。

「どうだ?痛いか?苦しいか?正直に言えば止めてやってもいいぞ」
「う、嘘っ……♥ い、痛くない、れすっ♥ もっと、もっと奥まで突いてくださぁいっ♥」
「…気に入ってくれたようだな、ガメラ。早々からこんなに締め付けてきて…さぁ、もっと深くまで味わうといい……」
「んひぃ゛いっ♥」

ガメラの反応に満足したバイラスが前へ腰を動かすと、奥へ推し進める度に快楽に酔いしれるような甘い痺れがガメラの脳髄まで響き、自然とその口から艶やかな喘ぎが漏れた。そんな中でも熱く脈打っている腸壁と膣内は、各所にずっぽり収まった二本の男根の血管や裏筋の感触すらも敏感に感じ取り、ガメラに更なる興奮を促す。
催眠状態とはいえ、宛ら全身が性器にでもなったかのような錯覚を覚えてしまう。しかし呆然とするより先に、膣道の奥を穿たれたかと思うとそのまま後孔にもピストン運動を開始され、同時に両胸の膨らみも吸盤触手による愛撫で揉みくちゃにされる度躰が跳ね上がる。

「あ゙ぁあっ! ひぐぅっ!?♥ あはっ♥ しゅごいぃいい!♥っ気持ち良すぎるのぉぉっ♥♥!」
「ははっ、二穴責めすっかり気に入ったみたいで何よりだぜ。ちょっと俺らもキツいけど」
「しかし、こうなるとすっかり快楽の虜囚だな。まぁ、仮にも守護神ガメラともなれば…ここまで攻めないと終わった後何をしてくるか判らんからな」

前の世界で成すすべもなくガメラに蹂躙され、或いは焼き尽くされた分、今度はこちらがこの淫乱な守護神を淫欲の焔で徹底的に屈服させてやる。心中でほくそ笑みつつ改めて決意した二人は再び容赦なく肉の楔を繰り返し穿ち、ガメラを狂わせていく。

「あひぃっ!? ♥ は…はげしっ、激しすぎるぅぅっ!♥」
「激しくされるのが好きなんだろう?ほぅら、もっと突いてやるぞ……!」
「う、嘘ですっ、好きじゃ、ないの…もう許してくださ……あああんっ!♥」

ガメラの拒否などどこ吹く風、二人は変わらず前後から交互に腰を打ち付け、彼女の中を抉っていく。そのたびに結合部からはどちゅどちゅと淫猥な水音が響き渡り、いつの間にか触手から解放されたガメラの豊満な乳房がぷるん、ぷるんと激しく揺れ動く。が、そこをジグラの手が思い切り掴むと自在に揉みしだき、更にガメラを鳴かせたくて乳首を強く摘まんだりとやりたい放題だ。
一方、バイラスの方もガメラの腸壁を隅々まで味わうかのようにゆっくりとしたストロークで責め立て、時に亀頭のカリで天井に軽く触れてやると、忽ち彼女の口からは呂律の回らない喘ぎが漏れた。

「あ゛ぁあっ!♥は、はへぇ゛…っ♥♥こんなの、っしん、らぅう゛♥♥も、死んじゃうよぉ゛っ♥♥ 」
「気持ち良すぎて死ぬとは……前の世界の我々と比べて随分と幸せな死に方ではないか。ならば、このまま私達の手で殺してやってもいいのだぞ?」

バイラスが耳元で囁くとガメラの表情が恐怖に染まり、それを見たジグラが律動はそのままで愉快そうに笑い声を上げた。

「おいおい、マジで受け取るなって。大丈夫だって、何もかも気にならなくなるほどに狂わせてやるからよ」
「い、嫌…お願いします、もう許して……!」
「「駄目だな」」

バイラスとジグラは同時に言い放つと、二人の男根が一気に根元まで挿入され、バイラスの先端は結腸を、ジグラの方は子宮口を押し上げるように突き上げられる。直後、腰が砕けてしまうような凄まじい衝撃にガメラの視界に火花が爆ぜ、体液と汗だらけの女体が淫らに痙攣した。

「〜ッんはぁ゛あぁぁっ、や、やめでぇ!い゛、イグゥ、イっぐぅうぅ〜〜っ♥♥♥!!」

緑色の髪を振り乱し、体中で歓喜を表現しながら絶頂を迎えた。
2つの結合箇所は焼ける様な熱を孕みながら何度も収縮し、バイラスとジグラの剛直から精液を一滴残らず搾り取ろうとする。だが、彼らは射精感をぐっと堪え、最後の仕上げとばかりに再び抽挿を開始した。

「や、やだぁ、もうやめてぇ!! これ以上、イッたら変になるぅぅ……♥」

涙ながらに懇願するガメラだったが、彼らの動きが止まる事はない。
それどころか、更なる追い討ちをかけるようにジグラ達は果てるどころか一層興奮した様子で、休む間もなく再び抽挿が開始される。
既に幾度となく絶頂に達している為かガメラの秘部からは大量の愛液が溢れ出し、バイラスの肉棒に埋め込まれた排泄器官もすっかり緩みきり、まるで別の生き物のように蠢き続けていた。そこに二本の剛直を咥え込まされるという行為によって、本来異物を受け入れるべきではない筈の場所はすっかり解れ、今では互いの雄棒を受け入れても尚、悦んでそれを頬張り続けている。

「おごっ♥♥ぐ、う゛ぅっ♥♥お、おぢんぽ、また奥にきてりゅう゛ううっ!♥♥♥」
「まだまだ終わらせるつもりはねぇぞ。アンタだけ気持ち良くなってちゃ、お仕置きの意味がないからな…!」
「嫌ああぁぁぁっ♥♥ だめぇ、もう無理ぃい!これ以上イカせられたら、おかしくなっちゃいますからぁっ!!♥♥♥」
「そうは言ってもぎゅんぎゅん締め付けてくるぜ? 本当はこういうのがお好みなんだろう、が!」
「おほお゙おぉぉおぉっ!!!♥♥♥♥♥」

語尾の部分でごりゅっと子宮を突き上げられたかと思えば、ドロドロの火照った膣内からは愛蜜や潮の入り混じった液体が止め処なく溢れ出し、ジグラの腰辺りを濡らす。
突き上げられた瞬間、どうやらガメラは淫靡な咆哮を上げつつ再び強烈なアクメに達したらしい。天を仰ぎながら背筋を大きく仰け反らせ、蕩けた笑顔を浮かべていた。

「あ゙ーっ♥ あ゙ーっ♥♥♥いひっ、いやあぁっ♥ ま、まっへぇ゛え、もうイってますう゛ぅっ!こんな、の…もう、耐えられにゃ……」

絶頂の最中でもジグラに胸を揉まれ膣内を突かれ、バイラスに後孔を貫かれながら三点責めを同時に受けてしまえば、最早正気など保てるはずもない。できる事は二人の侵略怪獣の男根を蜜壺できゅんきゅんと締め付け奉仕し、言葉の代わりに本能のまま蕩けた咆哮を上げるのみだった。

「あはぁっ♥ あ゛ひぃっ♥ あぁっ、あ゛ぁぁ゛ぁっ!!♥♥♥」

気絶する事すら許されない中で何度目かも分からない絶頂を迎えた直後、どちらかが呻き声を上げたと同時に二穴に埋まった男根がびくり、と震えた。どうやらジグラ達も果てが近いらしく、彼らもまた眉根に皺を寄せながら息遣いも露に喘いでいる。

「ガメラちゃん…っ、中に出すぜ?俺似の美しい子供孕ませてやるから、蕩けてないで子宮開いとけよ…!」
「っ…腸内でも孕めるように、しっかり注ぎ込んでやるぞ。光栄に思うんだなっ!」

ごちゅっ、と同時に奥へつき込まれた瞬間、子宮と結腸口の両方に大量の白濁液が各々の箇所へ叩きつけられるかのようにどぷどぷと流れ込み、熱い精汁が胎内を満たしていく。その感覚はまるで灼熱のマグマを流し込まれているようで、脳内を焼き尽くされるかの如く凄まじい快楽と共にガメラは体を波打たせながら、もう何度目かもわからない深い絶頂へと誘われた。

――嫌あぁぁ…熱いぃっ♥♥お腹の中ぁ、いっぱいになってぇ…っ!孕む…絶対に孕んでしまうぅ♥

「あ……あぁぁ…いっぱいぃ射精てますぅ…♥ ジグラ様とバイラス様のが私のナカにぃぃ…なんて、あったかいのぉ…♥♥♥」
「やれやれ……修行一筋で可愛げのなかったアンタが俺らに中出しされて悦ぶ淫乱になっちまって。普段の面影が全くねぇな? トトちゃんが見たら泣いちまうぜ」

トトの名前を出されて一瞬だけガメラの理性が戻ったが、言葉を紡ぐ前に散々絶頂を堪能させられた彼女の躰は力なくジグラの胸元に倒れ込んだ。時々達した余韻の痙攣で軽く跳ねるが、それ以外は完全に脱力しきっており、漏れる呼吸も浅い。
完全に堕ちたのを確信したバイラスとジグラが、ガメラの両孔に突き刺さったままの肉棒を引き抜く。直後、栓を失ったソコからどろりと濃厚な白濁液が流れ落ち、砂浜に奇妙な染みを作った。

「ふぅ……流石に俺らも疲れたぜ。だけど、一丁上がりってところだなバイラス」
「ああ、まさかこんなにあっさりと征服出来るとは思わなかったな。お前の催眠能力には感謝するぞ」

バイラスの言葉に鼻で笑いつつも、ジグラは気絶したままのガメラをゴロンと横に寝かせ、そのまま気だるげに体を起こした。

「感謝するには至らねぇよ。俺はコイツのスケベな本性をちょっと引き出してやっただけだぜ? 軽めにかけたつもりなのに思いのほか効いたみたいだしな。催眠状態とは言え、随分と乱れまくってくれたじゃねーか」

そう言って一瞥した先ではガメラが未だにヒクッ、ビクンと小さく身体を震わせており、時折甘えたような「んっ……んふぅう……♥」と声にならない喘ぎを漏らし、頬に涙の跡が残っているものの表情は完全に蕩け切っていた。

「それにしても、あのチビまだ起きてこねぇのか? あれだけ騒いでりゃ来るだろうに…」
「子供とはそんな物だ。少々遊び過ぎたんだろう」
「違いない。それじゃあ、そろそろトトちゃんを呼んでくるとするかね。姉がこんな有様だって知った時の顔が楽しみだぜ」

ジグラとバイラスが立ち上がり、小屋の中で熟睡中であろうトトを起こしに行こうとしたその時、突如視界に陽炎が揺らめいたと同時、体が浮くような衝撃と共に全身の皮膚が業火で焼かれるような感覚がしたと思うと、耳を劈くような爆発音が全身を襲い文字通り後方に吹っ飛ばされた。
何が起こったのか理解する前に、宛ら浜焼きの如く海鮮類が焼けたような香ばしい匂いがジグラ達の嗅覚を擽ったのが、お互いの意識を手放す前に味わった最期の感覚だった―――。

 

 

「んん………」

波が自分の肌を叩く感覚でガメラはゆっくりと瞼を開いた。視界に映るのは茜に染まった空と黄金色の雲、そして目の前に広がる薄橙色の海だった。

――何故波打ち際に?私は確か、ジグラとバイラスに犯され続けていた筈だが……。

疑問に思いつつ、ガメラは上半身を起こすと辺りを見回す。そこには誰もおらず、ただ波の音が絶え間なく響く砂浜と海辺が広がっているだけだった。そして波の間に時々何故か黒焦げになったジグラとバイラスが力なく浮いて流れてきた。勿論彼らは相当な痛手を負ったのか、ぷかぷかと浮いたままそこから一切動く気配はない。

「これは一体どういう事だ? それよりトト…!」

思い出せばあの小屋の中で寝かせたままだった。急いで戻ろうと立ち上がった瞬間、ふと自分は先程剥かれた筈の水着を着せられていたことに気づいた。
気絶するまで陵辱を受けていたのに誰かが元に戻してくれたのだろうか。疑問に思いつつガメラは重い体を動かして砂浜を駆け出そうとした瞬間足の間から注がれた白濁が二孔からつぅ…と垂れ、ガメラの太腿と足元を汚す。

「っ……!」

気持ち悪さに一瞬顔を歪めるも、今はトトの安否の方が大事だ。早足ながらも覚束ない足取りで小屋に向かい、入口を開けるなり叫んだ。

「トト!無事か!?」
「んん~……」

返事こそなかったが、代わりに聞こえたのは眠そうに目を擦る声だった。どうやら寝ていただけのようだ。だが、その姿を見た途端安堵の溜息と共に全身から力が抜けていくのを感じた。同時に安堵感からか涙がこみ上げてきて視界がぼやけてくる。それを悟られまいと必死に涙を堪えていると、彼女がぱちぱちと何度も瞬きをした後こちらを凝視する。

「お姉ちゃん……?どこ行ってたの?」
「そ、それはだな……泳いでいたら大波が来て水着が流されてしまってな…だからこうして……」
「ふーん、そうなんだ…でも寒くない?」
「えっ……?あっ、いやその…確かに冷えるな」

トトに言われて先程の必死さが抜けると同時初めて肌に寒さで鳥肌が立つ中、その様子を察したトトに大きめのタオルを手渡され、それで肩から下を覆うと漸く寒さも羞恥も落ち着いた。

「すまないな、みっともない姿を見せてしまった」
「いいよ。それにしても、さっき不思議な夢を見たんだ」
「夢?」
「うん。お父さんが“お姉さんは必ず救い出すから、トトはそこから動かないで”って言ってくれたの。何のことか訊こうとしたら居なくなってて…そのまま寝ちゃってたんだけど」
「……そうか」

自分達がイリスを含めたギャオス族らに成す術もなく襲われている時、何度も彼らが火柱を上げて吹っ飛んでしまう事態に出くわした時があったが、今回ジグラ達も同じ目に遭ったのも恐らく姿の見えない彼の力によるものだろう。
それを察した後ガメラは静かに微笑すると、トトの頭を優しく撫でた。

「もしお前の父に夢で逢う事があったら“ありがとう”と言ってくれないか?私からも礼を言いたいのだ」
「わかった!」

ガメラの頼みにトトが元気よく答えると、彼女は彼女の手を握る。

「では帰ろう、とその前に着替えなくてはな」
「そうだね。また来年も来れたらいいなぁ」
「ああ、だが今度は…誰の策略もない処で楽しみたいものだな」

もし今回のように差出人のない怪しげな招待状が来ても、その時は今度こそ邪魔者抜きで行きたいと願うガメラであった。

 


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