Libidemic(前編)

簡易照明だけが点いた仄暗い室内の中、寝台の近くで妖しく灯る青光の下で不規則に響く水音と荒い吐息だけが聞こえる。
その光源は寝台の端に座ったレザーバックの股ぐらに顔を埋めたオオタチの長い舌から灯されており、それが絡みついている対象はレザーバックの男根―――至る所にコブが付いた異形の代物で、それを丹念に舐め回している。
時折先端部分を吸い上げたり、舌先で鈴口をつついたりしながら恍惚とした表情で奉仕する様は、まるで屹立した男根しか見えていないかのようだ。
そんな妻の様子に気を良くしたレザーバックは、未だ奉仕に夢中な青藤色の髪を撫でつつ笑み混じりに囁く。

「早々からひどくむしゃぶりついてくるじゃねぇかオオタチ…そんなに待ちきれなかったのか?」
「んふぅ…♥ 当然じゃない、コタチが産まれてから…じゅるっ、ずっとご無沙汰だったのよ?んはぁ……そりゃもう、躰が疼いて疼いて仕方なかったわ」

言いつつ、今度はレザーバックの男根の先端部分に舌先から生えた触手を這わせ、滲み出ていた先走り汁を舐め取る。途端にそのまま再び亀頭部分を咥え込むと、一気に喉奥まで呑み込んだ。
ぐぷん、じゅぽっ、と獣が蜜を啜るような音を立てつつ、頭部を揺らして顔を前後に動かして口全体で扱き上げる。その表情には苦しさはなく、黄金色の瞳には「ココが良いの?」と言いたげな妖しい光が宿っていた。

「うぉっ!?おまっ、それヤバ……ッ!!」

急に強くなった刺激に耐えかねたのか、レザーバックは慌てて腰を引いて口から男根を引き抜こうとするが、そうはさせまいとオオタチはすかさず両腕を伸ばしてレザーバックの膝裏をホールドし、更に喉奥にまで深く咥え込み、根元までしっかりと吸い付く。
その状態で頭を激しく上下に動かすものだから、口内では舌が竿やカリ首、果ては裏筋にまで満遍なく絡みつき、同時に唇も強く締め付けてくるので、限界を迎えたレザーバックは堪らず、悪態混じりに果てを告げた。

「クソっ…射精すぞ!全部飲み干せオオタチ!」
「ん゙んっ……!♥」

どぷんっ、と勢い良く吐き出された白濁液は一滴残らずオオタチの口腔内に注ぎ込まれ、やがて収まり切らなくなった分が口の端から溢れ出す。
レザーバックもまた、コタチの育児に追われて夜の生活とはご無沙汰だった故に相当溜まっていたらしく、尿道から吐き出されたそれはやたらと粘ついている。
濃い精子がオオタチの咥内を満たし、喉を下っていく感覚に身を震わせながらも、彼女は目を閉じて喉を鳴らし、ごくんと嚥下していく。
そうして全ての精を飲み干したところでどろりと糸を引きつつ男根を引き抜くと、シアン色の唾液塗れになったそれは未だ萎えることなく、寧ろカイジュウブルーの毒性によって更に硬度を増しているようにすら見えた。

「ぷはっ…久々に飲んだけど、相変わらず量が多いのね」
「当然だ、かなり期間空いちまったけどまだまだ現役だぜ。で、これからどうして欲しいか判るよな?」

レザーバックの問いかけにオオタチはすっ…と男根に片手を這わせると、切ない吐息混じりで先程奉仕したソレを愛おしげに頬ずりする。

「お願い、もう我慢ができないの……しゃぶってる間にレザーの同調ドリフトが私の頭の中にずっと流れてきて…それだけでイッちゃいそうだったんだから…♥」

跪いたオオタチの太腿には、奉仕している間に洩らした愛液が大量に伝っており、充分発情しているのが丸判りである。
そんな様子だけあってこちらにも漂う雌の欲情した香りに、レザーバックの口角が上がる。

「すっかり出来上がってんなぁオイ…そんなワイフのお願いに応えて、ここはひとつ物理的に同調ドリフトしてやらねぇとな……!」

そう言って、レザーバックは彼女を寝台の上に手招くとそのまま覆い被さって口づけを交わす。
無意識に両手が重なり合う中、お互いの舌を絡ませ合いながら深い口付けを交わしていくうち、オオタチの躰に変化が現れ始めた。

(あぁ……やっぱり私、レザーの事大好き……♥)

初めて交合った時と変わらない情愛が同調ドリフトを交えてオオタチの脳内を掠めると全身が熱を帯び始め、特に下腹部からは強い疼きが生じる。そしてそれに呼応するかのように剥き出しの乳房の先端にある突起物もピンと勃ち上がり、触れて欲しそうに自己主張していた。
それを見たレザーバックは何かを思いついたのか笑うと、まずは右の胸を鷲掴みにして乱暴に揉みしだく。途端に電流のような快感が走り、思わず嬌声を上げてしまうオオタチだが、彼は構わずに胸への責めを続ける。

「あうっ!やっ、痛いってばぁ……!」
「嘘つけ、本当は慣れてるんだろ? 何時もコタチにミルク飲ませてる癖にさ」
「そ、それとこれとは別よぉ……ひゃあっ!?」

今度は左の胸が掴まれると同時に先端部分を吸われ、更に舌先で転がされてしまい、たまらず甲高い声を上げてしまった。
更に間髪入れずに右の胸も同様に責められ、オオタチの口からは絶えず甘い声が漏れ出る。

「嫌ぁっ…そんな事したって、母乳なんか出ないわよぉ……!」
「何言ってんだよ、ちゃんと出てるぜ? 一際甘ーいのがな♪」

両乳房を挟まれたかと思うと、忽ちぢゅうう…と両方の突起を強く吸われ、その刺激にビクンッと身体が跳ね上がる。かと思えば、掴まれたままの根本部分はマッサージでもするかの如くやわやわと揉みしだき、更なる母乳の噴出を促すべく緩やかな刺激を送り続ける。
そんな激しい攻めを受けてオオタチはもう堪らないといった様子でシーツを握りしめて耐えようとするものの、それでも身体は正直に反応してしまい、なす術もないままにレザーバックの愛撫を享受し続けるしかなかった。

「や、やめてぇ…もう許して……んむっ!?」

涙声で懇願するオオタチに対し、レザーバックは有無を言わさずに唇を重ねて言葉を封じる。最初は驚いて目を見開いていたが、やがて口内の中に溢れる母乳の味にうっとりと目を細め、自分から積極的に舌を絡めていった。
ああ、何時もこんなに白く甘い液体をコタチに飲ませているんだ。そう思った途端何故か無性に羨ましくなってしまい、もっと欲しいとせがむように彼の舌に吸い付く。そんな妻の姿に満足したのか、レザーバックは彼女の咥内を舌で蹂躙しつつ、空いた手をオオタチの下肢へと伸ばす。そこは既に洪水のように濡れており、軽く触れただけでぐちゅりといやらしい音を立てた。

「んん゙ぅっ!?そこダメっ、触らないでぇっ!」

咄嗟に脚を閉じようと力を込めるが、それを予想していたレザーバックによってTバック越しに牝の急所を何度も指先で擦られて力が入らなくなり、逆に愛撫を受け入れるかのように大きく脚を広げさせられてしまう。
その隙を狙ってレザーバックの指がTバックの隙間から入り込み、直接割れ目をぐちゃぐちゃと弄られ始めた瞬間、全身を駆け巡る快感に思考が蕩け出し、オオタチは思わず甘い声を漏らしてしまう。

「あっあぁ…やだぁ、音立てないでよぉ……!」
「おいおい、まだ触ってるだけだぞ? 夫のモノしゃぶったばかりか胸弄くられただけでもうこんなに濡らすとか……本当ドスケベな奴♥」
「うぅ~っ…!だって仕方ないじゃない、久々なんだもの…」
「ハッ、そうかい。なら…ずーっとご無沙汰だったお前の雌孔、思う存分可愛がってやるよ」

言うが早いかレザーバックは下着を思い切りズラすと捩じ込んだままの指の動きを速め、秘裂から溢れ出す愛液を掻き出しながらオオタチの弱点を探り当てるべく肉襞を擦り上げる。やがてナカの少し膨らんだしこりに触れると、その瞬間に今まで以上に激しく痙攣を起こし、同時に大きな嬌声が響いた。

「んぁあっ! そ、ソコだけはぁ……敏感すぎてどうにかなっちゃうぅ!♥」
「……へぇ、最初にヤッた時は気付かなかったけど、ここがワイフの弱点なんだな?じゃあ重点的に責めてやるから覚悟しろよ?」
「えっ…? あぁああっ!! 」

次の瞬間、件の箇所を何度もレザーバックの指先で突き上げられ、擦り上げられる度に強い衝撃が全身に走ると共に頭の中まで真っ白になる程の快楽に襲われ、もはや言葉すら発せずに喘ぐ事しかできない状態に陥る。きゅんきゅんとヒクつく胎内からは仄かに青い愛液がオオタチの雌蕊と後孔を伝い、時に飛沫を散らして周囲に撒き散らされた。
そして最後の一撃がオオタチの絶頂を捉えた瞬間、彼女の雌蕊からは透明な飛沫がぷしゃっと勢いよく噴き出す。それは潮と呼ばれるもので、俗に言う『女の悦び』を象徴するものだった。

「はぅうんっ!♥あ゙あぁっ、無理ぃっ! い……っイッちゃゔぅぅっ!!♥ 」

潮をまき散らしつつ、レザーバックの指を食い千切らんばかりに収縮を繰り返す蜜壺は止めどなく蜜を垂れ流し、レザーバックの手を汚す。けれど彼の指先は何度も胎内を自由自在に掻き回し、未だに絶頂のループから抜け出させようともしてくれない。
このままだと本番前に失神してしまう。そう思う前に雌蕊から漸く指が引き抜かれた代わりに熱く波打つモノが押し当てられる感触がして、オオタチは目を見開き期待と不安が入り混じった複雑な感情を抱く。
ずり、ずり、と先端と肉鞘のコブが陰核を舐り上げ、その都度腰が跳ねる。

「あぁっ……!♥」
「さっき漏らしてまで激しくイッたのに準備万端って感じだな…そんな淫乱なワイフにはお仕置きが必要だよなぁ?」

そう言ってレザーバックはオオタチの両足首を掴むと一気に左右へ開かせ、M字に固定する。所謂まんぐり返しの体勢を取らされてしまい、羞恥で顔が真っ赤に染まる中、窄まった後孔ですらも顕になった薄桃色の秘所には怒張した雄の象徴があてがわれていた。
これから行われるであろう行為を想像し、恐怖と期待で無意識にごくりと生唾を飲み込むオオタチだったが、忽ち男根の先端がTバックの布地を横にずらした瞬間、それが躊躇なく挿入される。

「んはぁあぁっ♥ きゅ、急に挿入れちゃ……あぁんっ♥」

ぐぽぉ、と音を立てて侵入してきたソレは、まるで熱した鉄棒のように火傷せんばかりの熱く硬い感触で僅かに動かしただけでもコブが擦れ、胎内に痺れるような甘い痛みを起こす。
だがオオタチにとってはその感覚は絶え間ない極上の快感を与えるものであり、漸く与えられた久々の悦楽に思わず甘い吐息を漏らす。そして一方のレザーバックもまた久し振りの妻の感触に酔い痴れつつ、腰をゆっくりと前後に動かし始めた。

「ふぅっ…相変わらずキツくて堪んねぇな。ほら、まだ始まったばっかなのにくたばってんな、よっ!」
「ひぎぃっ!?♥ あ゙っ、だめぇ…奥ぅ、いきなり突っ込まない、れ゙ぇ……!」

最奥を突かれた瞬間、脳天にまで響くような快感が走り、思わず悲鳴を上げてしまう。しかしそれも束の間、レザーバックはすぐに抽挿を開始し、何度も何度もオオタチの膣内を押し広げては勢い良く引き抜き、時々先端で子宮口をノックした。
ずちゅっ、ぶじゅっ!という卑猥な水音と共に結合部分から淡いアクアブルーの愛液が泡立ち、オオタチの後孔や臀部を伝って零れ落ちていく様は何とも卑猥であり、羞恥よりも先に興奮させられる。しかもそれを行っているのが自分の愛する夫であるのだから尚更だ。

「んぃいいっ♥ れ、レザーのゴツゴツちんぽぉ、凄いぃ! あはぁっ、もっと突いてぇ!♥」
「へっ、言われなくてもそのつもりだっての……オラァッ!!」
「あひぃいっ!♥ ふかっ……深いぃぃっ!♥」
「ったく、最初は嫌そうだった癖にすっかりおねだりしてきやがって…そんなにこうされるのが好きなのか?」

律動をやめないままに問いかけられ、オオタチは恍惚とした笑みで歓喜の涙を流しつつ何度も頷く。

「しゅきぃ♥ レザーの事だいしゅきだからぁ、もっと欲しいのぉお!♥」
「おう、俺も愛してるぜ。今夜は溜め込んだ分全部お前の中に射精してやるから、期待しとけよ」

そう言ってより深く繋がるべく、レザーバックは覆い被さるようにしてオオタチに密着すると、そのまま律動を再開した。
熱く滾った肉色の鞘が何度も蕩け切った胎内を出入りしては時に奥を突き上げ、汗だくの肌と肌がぶつかり合う音と寝台の軋む音が室内に響く度、その振動に合わせてオオタチの嬌声が甲高くなり乳房もぶるんと揺れ動く。その桃色の先端は行為を始めた時よりすっかり充血しており、乳輪も肉眼で分かるほどにふっくらと膨らんでいた。

「オイ、また乳首立ってきてんぞ? 放っといたら今にも母乳垂れ流しちまいそうなのに……やっぱ感じてんじゃねぇかよ」
「やぁあんっ!はっきり、っ言わないでぇっ!♥」

意地悪な言葉にさえ感じてしまい、ナカにいる牡茎を強く締め付ける。その反動でコブが胎内の敏感な箇所を掠めると馴らした猫のような甘い嬌声を上げてしまった。
その様子を見たレザーバックは口角を上げると、合図もなく両手で再び左右の乳房を鷲掴みにする。そのままぐにゅぐにゅと揉みしだかれ、時に指先で器用に突起を弾かれると、途端に強烈な快楽に襲われてしまい、反射的に腰を引いてしまう。
しかしその行動は逆に相手の情欲を煽る結果となり、更に追い打ちをかけるように種付けプレスの姿勢のまま真上から突き下ろされる形となった為、亀頭が子宮口にめり込んでしまい、あまりの衝撃に意識が飛びかけた。

「~~~~~っ!?♥♥」
「この体勢、お前が一番気に入ってんだよな?
どうだ? 大好きな旦那のチンポ丸ごと突っ込まれて堪んねぇだろ?」

息遣い混じりにそう言いながら小刻みに腰を揺すり、更に奥へ奥へと肉棒を押し進めてくる。その度に子宮口が押し潰されて苦しいはずなのにそれ以上の快楽を感じ取ってしまい、オオタチの開いた口からは悲鳴にも似た途切れ途切れの喘ぎ声が漏れ、無意識に両腕を伸ばして外や中からもレザーバックを抱き締める形となっていた。

「んぉ゙、ぁが、あぁあ゙っ♥♥ す…好きぃぃ! 乱暴にぐりぐりされるの、すっごいクセになっちゃってるのぉお!♥」
「はっ、そうかよ……じゃあ今日は久々に思いっきり種付けしてやんねーとな。このままコタチの弟か妹でも作っちまうか?」
「う、うん!♥作るぅ!♥ 私、レザーの赤ちゃんいっぱい孕むからぁ♥お願いっ、早く私の子宮ぱんぱんにしてえぇ!♥」
「よく言えたな、ワイフ。それじゃ、リクエストにお答えして……俺の新鮮かつ濃いザーメンくれてやる、ぜっ!おらぁぁっ!!」

次の瞬間、待ち望んだ子種が大量に注がれると同時にオオタチの意識は弾け飛び、代わりに法悦の雄叫びが部屋中に響き渡る。

「かはっ…あ゙ぁあああっ!♥ 熱いのきたぁああっ!!♥ イグぅ、またイッぢゃうぅうぅうっ!!!♥♥」

肉棒がドクドクと脈打ち、結合箇所から気が狂うような灼熱感に襲われると共にオオタチは躰をびくびくと波打たせながら二度目の絶頂を迎える。その胎内には未だ衰えない男根が深く埋め込まれており、それを歓迎するかのように肉襞が隙間なく絡み付いて更なる刺激を与えていった。
しかしそれで終わりではなく、胎内の蠕動を一旦味わうかの如く間を置いて勢い良くモノをギリギリまで引き抜いたかと思うと、間髪入れずに膣内がもう一度貫かれる。

「あひっ?!い…嫌ぁあぁっ、射精したばっかなのに、っまだ続けるのぉ!?♥」
「ん〜? さっき“子宮ぱんぱんにしてぇ”つってたろ? それに、こっちも数発抜いた程度じゃ満足できねぇんだよ」
「や、やだ…だめぇえ! 壊れちゃうぅ!♥もう限界だってばぁあ!♥ 無理いぃ、死ぬぅ!イキすぎて死んじゃうよぉおぉ!♥」
「安心しな。そんぐらいで死ぬ様なタマじゃねーだろ?ほらっ、もう一回イキ狂ってみろよ!」

叫ぶや否や激しくピストン運動を再開され、精液や愛液が入り混じったぐちゃぐちゃな音を出しつつオオタチは三度目の絶頂へと導かれた。

「あ゙っ、やら゙ぁああぁ!またイグぅ!♥ これ以上イカされたら、私戻れなくなるぅう!♥♥アタマこわれちゃゔぅっ!♥♥」
「心配すんな。創造主サマにお願いすればそんなのどーにでもなるって。 それより、しっかり膣内引き締めろよな?じゃないと折角注いでやった精子が溢れちまうじゃねぇか」
「っ…そんなぁっ…そんなのやだぁあっ……!♥ レザーのカイジュウホワイト、溢れて来ちゃらめなのぉおっ……!♥」

泣きながら懇願しつつ、未だ絶頂に戦慄く胎内を自分から健気に締め付け、一滴残らず搾り取ろうと努力する妻の姿に興奮を覚えつつ、ずぶずぶと陰茎を沈めていく。焼け付く様な熱さが自身の肉鞘全体を覆い尽くすも、それを振り払うかの如く勢い良く押込み引き抜かれ、再び最奥へ叩き付けられた瞬間、オオタチの口から蕩けた絶叫が上がった。

「んひぃいいっ!♥♥ あぅっ、あんっ、あ゙ぁんっ!♥ もっとぉ、もっともっとぉ!♥ 貴方のゴツゴツおちんぽで、っ私をハメ殺ひてぇえっ!!♥」
「ったく、一辺種付けされただけでイキッぱなしになりやがって……ま、オレにとっては大歓迎だけどなっ!」

苦笑を交えて言い放つと、レザーバックはそのまま勢いよく最奥へ自身の雄の象徴を突き挿れた。同時にオオタチの子宮口が激しく痙攣を起こし、それと同時に男根の先端から噴き出た白く煮え滾った奔流が膣内を焼かんとばかりに広がっていく。
二度目の胎内射精だ。そう理解した時には既に遅く、大量の白濁液で満たされた子宮は忽ち許容量を超え、結合部からごぽりと音を立てながら溢れ出てしまう。それでも尚収まらないのか、レザーバックの雄の象徴は未だに脈動を繰り返し、先端からは絶えず精を吐き出していた。

「かはっ、しゅごひぃい……♥ れ、レザーのが、またお腹の中で暴れてるぅ…♥ びっくんびっくんってぇ…あ゙あぁっ、熱すぎて私…お腹溶けちゃうよぉ♥♥♥」
「ははっ、舌まで突き出しててすっげぇトロ顔だな? だけど、まだこれで終わったと思うなよ? 久しぶりなんだし、もう一発付き合ってくれや」

直後にレザーバックは繋がったままでオオタチを抱き起こすとそのまま騎乗位の体位へと移り、下から激しく突き上げる動きを見せる。その中で衝撃に応える様にオオタチも髪を振り乱しつつ腰を上下左右に動かし、貪欲に快感を得ようとしていた。
どちゅどちゅと結合部分から上がる容赦ない抽迭の中、オオタチの乳房と臀部は一層たぷたぷと揺れ、尻尾の先端にある第二の口部分が牙を鳴らしながらガチガチと開閉する。快楽が許容量を超えているのか彼女の瞳は既に正気を失いつつあり、それに比例するように膣内の締め付けがどんどん強くなっていく一方だった。

「んへえぇえっ♥ わ、私のお○んこぉっ……下からトゲちんぽでズコズコ突かれてぇっ♥♥ 気持ち良いの、止まんないよぉおっ♥♥ ら゙めぇえ…またイグうぅううっ!♥」
「くっ……俺ももう限界ってトコだな…!とにかく、お前のイク所しっかり見ててやるからさ、同時にアクメ決めちまおうぜ」

直後、ごつん!と下から腰を叩き付けると共にレザーバックは再び硬直した男根から精液を吐き散らし、オオタチもそれに応じるかの様に激しく躰を仰け反らせ、震えながら絶頂を迎える。
白く弾けた同調ドリフトの中で理性が混じり合い、次第に薄れゆく中で、彼女は確かに見た。目の前で自分の事を慈愛に満ちた目で見つめる夫の顔を。その視線だけで愛しさが爆発し、同時に全身に走る強烈な快感の電流でオオタチの思考回路は囈言を発するまでに完全にショートしてしまった。

「あ、あ゙ぁあぁあ゙あぁああああっ!♥ れ、レザぁあ……大好きぃっ♥♥ このまま私を、っ離さないでぇえ!♥♥」
「あぁ、判ってるさ…俺もお前の事が大好きだよ、オオタチ」

レザーバックの優しい言葉を聞き届けると、オオタチは満たされて幸せそうな笑顔を浮かべたまま、浅葱色の複雑な紋様が刻まれた彼の胸元に力なく崩れ落ち、意識を失った―――。

 

 

 

「はぁ…はぁ……お二方ったら、あんなに乱れて…手が、止まりませんわぁ…♥」

場所は変わり、KAIJU達の尖兵ことヘッド三兄弟が住む宿舎の中。ムタヴォアは私室の寝台に寝転び、同調ドリフト越しに見えるレザーバック達の激し過ぎる交合いに興奮して剥き出しの雌蕊を指先で弄くり回し、自慰行為に耽っていた。
じゅぽじゅぽと、未開通の胎内を何度も行き来する感覚に歓喜の声を漏らしつつ、その快感に酔い痴れる。余った片手は何度も小ぶりな乳房を揉みしだき、硬く尖った乳首を指の間に挟んで扱き上げていた。

「んぅっ、ふぅうっ♥ 何時もより激しすぎて…とっても興奮しちゃいますうぅっ♥ あぁんっ、もう、ダメェッ……!」

一際大きな声を上げ、全身を痙攣させながら達してしまう。その際秘裂からも潮を噴いてしまい、同時に雌蕊が大きく収縮を起こす。しかし、それでも尚彼女の手は止まる事は無かった。
寧ろ絶頂を迎えた事で感度が増したのか、再び快楽を貪ろうと更に激しく自らを慰めていく。

「ひゃあんっ、はぁっ、はひぃぃっ……!き…気持ち良過ぎますっ、私も…何れはあんな風に……♥ もっとぉ、もっと欲しいぃいっ♥♥」

自分もオオタチの様に雄のそそり立った肉棒で胎内をめちゃくちゃに穿たれ掻き回され、子宮が壊れてしまうくらい中へ出して貰いたい。同調ドリフトが狂う程の淫靡な言葉責めを食らい、羞恥で何も考えられなくなる程犯されたい……。そんな願望が脳内を埋め尽くし、自然と下半身を弄る両手の動きも加速していく。

「はぁっ、はぁ……!ああ、お兄様…お兄様方ぁあっ!!♥♥」

無意識に腰が浮くと同時に身近な異性の名前を呼びつつ、遂には二度目の絶頂を迎えてしまった。今度は潮こそ噴かなかったもののビクビクと汗だくの身体を震わせ、憑き物が落ちたかのようにぐったりと四肢が脱力する。

「はぁーっ、はぁーっ……」

六つの青い目を半開きにして暫くの間荒々しい呼吸を繰り返し、どうにか落ち着きを取り戻すと徐に太腿を擦り合わせる。そこから「ぐちゃり」と粘ついた音が立ち、同時に股間から生暖かいものが溢れ出る。
この濡れ具合からして、どうやら両腿どころかシーツすらも失禁や愛液で汚してしまったらしい。

「あら、いけない…私とした事がこんなはしたないお漏らしを……ふふ、明日お兄様方にどうやって言い訳しようかしら?」

最早自慰だけでは足りなくなってきたこの肉体。だが、今はそれよりももっと別の方法でこの疼きを鎮めたいと思い始めた。
朝が来て動ける様になったら、先ずは実兄もとい同個体のナイフヘッドに相談してみよう。彼ならやたらと自らを思ってくれている以上、きっとこの悩みも解決してくれるに違いないのだから―――。