チハヤ、降る 2

「な、なんでこいつボロボロなのにこんなに強いんだ…あうっ!!

「さぁ?それは多分神の思し召しなんじゃない?今すぐお前を、この世界から消せって言う!セラフィ、だっけ?君もこれから一緒にこいつぶっ飛ばさない?」
「も、もちろん!受けなさい!クロスヒート・レーザー!」

「ぐはっ!」

「へぇ、やるじゃん!なら僕は、エクセル・ダッシュ・レインボー!イヤーッ!」
「グワーッ!」

「あたしも!スパークリング・パイルロード!イヤーッ!」
「グワーッ!」

「チハヤ、次は一緒に攻撃しよ!」
「望むとこっ!じゃあ、せーのっ!!」

シャインストライク・バスターッ!!
「アバーッ!!」

ぶっつけ本番だけど、僕とセラフィの合体技があいつに当たった!
これであいつも…!

「ケェェェッ…!テメェら、調子に乗んなぁ!!必殺技の贈り物で、お返しだぁ!
炎龍!旋風!撃波ァァァァァァァァ!!

「きゃああああっ!」
「うああああっ…!」

 

まずい、まともに受けた…!
パワーアップしてても、最初からダメージ受けてる状態じゃ、やっぱりきついか…!

「戦いが終わったら、お姫サマと一緒にお前も可愛がってやるよ!本当に女かどうか、見て触って確かめないとなぁ?」

でも…あいつだけは、絶対許さない!
ふざけた事ばっかり言ってる、あの変態野郎になんて…!
僕は、絶対に…負けない!

 

「何故なら、今の僕は…阿修羅すら凌駕する存在だからだあああああっ!!
レインボー!!バスタァァァァァァァ!!
「ぐああああああっ!!」

「今よ…!ブラウニー、貴方を封印する!!ファイナル・フォール・オブ・ガイア!!」
「はっ!?き、木が生えてっ!?ま、待ってくれ!それだけは―――」

「いいから、一生眠ってろおおおおおおおおっ!!」

「ぎゃあああああああああああああああ!!」

セラフィの封印技であいつの全身から木が生えて来たから、僕もありったけの奇跡の水(ホープフルウォーター)を打ち込んだ。
するとみるみる木は育って…あいつは巨樹の中に消えた。
それっぽい経験があったから、試してみたけど…やってみるもんだ。

変態野郎め、ざまあみろ!!

 

「お、ぼえ、てろ…ケェ……」