「な、なんでこいつボロボロなのにこんなに強いんだ…あうっ!!」
「さぁ?それは多分神の思し召しなんじゃない?今すぐお前を、この世界から消せって言う!セラフィ、だっけ?君もこれから一緒にこいつぶっ飛ばさない?」
「も、もちろん!受けなさい!クロスヒート・レーザー!」
「ぐはっ!」
「へぇ、やるじゃん!なら僕は、エクセル・ダッシュ・レインボー!イヤーッ!」
「グワーッ!」
「あたしも!スパークリング・パイルロード!イヤーッ!」
「グワーッ!」
「チハヤ、次は一緒に攻撃しよ!」
「望むとこっ!じゃあ、せーのっ!!」
「「シャインストライク・バスターッ!!」」
「アバーッ!!」
ぶっつけ本番だけど、僕とセラフィの合体技があいつに当たった!
これであいつも…!
「ケェェェッ…!テメェら、調子に乗んなぁ!!必殺技の贈り物で、お返しだぁ!
炎龍!旋風!撃波ァァァァァァァァ!!」
「きゃああああっ!」
「うああああっ…!」
まずい、まともに受けた…!
パワーアップしてても、最初からダメージ受けてる状態じゃ、やっぱりきついか…!
「戦いが終わったら、お姫サマと一緒にお前も可愛がってやるよ!本当に女かどうか、見て触って確かめないとなぁ?」
でも…あいつだけは、絶対許さない!
ふざけた事ばっかり言ってる、あの変態野郎になんて…!
僕は、絶対に…負けない!
「何故なら、今の僕は…阿修羅すら凌駕する存在だからだあああああっ!!
レインボー!!バスタァァァァァァァ!!」
「ぐああああああっ!!」
「今よ…!ブラウニー、貴方を封印する!!ファイナル・フォール・オブ・ガイア!!」
「はっ!?き、木が生えてっ!?ま、待ってくれ!それだけは―――」
「いいから、一生眠ってろおおおおおおおおっ!!」
「ぎゃあああああああああああああああ!!」
セラフィの封印技であいつの全身から木が生えて来たから、僕もありったけの奇跡の水(ホープフルウォーター)を打ち込んだ。
するとみるみる木は育って…あいつは巨樹の中に消えた。
それっぽい経験があったから、試してみたけど…やってみるもんだ。
変態野郎め、ざまあみろ!!
「お、ぼえ、てろ…ケェ……」