寒く、深い北極海の底。
桃色の光を放つ塊の中心で、青い閃光が脈打つように瞬いている。その中心で、二体の巨獣が複雑に絡み合っていた。
ゴジラは尻尾でティアマットのそれを拘束し、その上から彼女の巨体を、己の鍛え上げられた両腕で完全に動きを封じていた。
ぬちゅ……どちゅっ、ぬぢゅうぅっ♥
静寂な海中を揺るがさんばかりの抽挿の音が、ティアマットの子宮を激しくノックする。
ゴジラの腰ががつがつと打ちつけるたびに、藍色の鱗に覆われたしなやかな体がうねればマゼンタのヒレが妖しく揺れ、青黒い海中に花が咲くように艶やかな光を放っていた。まるで、怪獣王に牙を向けた咎を晒すかのように。
「お゙っ♥ や…やだぁっ、やめっ……あ゙っ、ぁあっ♥」
北極海で自身のエネルギーを蓄えるべく巨大な氷塊の中で眠っていたティアマットは、突然自らのねぐらを襲ってきた怪獣王・ゴジラに“二度目”の応戦をしたものの、相手はいつのまにかどこで莫大な力を得たのか、以前より強くなった彼の前で呆気なく敗北を喫してしまった。
その際に、ゴジラから突然条件を持ち出された。
「選べ。このまま儂の“糧”になるか、孕み袋になるか……せめてもの慈悲として、どれかひとつを取るが良い」
「っ……!!」
突き付けられた選択肢はたったひとつ。このまま無残な肉塊を冷たい海に横たえるか、怪獣王に逆らった罰を肉体で一身に受けるか。
当然答えはひとつだった。
「……わかったわ。アンタのそのデカブツ、最後まで受け止めてあげる。せいぜい私の毒に中てられないよう…正気を保っておくのね……!」
「ほう。儂の“これ”を受け止めるか。面白い…以前のように容赦はせぬぞ」
ティアマットは、ゴジラの“それ”に身を委ねる道を選んだ。
一発出させてしまえば、逃げる隙もある―――そう思っていた。けれど、それは甘すぎた考えだった。
「くひィぃっ!?♥ ぁあ゛っ、おぁっ、ほおおぉぉっ♥」
じゅぼっ、ちゅぐっ、ぐぷぷっ……!
屹立した男根がティアマットの胎内を埋め尽くした途端、その目論見は一瞬で泡沫と化した。
彼女の豊満な乳房を激しく揺るがし、雌の弱点を徹底的に舐る一突きは凄まじく、何度も繰り返すうちにティアマトの肉体は一瞬で快楽に屈したが、それでもゴジラは前後に腰を振り続けた。
対するティアマットも快楽から逃れようと身体を捻ろうとしても、無限とも思える快楽に悶えるたび、自身の背に広がるマゼンタのヒレが波打ち、水中に妖艶な光を散らした。
王に逆らった刑罰を直に受けてのたうち回るその動きは、瞬く間にティアマトの理性を焼き尽くし、やがて不意打ち同然に絶頂を迎えてしまう。
「んひぃっ!?♥あ、ああ……キちゃうっ♥ だめっ、だめぇ……っイグぅうっ!♥」
苦痛に近い絶頂に襲われたティアマトの膣内がきゅんきゅん♥と引き締まり、ゴジラの男根をやわやわと籠絡した。彼女の体が震えるたび、マゼンタのヒレがまるで感情を持つようにうねり、水中に妖艶な残光を残していく。
「あ……っ、あぁんっ♥ や、やだぁ…ちょっと……っ、待ってよぉ…っ!」
イッたばかりなのに、と涙声で訴えようとしても、子宮口近くがずこずこと雄の凶器で小突き回され、未だにアクメが引かないティアマットの膣内はおろか、藍色の体躯が官能にわななく。
けれども少しでも逃げようとすればゴジラの腕が彼女の胴体を強く捉え、強く繋げられてしまう。
「〜〜〜っっ!?♥♥」
速度が変わらないままの力強いピストンが膣襞をぞりぞりと擦り上げては押し潰し、宛ら被虐を強請り続ける膣肉と一体化したかのような男根は止まる様子が無い。
それが繰り返される度、ティアマットは己の長い肉体が生きたオモチャそのものにされていることを思い知らされる。
「んひぃぃっ♥ や、やめっ……おねが…っ少し休ませてぇ…!」
「む? 数回イカされた程度ですぐ根を上げるのか? 以前儂に刃向かってきた時よりも随分弱くなったな」
「そ、そんな、こと……っ」
詰りつつもゴジラは容赦なく腰を打ち付け、かと思えば時折奥を刺激し、ティアマットの膣内を蹂躙する。
ぐにぐにとペニスのカリ高が雌の弱点を甚振り、奥をすりつぶしてしまうと彼女は息衝く間もなく何度も絶頂した。
「ふぁあああっ!?♥♥ だめぇっ、ぐりぐりだめだったらぁっ!!♥」
どくんっ、びくん……ぷしゃああぁっ♥
ティアマットの雌蕊が快楽に耐え切れず、激しい痙攣を伴って降参の証としての潮を噴いても、怪獣王の制裁は止まることがない。絶頂の余韻で激しく収縮する膣に、相も変わらず猛り狂ったままのペニスは容赦なく突き入れられる。
「んひぃいいっ!?♥ あっあ、やだぁ……っ!♥ は…離して……!もう許してぇぇっ!!」
「悪いがそうはいかん。これから其方の命を狩る代わりとして俺の子を孕んでもらう。どれだけ拒もうと、其方の子宮は子種を欲しがっている様が伺えるしな」
「そ、そんな……っ、あ、ああんっ♥」
ギリギリまで引き抜かれたペニスに、ティアマットの膣が喪失感をにじませる。甚振られ、限界まで伸びた雌蕊がそれを包み込み、彼女の固く勃起した陰核は触れられずとも、包皮からおもむろに頭を出し、ぴくぴくと痙攣していた。
それは直に触れていなくても十分に雌としての快楽を享受している証拠であり、ティアマットの下腹部から見えるソレにゴジラはくつくつと喉で笑う。
「雌の部分を直接触らずとも感じるか……知らぬ間にいたく淫らになったものよ」
「う、うるさいっ…!♥ もう解放してよぉ……っ!」
唯一できる抵抗として悪態を漏らし、辛うじて膣内を引き締めてゴジラを拒もうとする。
早く射精させて、萎えさせなければ。雌蕊への強烈且つ一方的な拷問でその気になってしまった我が身の浅ましさと恥ずかしさに耐え切れずティアマットは顔を紅潮させながら心中で懇願する。が、そんな細やかな反撃すら、性の暴君と化した怪獣王が許すはずもなかった。
「……何だ、この場で殺されぬ代わりに子を宿すのが嫌だとでもいうのか。それなら、この期に及んでも減らず口を叩ける度胸があるか試してみるか?」
「え……っ!? そ、それだけは―――んむっ!?♥」
唐突にゴジラの舌がティアマットの口内に侵入したかと思えば、分厚い舌が細長いそれを絡め取り、ねぶり、しゃぶり尽くす。
「んぶぅうっ!♥ んっ……っ、んぅう~っ!!♥」
生暖かい器官が歯列を甚振り、上顎や頬の粘膜までも海水と唾液のブレンドで満たされ、ティアマットは息も出来ない。だがそれは苦痛ではなく、脳を焦がさんばかりの快楽だ。
「あふっ……ぅぐ、っふあぁあっ!♥ やだぁ……ずこずこダメぇえっ!!♥」
熱いディープキスの最中でも、ゴジラは追い打ちを掛けるかの如くティアマットの豊満な乳房に両手を這わせ、柔い乳肉に荒々しく指をぎりりと食い込ませてくる。
「ひぐぅぅうっ!? い、痛いぃっ! は、離しなさいよっ、このケダモノぉ……っ!♥♥」
「そう簡単には離さんぞ。それに言ったであろう、其方の度胸を試すと。儂の子を生むか、ここで殺されるかだ」
「そ……そんな……っ、あひぃっ!?♥♥ あ、あああっ!!」
痛い程にピンと張った乳首までも乳輪ごとクリクリと嬲られる。それだけでなく、突かれる度に牛の乳しぼりよろしく乳房を激しく上下左右に揉みしだかれ、ティアマットの嬌声が先刻以上に高まった。
「くひぃっ♥ う、あぁあっ!♥♥」
「……良い具合に食んできたな。それでは、“本番”といこうか。其方も休息が待ち遠しかったろう?」
本番、と聞いた瞬間、ティアマットの膣内をぱんぱんに埋め尽くしていた怪獣王のペニスがマゼンタの閃光をまとったかと思うと、ぶわり、と大幅に膨らみ、先程以上に焼け付かんばかりの熱を孕んだ。
「な…っ、何よそれぇ……!? アンタのちんぽ、まだ大きくなって……!?」
「うむ…どうも其方のエネルギーは極上らしくてな…その味を知ってしまった以上、もう抑えが利かん」
「へ…? まさか……中に、出すつもり!?♥ だ、だめっ……それだけは、本当に―――っ!」
ティアマットの絶叫を他所に、普段の青から一転して、眩いマゼンタ色を体表に浮かばせているゴジラの肥大化したペニスが激しく抽挿され、ティアマットは何度も絶頂に達する。
しかし、それでも硬度を保ったままの肉棒は未だに咀嚼をやめない胎内を乱暴かつ無遠慮に暴き続け、ティアマットは逃れられない苦痛じみた快楽に狂う。
「ひぎゃあぁあっ!♥♥ や、やめてぇえっ!!♥ は、激し……っ、しぬぅ!お腹破れるぅぅっ!♥」
「そうか? 其方の膣内は美味そうに儂の魔羅を締め付けてくるぞ? 余程注がれるのを望んでいるな」
「ち、違っ……!♥ お願いだから中出しはやめて……っ!♥ 今のでもう十分イッたのにっ♥♥ これ以上されたら絶対妊娠しちゃうぅうっ!!♥♥」
だが、ティアマットの哀願虚しくゴジラのペニスは更に大きさを増して膣内を圧迫し、子宮口をノックする。それも尖先は先走りを噴き出しており、暗に「ここを開けろ」と要求していた。
そして対する子宮口もまた、これまでの仕打ちに屈服しきったのかティアマットの意思に反してぱくぱくと蠢き、早く子種が欲しいとねだる。
その開きかけた子宮口にゴジラの亀頭がぎゅっと押し当てられた瞬間、ティアマットは「あ……っ」と小さな声を漏らした。そして――
「くぅ…っ!出すぞ、ティアマット……!!」
「あ……あぁ……っ!?♥」
どくん、どくん、と粘膜越しに力強い鼓動が伝わる。途端、ゴジラの放った大量の精液が膣内で迸り、子宮に満遍なく襲い掛かる。
「い…いやぁぁあっ!!♥ な、ナカが熱いぃい……っ!♥ やだぁ、もう出しちゃだめえぇっ!!♥」
ごぽっ、ごぷっ……白濁の奔流が、子宮を満たしていく。
焼けるような熱が、最奥を焦がす。
「あつい……やめて……」
うわ言のように呟きながらティアマットは身体を震わせた。無抵抗に波打つその身体から、ヒレの淡い光が名残惜しげに揺らめく。それはまるで、快楽の余韻が色として残ったかのようだった。
その証としてティアマットの陰核はほぼ垂直に勃起し、度重なるアクメ攻めの余韻で明らかな白旗を上げている。
「あ……あぁ……っ♥」
(だ、射精されちゃったぁ…♥ 嫌だと言ったのに熱いのがいっぱい…子宮が焼けちゃいそうだよぉ……♥)
長い射精が終わり、ゴジラがティアマットからペニスを引き抜けば、栓を失ったそこからごぽり、と大量の白濁液が溢れ出し、海水と一体化する。
それは自身の罪状を記したインクのようで、眼前の淫靡な光景に心身を火照らせながらも、怪獣王に屈服した惨めさに潰れそうなる。
「ふふ……これで確実に孕んだろうな。これに懲りたら、二度とこの怪獣王に牙を向けるでないぞ」
「うぅ……っはひぃ…♥ ごめんなさいっ、もう貴方に逆らいません……♥」
嬲られた膣内からは、なおも白濁液が溢れ続けていた。
その雌蕊は怪獣王の形を刻み込まれたかのように、ぽっかりと口を開けたまま動かない。
「うっ………うぅ……」
(怪獣王サマのちんぽには勝てなかったよ…)
こんなことなら最初から王座を狙わなければ良かった。そう嗚咽交じりに後悔しても、ティアマットの体はアクメと快楽の余韻から抜け出せないでいた。
けれども残酷にも、その胎内ではゆっくりと、着実に新たな命が芽吹こうとしていた……。
END.
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