アックスヘッド 男性
環太平洋の裂け目から最初に地球へ訪れたKAIJU。物腰は良く相手を諭す様な言動をしばしば見せるが、実の所は表裏が激しく、腹黒い。人類を始め地上の怪獣達には辛辣で傲慢な態度を見せる。他KAIJUとは同調プログラムで連絡を取り合う仲。
とても同族&家族思いで、普段は二人の兄妹を養っているものの、人間の世界に進出したがっているナイフヘッドを少しだけ快く思っていない様子。長い間カテゴリー不明とされてきたが、ループ前の世界で間引き=身内同士の殺し合いが二度と起こらないように、創造主に頼み込んでカテゴリーを3に底上げさせてもらった経歴がある。
必殺技は複数の腕から出される怪力と、空中から斧を繰り出しての斬撃。そして奥義として、巨大な火炎玉を撃ってきたりも(通称・汚物消毒砲)。
【一人称/僕】
【年齢/20】
ナイフヘッド 男性
アックスヘッドの弟。兄とは違い、乱暴者で理屈より肉体で語る派。但し都合の悪い時には死んだフリをしたりゆるキャラ化して誤魔化す点も。兄のアックスヘッドを、悪態を吐きつつも強く慕い、妹のブレードヘッドをとても可愛がる同族思いな一面があったりと、自他ともに認めるブラコン兼シスコン。
人間嫌いの他KAIJUと違い、唯一地上での独り立ちに憧れている異端児。最近は擬怪獣達や人々を笑顔にするKAIJU芸人になるべく仲間達に内緒でギロンの元へ修業しに行っている…が、同調システムのせいで皆からはある程度バレている模様。必殺技は兄と同様に怪力と、頭部から刃物を形成して相手を叩き切る切断技。
【一人称/俺】
【年齢/19】
ブレードヘッド 女性
愛称ムタヴォア。アックスヘッド、ナイフヘッドの妹。筋肉質な体型と相反して言動は非常に丁寧だが、どこか上から目線がちで天然ボケ且つ世間知らずな一面も。ナイフヘッドの芸人活動には反対している反面、前の世界で地上にいる期間が短かったためか、地上への憧れは僅かながらある。
2人の兄から強く愛されている事に多少の重みを感じてはいるものの、やや満更でもなさげなブラコン気味。そして余程の感情が揺れ動く事がない限り、口元には常に笑みを絶やさない。目は前髪で隠れている様に見えて実際は顔の横にある。激昂すると頭部の原型部分が肥大化し、顔部分の大半がブレードヘッドそのものとなる。
必殺技はその原型頭部からの頭突きと、全身から生えている刃物による切り裂き攻撃。
【一人称/私(わたくし)】
【年齢/17】
オニババ 女性
名前の通りの老女で、尚且つKAIJU内で最年長ではあるものの、鈍そうな外見に反して俊敏さは衰えていない。性格は誰に対しても毒舌で短気な為に周りからはやや忌避されがち。そして子供に対して執着心が強い。実は密かにスラターンに自慢の甲羅をぶっ壊してもらいたいという歪んだ望み(片思い?)を持っている。但し関節が弱い為、膝カックンはNG。スカナーとはスラターンを思う者同士か、よく口喧嘩になる。
必殺技は両手をハサミ状にしての殴りつけと、相手に吹きかける強酸性の泡。
【一人称/私】
【年齢/62】
オオタチ 女性
三つ編みと尻尾の側面にある発光体が特徴的な奥さんKAIJU。性格は苛烈かつ残酷で挑発的な言動が絶えず、KAIJU内でもっともあざとい。
スラターン以外の他に対しては皮肉っぽく冷淡な態度を取る反面、娘のコタチや亭主のレザーバックの前ではめっちゃデレデレ。普段はコタチのお守りに付きっきりで、たまに息抜きとして夫のレザーバックと母子共々地上へ出向いている。
アンティバースで創造された直後は上記の性格とは正反対で、番となるレザーバックと交わるまでは引っ込み思案だったらしい。けれど怒らせると顎が縦にぱっくりと裂け、青い口内とセンサー付きの長い舌が露になった異形の面相と化す。そして唯一の飛行能力持ち。
持ち技は尻尾での殴打と先端部分による引きちぎりと、口から吐き出される青い酸性の液体。
【一人称/私、あたし】
【年齢/24】
レザーバック 男性
オオタチの亭主で、彼女とは尻に敷いたり敷かれたりで何だかんだと相思相愛。愛娘のコタチにも分け隔てなく愛情を注いでいるお父さんKAIJU。性格は血の気が多く仲間思いだが、乗せられ易い上に計算が苦手。地上へは家族でレジャー感覚で遊びに行っているため、プリカーサーの命令がない限り侵略にはそこまで執着していない。オニババ程日本を知っているわけではないせいか、時々謎の改変がされた諺を言う時も(例:飛んでファイヤーに入る夏の虫etc.)。
アンティバースのKAIJU内では1、2を争うほどの力持ちで尚且つメタボ体型に似合わず意外と俊敏。激昂すると辺り一帯に大停電を引き起こすレベルのEMPを発射する。寒い時にはそれで僅かに発電しながら自らを温めている。
戦闘時は腕を硬化し、防御力を上げた上で相手をぶん殴る攻撃が主。
【一人称/俺】
【年齢/32】
コタチ 女性
オオタチの愛娘。生まれたばかりの赤ちゃんでまだ普通に喋れないものの、ある程度はテレパシーで親と話せる(でも舌っ足らず)。性格は甘えん坊でわがまま、そして親と似て少しずつあざとさを開花させつつある模様。普段は酸を誤って吐かない様おしゃぶりと涎掛けをしてもらっている。
ループ前の世界での性か、メガネの人を見たらすぐさま追っかけてしまう癖と、マフラーやネックレス等の首に付ける物が嫌い(涎掛けは親の説得で何とか付けさせてもらったらしい)
現時点ではまだ戦えない為、日頃から夫婦間で癒やし要員として活躍中。レザーバックのお腹で遊ぶのがお気に入り。
【年齢/0歳】
【一人称/こたち】
スカナー 男性
スラターンに遣える褐色のKAIJU。周りから呆れられる程常に彼に付き添い、尚且つ彼をしょっちゅう持ち上げる事を絶やさない(だけど報われた例なし) 日頃からスラターンに対して不純な想いを抱いているオニババと衝突したり、上司であろうと誰に対してもマイペースな言動が多いライジュウをよく諌めている。
性格は上司に卑屈な反面、その他KAIJUに対しては神経質で意地っ張り。口数が多い。そして耐久力が高く、同調いらずの地獄耳だったりする。
持ち技は複数の腕をまとめての殴打と体技、そして奥義として緑色のプラズマ砲「ヴェルデ·テンペスタージ」(緑·雷の意味)。
【一人称/俺、スラターンの前では自分】
【年齢/28】
ライジュウ 男性
スカナーと同じくスラターンの配下。けれど彼と違って内気で精神年齢が幼く、能天気。細かい作業が苦手な為、主に邸の門番を任されている。毎日のようにスカナーから自身の言動を諫められているものの、本心ではスラターン一筋なため対して気にしていない様子。
口元には仮面を付けており、常に頭部のフードを外さない。戦闘時や怒らせた時に仮面を取るとワニ宜しく裂けた口が露わになり、言葉もほぼ咆哮に近い判別不能になる。泳ぎなら誰にも負けない。
必殺技は仮面を外した時に繰り出される噛みつき攻撃と、口もといマスクから噴き出される毒ガス。
【一人称/僕、らいじゅー】
【年齢/16】
スラターン 男性
KAIJUの首領且つアンティバースの最後の切り札。普段は寡黙だが、戦闘時にテンションが上がると饒舌になる。性格は残虐非道且つ冷酷、創られてからずっとプリカーサーの近くにいた為に彼等のモットーである「弱い奴は全て滅ぶべし」を自らの信条としている為、常に威圧的態度を崩さない。そして、自分に逆らう相手を自らの尻尾でいたぶるのが趣味。傍らでライジュウとスカナーを従わせており、雑用など面倒な事は全て彼らにやらせている。ぱっと見露出狂もとい売春婦としか思えない格好は自らの趣味……らしい。そして両性具有。
必殺技は三叉の尻尾での執拗な叩きつけと、背鰭が輝いた際に放たれる破壊光線。
【一人称/俺、我】
【年齢/45】
プリカーサー一同
KAIJUを作り出した者達で、彼らの絶対的支配者。前の世界のアンティバースにてジプシーが自爆した際に時間がループし、何もかもがリセットされたは良いもののその弾みで次元が歪み、自分達の作り上げた怪獣達より強いゴジラ達のいる世界に流された為、どうにかして手持ちのKAIJU達で彼らに対抗すべく試行錯誤中の日々を送っている。アンティバースが復活してからは、KAIJUに対する扱いが多少丸くなったらしい。アンチ機械怪獣。
同じ異次元側のヤプール一味にはさり気に対抗意識を燃やしている模様。
アップライジング勢
オブシディアン・フューリー 無性別
アンティバースの中で唯一のロボット兵士。けれど脳はKAIJUの第二の脳で実質サイボーグでもある。前の世界でスラターン率いるKAIJU達と戦った歴代イェーガー達の能力を元に作られており、その強さは他とは引けを取らない。
性格は冷静沈着で執念深く、作戦を成功させるためには手段を問わない。孤独を好むが故に他KAIJU達と馴れ合う事は決してなく、来たる侵略の時まで己の姿を晦ましている。
【一人称/ワタシ】
【年齢/不明】
ライジン 男性
アンティバース二丁目のボス。スラターンと同じカテゴリーであるものの、彼とはまるで正反対な行動派で、やる事なす事が豪快な親分肌の武闘派おじさん。カテゴリー5の性で力が有り余りすぎてうっかり物を壊してしまう事もしばしば。前の世界で大量の仲間を失った経歴があり、数少ない生き残りのシュライクソーンとハクジャを大事に思っている。
アンティバースのKAIJU達とは位の関係がなく気さくに話せる反面、スラターンに対しては余り良い印象を感じておらず、「自らの手を汚したくない為に大切な部下をこき使う根性が分からない」と感じている。
余程の酷い悪口ではない限り滅多な事では怒らないが、彼を殴ったり飛び道具を撃とうものなら凄まじいしっぺ返しが来る。
必殺技は電撃攻撃と怪力、自分が食らった相手の攻撃エネルギーを変換したカウンター攻撃。常に重い鎧を身につけているため、耐久力も半端なく高い。
【一人称/俺様、俺】
【年齢/45】
シュライクソーン 男性
ライジンの配下その1。彼の事は「おカシラ様」と呼んでおり、日頃からとても慕っている。
性格は見た目通りに刺々しく、物事をストレートに言う。そして隠れた努力家でもあり、自分の針の射的能力を磨く事に精を出している。趣味はダーツ遊び。そしてライジンが壊してしまったものの修理担当。
必殺技は自らの背中から生えた無数の針を飛ばす攻撃で、その針は細かな返しがついていて刺さるとなかなか抜けない厄介な特性持ち。
【一人称/俺】
【年齢/30】
ハクジャ 女性
ライジンの配下その2。彼の事は「主様」呼び。アンティバース二丁目の隠密担当。
性格は優等生タイプで生真面目、常に冷淡な態度を崩さず、同郷以外の他者に対しては含みのある言動をする。性格が正反対のシュライクソーンとはお互いの言動をツッコミ合う仲。
軽業と土遁の術が得意。
【一人称/私】
【年齢/28】
ドローンイェーガー隊
元の世界で人間の高技術によって造られた無人のイェーガー(KAIJUの脳入り)。一体だけでもアンティバースの住民らしく戦闘能力は高く、KAIJU達とも互角。自分達が集まる事で、地上で自在にブリーチを開くことができる。
普段は各々アンティバース二丁目をたむろしているが、決して戦力が衰えたわけではなく、いつか来るであろう戦いの時を待ち続けている。
【一人称/ワレワレ】
【年齢/不明】