二大巨神、地下淫獄に堕つ/End

「入れて欲しいんじゃろう? ケツマンコの入り口が先っぽに吸い付いてきておるわい」
「ッ!? んな訳、あるかよ……っ!」

咄嵯に出た言葉だったが、その否定はあまりに弱々しく説得力がないものだった。それでも認めたくなくて首を横に振る。だが、そこまでだった。
スカーキングの吐息がオレの耳に優しく吹きかけられたのを引き金に、後孔の入り口へカウパーをまぶし続けていた亀頭がゆっくりと侵入してきた。

「ぉひィっ!? あ゛……が…ッおぉぁあ゛あ゛っ!!?」

限界まで拡げられた排泄器官を逆流してくる異物感が、腹の底から込み上げてくる。一応痛みはないとはいえ、圧倒的な質量と圧迫される苦しさに視界がちらつき、呼吸すらまともに出来ない。しかしスカーキングはこちらの事情など構わず、それどころか気を良くしたらしくホゥと溜め息を吐くと、一気に根元まで突き入れてきた。

「かはっ……お゛ぉ…っ!? は、入って…くるなぁあ゛……っ!!」

ぐぶぐぶと肉を打つ音と共に奥壁を穿たれ、肺を潰されるような苦しさで生理的な涙が溢れ出す。その反応が気に入ったのだろうか、スカーキングは満足気に鼻を鳴らすとやがて肉壁の籠絡を堪能するかの如く、ぴたりと止まった。

「あ゛ああ……っ! はっ、はっ…! ぃぎいい……ぐ、るし…っ!」
「クカカッ、流石は処女マンコやのう。強く食いついて離さんわい。どうや、ワシのデカマラを直々に味わった感想は?」

想像以上の苦しさにオレは言葉が出てこない。脂汗を流しながら頻りに呼吸を繰り返していると、更に男根が肉壁の締まりに逆らって更にメリメリと押し入ってくる。

「やめ、うあ…あ゛ああ ぁぁ……!!♥♥」

痛い。苦しい。屈辱。情けない。恥ずかしい。もういやだ。そんな思いがオレの中で湧き上がり、ぐるぐる渦巻いては泡沫の如く消えていく。思考が吹っ飛びそうな最中に尖先がこつん、と腸の奥の壁に当たると、今まで経験したこともない未知の衝撃に体がゾクゾクと震えた。

「~〜〜~ッ!!??♥♥♥♥」
「フッヒヒヒッ、言葉にならん程気に入ったみたいやな。ほれ、ちっとはケツ穴締めて奉仕せんかい」

これから動くからな、という一言を皮切りにズヌズヌとゆっくり引き抜かれ、雁首が粘膜中をぞりぞりと引っ掻く。そして次の瞬間―――――ごぢゅっ。最奥に楔を打ち込むように剛棒を叩き込まれた。

「んひぃいっ!?♥♥ 待っ…! ン゛ォおおぉッ♥♥♥」

目の前に火花が散るような強烈な刺激に思わず背筋を仰け反らせる。と同時に奴に犯されているのだという羞恥心やら何やらが脳裏を過ぎり、途端に強い憤りが込み上げる。

(くそ……っ! この、野郎…ッ!)

オレは歯を食い縛りながら辛うじて鎖を振り解こうとするついでに括約筋を締めて、少しでも奴の肉凶器を押し返そうと試みる。しかしそれは逆効果だったようで、無情にも奥への侵攻を促すだけだった。

「んぐぉッ!? お゛っ♥♥ い、っぁああ゛…ッ!♥♥♥」
「くくっ、どう足掻いても無駄や。本当は怪獣王の目の前で女にされて嬉しいんじゃろ」
「だ、黙れッ! ぐ…あ、っあぁあ゛ああ ぁッ!!♥♥」
「意地張るなや。お前の肉壁はワシのマラに吸い付いて離れようとせんわ。ええ加減早よイキたいんと違うか?」

ねちっこく言葉を続けながらどちゅどちゅと腰を打ち付け、尻肉がたわむ程に突き入れてくる。その度に内壁に響く重たい衝撃と、視界を埋め尽くす快楽が脳内でスパークし、意識を混濁させる。
オレは無我夢中で首を横に振りながら拒絶の意を示した。だがそれがかえって仇となったらしく、またもや後ろからスカーキングの両手がオレの胸筋を掴んで揉み込んでくる。その指先を胸の頂きに宛がわれると、爪を立ててぐりっと摘まみ上げられた。

「ッひぃ!!?? お…ぁあ゛ぁああっ!? そこっ、触るなぁ……っ!」

親指と人差し指で挟んだまま上下左右に捻られ、時に優しく摩られ、また時にはぎゅうぅっ♥と潰すように押される。それだけでも充分すぎる程の快感なのに、腹に埋まったままの男根は腸奥の弁を突き上げてきて、絶えず甘い痺れが体中に走る。その勢いは、いつの間にか下腹部がぼこりと膨れ上がってしまうのではないかと錯覚してしまう程だ。

「はぁ、ん……くぅう……っ!♥♥」
「フヒヒッ、やはりここが好きなんやな。己のチンポまで嬉し泣きしとるぞ」
「っあぁ……♥ やぁ、あぁあっ!うる…さ、っあぁ…あぐっ!♥♥ ぅぐうう〜〜っ!!♥♥♥」

耳元にかかる僅かな息ですらも今のオレにとっては快感に変わる。奴の言葉を否定するためにもオレは涙を浮かべつつ、首を何度も振った。だがそれでも尚執拗に胸を弄ばれ、身体中から力が抜けてしまう。

(も…駄目だ……! これ以上突かれたらぁ…っ♥♥)

限界に達しそうになった途端に、突然背後の奴の動きが激しくなった。まるで手負いの獣が命の炎を最後まで燃え上がらせるかの如く乱暴で力強い律動に、オレは目を見開く。

「んぎぃっ、いぁああ゛ッ!♥ も…っゆる゛ひてぇっ!♥♥ おぐぅ、もうはいらないってぇっ!!♥♥♥」
「許してやと? 最初より随分しおらしくなったな。けど残念やな、そろそろワシのマラが己の奥に届くでぇ……!」

オレは必死になって哀願するが、奴の抽挿は更に激しさを増していき、いよいよ耐え切れなくなったところで肉茎が根元近くまで埋め込まれた。途端に、硬く張った亀頭が腸壁の奥内部にぐぽんっ♥と押し込まれた瞬間―――全身が裏返りかねないほどの強烈な衝撃に襲われ、下腹部から恍惚を伴った高圧電流が駆け巡った。

「ん゛ぁうッ!?♥♥♥ い、イグぅ…っ、またイグぅぅっ!♥♥ はっ……んオ゛ッお゛ぉお お〜〜ッ!!♥♥♥」

止めどない咆哮惚に背筋が仰け反り、ビクンと一際大きく跳ねた瞬間、尿道から白濁が噴水宛らに噴き出した。脳天にまで響くような快楽に、一瞬気を失いかける。

(や、やべぇ…♥ これ凄すぎる……っ♥)

雄に掘られたことによる絶頂はこれまで自分で自分を慰めた時よりも強くて甘くて、そして長くて深い。こんな感覚は初めてだった。今まで味わったことがない程の甘美な愉悦に身を委ねてしまいそうだったが、それを暴君の律動は決して赦さなかった。

「ふひィっ!? ぁア゛っ!♥ だ、だめ、っ今動かな……あひぃっ! いやぁああ゛あッ!!♥♥♥」
「己は良くてもワシはまだ満足しとらんからな。種付けするまで終わらんぞ?」
「そん、ぁ…っ!♥ 待ってくれ……!オレまだイッて…おほぉ゛ぉッ♥ も、もうや゛め゛へぇえッ♥♥」

絶頂したての肉壁が男根に媚びて咀嚼しているというのに、奴は一切の容赦もなく腰を動かしてきた。何度も結腸内部を突き上げられる度、はしたない声が上がっては理性が削がれていくのを感じる。
狂う。狂ってしまう。こんなこと、正気を保てるわけがない。しかし残酷にも、背後ではスカーキングの激しい息遣いが聞こえてくるのだ。奴もまた絶頂が近いのだと理解する。その事実に焦燥を覚えるより先に、腹の中でビクビクと剛直が波打った。

「くゥ…ッ!射精すでぇ…! 彼処の怪獣王サマに、己の無様なアクメ面見てもらえやぁ!!」

嘲りの篭った怒号が聴覚を劈いた刹那、ごぽり、と音が鳴って熱い精液が大量に注ぎ込まれる。

「はへぇえ゛っ!?♥♥♥」

ドクンドクン脈打つ熱塊に思わず身震いするも、それは恐怖ではなく嫌悪すべき相手に中出しされているという屈辱によるものだ。しかもその一部始終を、先程までレッドストライプスらに輪姦されていたゴジラに余すことなく見られていたのだから堪らない。身を灼くような背徳感と羞恥心、嫌悪感が全身を駆け巡った瞬間、オレもまたペニスから精液―――ではなく、透明な飛沫を勢い良く噴き出してしまった。

「おっほっぉおお゛お゛っ♥♥い、イぎゅ……っ!!♥♥ ん゛ぁぅ……ッあへぁあ゛ぁ~っ♥」

獣のような喘ぎを上げながら、オレは腹筋すらも仰け反らせて悶え続けた。しかしそれを逃さないかの如くスカーキングが強く腰を押し付けてきては、ぐいっ♥ぐいっ♥と腸内奥深くに男根を押し込み、白濁を飲ませ続ける。
正直に言って腹からソレが逆流してきそうな感覚は不快極まりなかったが、秒ごとにそれを上塗りしてくる快感に脳髄が蕩けてしまいそうだ。

「ほへぇ……っ♥♥ お゛っ、ほォ……ッ♥♥」
「ふぅ……。クッカカカッ、随分なトロ顔晒してアクメしたもんやのう。どうや、気持ち良かったか?」

言葉を続けつつ、スカーキングの片手が「ちゃんと飲めたか?」と言いたげにオレの下腹部でゆっくりと円を描く。その手つきはまるで、自分の所有物だと暗に告げているようだ。

「んん゛ぅ……っ♥ はぁ…っ♥」

その淫猥な動きに身体が勝手に反応してしまい、喉からは甘い声が漏れる。それが恥ずかしくて、悔しかった。だがそんなオレの反応に気をよくしたのか、奴は口角を吊り上げ、腰を後に引いてきた。

「あ゛っ、だめ…だっ、今抜かれたら……」
「なんや? また欲しくなったんかいな」
「ち、違……っ!」
「じゃあ断るんやな? 残念やわ」
「待て! やめろ……ッ!!」

制止の声など鼻で笑う声で無視され、ズルリと剛直が引き抜かれていく。途端、肉壁を引き摺られる感覚に伴い、射精したての精液がゴポリと溢れ出た。

「ひっ…!た、頼むから抜かないでくれぇ……っ! あっ、やっ……ああァっ♥♥♥」

嫌々と首を振るものの、無慈悲にも男根が抜けていく。直後、スカーキングに注がれたばかりの新鮮な雄汁が後孔からボタボタと零れ落ち、濁った水音を立てて地面に滴り落ちた。

「あ、ぁ……やだ…っ見ない、で…ぇ……ッ♥♥」
「はっ、惨めなもんやのう。あれだけ血気盛んだったのがまるで生娘みたいになって…」

嘲笑しながら、奴はひとつオレの臀部に平手を打ち付ける。パチンと小気味良い音が鳴り響けば、それに呼応して秘部がヒクリと収縮した。
浅ましい姿を見られることが何よりも苦痛だったが、それ以上に屈辱的なのは、先程までゴジラを取り囲んでいたはずのレッドストライプスが揃って此方を見ていることだった。
奴らの視線は、明らかにオレに向けられていた。それも好奇の目ではない。与えられた新しい玩具を見るかのような目付きに、心臓が締め付けられるような錯覚を覚える。

「どうやらあちらも暇になってきたな……さて、次はコイツらの相手をして貰おうか。ワシに処女をブチ抜かれた以上は余裕やろ」
「な……っ!?」

スカーキングの言葉を受け、周りのグレイト・エイプ達が下品な笑い声を上げる。
冗談じゃない。こんな野蛮な連中相手に犯されるなんて御免被る。余韻で鈍った頭を何とか正気に戻しつつ、拒絶の言葉を口にする前に大勢の足音が近寄ってきた。

「や…っ止めろ、来るな……! 嫌だっ!」
「そうは言われても、あの怪獣王サマが輪っか外した途端にイキ過ぎて失神しちまってるんだよ。代わりにテメェが相手してくれや」
「そうそう。さっきまで見てたけど、アンタなかなか感度が良さそうだからよぉ。たっぷり可愛がってやるぜ」

各々好き勝手に言いながら、無数の手がオレの全身に伸びる。抵抗すらままならない中で嫌悪感に身を震わせれば、スカーキングが愉快げに笑った。

「フヒヒヒ、すっかり愛されとるなぁ。それじゃ、ワシは少し休憩するからお前ら好きにせぇ」
「……っ、おい待て! このっ……!!」

オレの叫びも虚しく、スカーキングはそのまま奥の方へ消えていく。その背中に向けて悪態を吐きつつも、この場から逃げる手段がないことは理解していた。
このままでは本当にまずい。だが、どうにかしようと藻掻いても、骨の鎖を虚しく鳴らすだけで何の解決にもならなかった。そして、オレの後ろにレッドストライプスの一体が回り込む。

「うっ……!」
「さぁて、待たせたな。しこたま面白いモン見せて貰った礼に、今度は俺がアンタを可愛がってやんよ」
「や、やめてくれ……っ!」
「やめて? 寝言ほざいてんじゃねーよ」

後ろから伸びてきた腕が腰を掴んだ直後、ずぶ、と体内に異物が侵入してくる。指とも舌とも違う、もっと大きく熱いモノが。

「ひっ、ぐぅ……ッ!かはぁ…ッ♥♥」
「おお、キッツいなぁ。でもすぐに慣れるぜ? そーら、力抜いてみな」
「や、やらぁ……っ!ひぐぅうッ!♥♥」

ぐり、と腹の内側を押し上げられ、喉の奥から悲鳴じみた声が漏れる。痛いはずなのに、何故か後孔はやわやわと収縮して男根を受け入れ始めていた。

「おっ、締まりが良くなってきたな。やっぱテメェは雄のフリした女なんだな、コング“ちゃん”よ」
「ひぎぃいっ!? う、うっせぇ…早く抜けよ……ッ!♥♥」

どちゅん、と勢いよく突き上げられ、そのまま何度も激しく抽挿されると、突き出された対の突起にそれぞれ生暖かいものが触れた。それが奴らの舌だと分かった瞬間、ビリリとした刺激が脳天まで駆け抜ける。

「はへっ!? くぅう……っそ、そんなところ舐めるなぁっ! はっ早く、離れろってぇっ♥♥♥」

片方はちゅうと吸い付かれ、もう片方には甘噛みされる。胸から広がる快楽に身悶える度、体内で穿たれる肉棒の存在を意識してしまい、萎えていたはずのオレの男根も独りでに勃ち上がっていた。

「あ゛ひぃいッ!♥ だ、め……おかしく、なるぅぅ…!♥♥」
「おいおい、まだ触ってもいないのにこんなにしやがって……恐ろしくド淫乱じゃねぇか。そんな堪え性のないチンポにはコレだな」

一旦律動が止まった代わりに別のレッドストライプスがオレの足許に屈み込むと、手にした何かを取り出し、根本に近づける。それは、見覚えのある蔦―――ゴジラの男根を戒め、絶頂を阻んでいたものと同じだった。

「っ!!? やめろっ、それだけは嫌だ!」
「そう言うなって。これも大事な教育なんだからさぁ……暴れたら怪我するぜ? ほら」
「あ゛っ……!? うわぁああああッ!!!」

ぎゅむ、とペニスの根本が縛られる。蔦の絶妙な硬い感触が何とも言えない心地悪さを醸し出し、思わず悲鳴を上げてしまった。

「はっははは、コレでテメェも怪獣王サマとお揃いになっちまったなァ!どうだい、どんな気分だよ?」
「く、ぅ……ふざけ、んな……! こんな真似をしてタダで済むと思―――ひぐぅッ!?」
「可愛げねーなぁ……もっと素直になれよ」

「や、やだぁっ!ゆるしてぇっ!もうイキたくな゛っ……いやあ゛ぁぁぁっ!!♥♥♥」

肉壁が激しく痙攣し、乳首にも吸いつかれる。しかし簡単に絶頂することは許されない。ペニスの根本に巻き付いたままの蔦が千切れない限り、或いはこの場にいるレッドストライプス全員の獣欲が解消されない限り、オレへの責苦は終わらないのだ。

「ん゛ぉ゛お っ!♥ 〜〜〜ッッ♥♥♥ ひぃ、っぐぅうううッ!♥♥」

達したくても、イけない。地獄のような感覚が体中を駆け巡る中、オレの涙混じりの慟哭は闇に溶けていった―――。

 

 

後日。

「んぼっ、んぶっ……んむぅ…っゴジラぁ…!♥♥」
「んぶぅううっ!んんっ、ふはぁ……っ♥ コン、ぐぅ……っ♥♥」

オレの舌が、怪獣王の咥内で暴れ回る。それはオレと向かい合わせにされたゴジラも同様で、彼の分厚い舌が口内を這いずり回っていた。互いの唾液が混ざり合い、飲み込みきれなかったものは顎を伝って零れ落ちていく。

「ふ、ん゛……っ♥ はぁっ、ちゅぱっ…ンむぅ…!♥♥♥」

息継ぎの合間に互いの名前を呼び合い、そして互いの手を握っている力を込めてはまた唇を重ね、舌を絡ませ合った。が、そんな細やかな睦み合いも、下腹部を襲う律動によって中断させられる。
あれから“今日からお前らは正真正銘の肉奴隷や”と宣言したスカーキングの命令で、オレ達はグレイト・エイプ達の性奴隷になっていた。来る日も来る日も雄達の欲を全身にぶつけられ、下の口は疎か、腹の中も常に奴らの子種汁だらけだ。おまけにお互いの臀部もそいつらに気まぐれで叩かれたり、抜いた数だけ赤い墨を塗られるという淫辱の証を刻み込まれている。
そんなある日、突然“場所を変えよう”というスカーキングの提案の元、オレ達はまたもやペニスの付け根に緑色の蔦を括り付けられたばかりか骨の首輪を付けられ、まるで犬のように扱われた。これだけでも屈辱的だったが、抵抗すればより酷い仕打ちを受けるだけ。オレ達は歯噛みしながらも命令に従った。
そして熱気渦巻く大広間―――グレイト・エイプ達が常々過酷な労働を課せられている場所に通されると、スカーキングは首輪に繋がったリードを引いて無理矢理オレ達を歩かせ始めた。

「クソトカゲはともかく、若いのは同族を助けたいんじゃろ? だったらコイツらに奉仕するんやな」

それが、スカーキングの言い放った最後の言葉だった。
後は監督役のレッドストライプスに囃し立てられるまま四方八方をグレイト・エイプ達に取り囲まれ、休む間もなく雄の欲望をぶつけられていた。

「おい、何時までもイチャついてんじゃねぇぞ!こっちも相手しろや!」

「う゛あ っ!♥♥ や、めっ…!今、はダメだって……!♥♥」
「ひぐぅうっ!♥♥ 待て、うごかな、でぇ……っ!♥」

ほぼ同じタイミングで後孔に突き立てられた剛直に腰が跳ね上がる。その拍子に唯一手だけは離さなかったが、それも奴らの加虐心を煽っただけのようだった。

「ははは、何が“待て”だよ! 手ぇまで握り合ってさぁ! おい、もっと激しく突いてやれ!」
「はっハイ! ……ごめんな、アンタ達。俺らも死にたくないんだ、恨まないでくれよ…!」

「……ッ、うぐぅ…っ! お ゛っ……おひっ…かはぁっ……!♥♥」
「ん、お゛ォっ!♥あ ゛へぁ……っ!? ま、まっへ……っ!! そこらめっ、!奥はら゛めぇぇえッ!!♥♥♥」

脅されるがまま、或いは己の獣慾が赴くまま突き上げられる度、視界がちらちらと明滅する。同時に腹の奥底から射精感がせり上がってきて堪らない。しかし無情にも根元の戒めは解かれないままで、吐き出すことも許されず、延々と快楽を溜め込むしかないのだ。
それどころか、ギシ、と軋む音を立てて一層締め付けられ、蔦の表面にヒビが入っただけで射精を押し留められてしまう。

「かひっ、ひぎぃいいいィ~ッ!!♥♥ イぎだぃぃッ!♥ 誰でも良いから頼む、出させてくれぇえッ!!♥♥♥」
「うぁあ゛ぁあッ!! は、外してくれぇ……ッ!♥ お願いします、ちんぽイかせてぇぇっ!♥♥ もうズコズコやら゛ぁああ゛ぁっ!!♥♥♥♥」

ゴジラの咆哮に似た嬌声と、オレの敬語交じりの情けない喘ぎが洞窟内に反響するも、それに応える者は誰もいない。むしろ発狂すればする程、戒めがギチギチと嫌な音を立てて裂け目を大きくしていく。

(こんなに勃起してんのに、何で千切れないんだよぉ…っ! あ、ダメ……今ちんぽ意識したら、またイっちまいそ……)

そう思うなり、痛々しい程血管が強く浮き出た幹の先端からぷくりと透明な雫が生まれる。それはすぐに溢れ出してぽたぽた滴り落ち、地面を濡らしていった。
まるでマグマが身体の中で暴れ回っているかのような熱さと疼きが全身を支配し、思考が霞みがかったようにぼやけていく。それと同時に、後ろでオレを犯していた雄の動きが早まり、肉同士がぶつかり合う音が一層激しくなる。

「うぁあ…っも、だめだ、射精るぅ……っ!!」
「ふぐぅううっ! やめへぇっ、抜い……ッひあっ、あ゛ぁあぁあ……ッ!!♥♥♥♥」

熱い飛沫が体内に広がる感覚。びゅる、ぶぴっと断続的に注がれ、その度に背筋を駆け上がる甘い痺れに全身を震わせると、ようやく懇願が通じたのか、オレ達の男根を戒めていた蔦がぶち、と鈍い音を響かせた。

「あ……あ゛っ、やっと外れ―――…っおあ゛あアァァアッ!!♥ イグゥッ!♥♥ イグッ、ちんぽイっぐぅぅうッ!!♥♥♥」

その途端、堰を切ったかのように溜まりに溜まった精液が吐き出され、頭の中の理性が粉々になって飛び散った。それはゴジラもまた同様だったらしくオレとほぼ同時に果て、多量の白濁を地面に撒き散らしていた。

「んひィィィっ!♥♥♥ でるっ、儂のが射精てしまうぅっ♥♥ はへっ、イグゥ……っ! ァオォオオ゛ッ!!♥♥」

蕩けた恍惚を表情に浮かべながら、ゴジラは普段の威厳っぷりからは想像出来ないような声を上げて喘ぎまくっていた。
普段は鋭い目つきで周囲を睨んでいる黄金色の瞳も、今は快楽に染まりきっている。頬や耳まで真っ赤にして、口の端から唾液を垂らしながら情けない声で泣き喚く姿は滑稽を通り越して哀れですらあった。
そんな様子を眺めつつ、オレ達は絶頂の余韻に体をビクビク痙攣させる。しかしそれでも全身の力が崩れ落ちるのを防ぐべく、互いを繋いだ手だけは決して離れることはなかった。
掌から伝わる熱ですらも愛おしくて、自然と絶頂が長引いてしまうのだ。それがまた精巣内で作られている精子の勢いを早め、何度も繰り返し襲ってくる恍惚に脳髄ごと溶けてしまいそうになる。

「おぉお…すげぇ。コイツら、まだザーメン出してやんの」
「どんだけ溜めてやがったんだ?」

周囲のグレイト・エイプ達が何か喋っているが耳に入らず、絶頂直後の余韻に浸りながらもうわ言のように呟く。

「はー……はー……っ♥♥ あ、んっ…っ……♥♥♥ふ、っあぅぅ……っ♥」

か細い吐息を漏らしつつ、全身から茹だるような脱力感が起きて崩れ落ちそうになるも、オレ達に休息が訪れることはない。また新たな雄が後ろに回れば容赦なく突き上げてきて、再び強制的に快楽の波へと突き落とされる。

「うぁ…っ! やめろっ、オレらに触るんじゃねぇッ! ぐっ……んぁっ!?♥♥」
「そ…そんな、せめて休憩を……っ!少し休ませ……あぐぅうっ!♥♥」

「はははは! いいザマじゃねぇか肉奴隷共がよ!」
「もっと楽しませてくれよ!」
「ほぉら、まだまだこれからだぜ!」

この陵辱はいつ終わるのだろう?一体どれだけの間こうして犯されるのだろう。答える者は誰一人と居ない。
燃え盛るマグマが泡立つ音と入り混じり、獣臭さと汗、そして精液の生臭い悪臭が立ち込める中、地下世界に君臨する邪知暴虐の王の手中に堕ちたオレ達は、グレイト・エイプ全員分の欲望が尽きるまで延々と貪られ続けるのだった。

 

 

 


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