猩々の宴

猩々の宴/了

儂から繰り出された反撃から逃れるべくスカーキングが何度も後方へ仰け反るも、儂は決してそれを離さないようにギリギリと強く鉱石を握り締める。そう、これが狙いだった。スカーキングは勿論あの鉱石ごと確保し、同時に頭かしらが挫かれた事で部下のグレイト・エイプを一瞬で鎮圧できる。いくらスカーキングがシーモを脅し、無理やりにでも動かす要因となる要石さえ封じられてしまえば、所詮こちらより力の劣る一族に過ぎない。そ

猩々の宴/祈

「おい、シーモ? さっきから、ワシらの交尾を見てムラムラしてしゃあないんやろ?なら――コイツのツラに、お前の股座乗せんかいや」「なっ…!?/え………?」思わず声を揃えて疑問符を零すも、スカーキングは相変わらず悪辣な笑みを浮かべたままでこちらの反応など意にも介さず言葉を続けた。「んん~、聞こえんかったかぁ? お前の股座を、コイツの顔面に乗せろと言うとんじゃ。憧れの怪獣王サマに欲求不満なドスケベまんこ

猩々の宴/乱

「んへぇえっ!♥ くっお゛ぉぉぉんっ♥!」あちこちで涙声混じりの嬌声と、グレイト・エイプらの謝罪を交えた呻き声が聞こえる。そして先程聞こえてきた声は、音源からして恐らくオオタチの方向だろう。しかし彼女―――否、彼女らを助ける余裕は今の儂にはなかった。何故なら後ろ手に拘束され、この娼館内で一番の大きさを誇る寝台の下にうつ伏せで転がされていたからだ。本来ならこんな骨の鎖などあっさり引き千切られるものな

猩々の宴/序

(腐向け)スカーキング×レジェゴジ。怪獣娼婦達がスカーキング率いるグレイト・エイプ達に襲われる集団乱交モノです。途中でシーモ×レジェゴジも含まれます。レジェゴジ視点。