「あの、貴方が悶えている内に私の方も何だか変な気分になってきちゃって…ゴジラさんさえ良ければ、私にも……して貰えます?」
要するに、以前スカーキングの襲来時にしていた“奉仕”をまたして欲しいということらしい。けれどあの時と違うのは決して命じられた訳ではなく、あくまで彼女の純粋な欲情から来るものであり、尚且つ口振りからしてこちらにとっては苦しさしかない顔面騎乗ではないということ。それなら、先程の咥内籠絡のお返しもできるという訳だ。
「あぁ……構わないぞ。ならば、尻をこちらに向けてくれないか?」
そう言って四つん這いになるように促すと、シーモは何の躊躇もなく真っ白で巨大な臀部をこちらに向けた。無防備なその体勢だけでも十分厭らしく、思わず息を呑んでしまう。と同時に、再びシーモの口許に儂の男根が宛がわれ、所謂両舐りの形になる。
「何だかお互いの大事な箇所を舐め合うなんて、とってもいやらしいですね」
「っふ……だが、そういう趣向もまた悪くはないであろう?」
「はい……♥」
恥じらいつつも酔いと欲情からくる興奮で理性を飛ばしているのか、シーモの開きかけのスリットは既に潤っており、如何にも触って欲しそうに波打っている。もし不意打ちで開いてしまえばどの様な具合に濡れているのだろうかと想像を侍らせたところで、シーモの尾がくいっと天井に向けて持ち上がり、十分すぎるほどに熟れた雌蕊が顕になる。
「ご、ゴジラさん…厚かましいのを承知ですが、どうか私のココに触ってください……っ♥」
「……ああ」
此処までお膳立てされて、雄もとい娼夫として断れる筈もない。彼女の期待に応えるべく白い肉の秘裂を、両親指を使って抉じ開けると真っ先に雌の匂いがむわりと嗅覚を突き、べとべとに湿った薄桃色の淫唇が露わになった。
「あんっ♥」
「ほう、此処は随分と綺麗なのだな」
「そ、それは……んんぅっ♥」
開いただけでまだ何もしていないのにシーモは甘い吐息を漏らし、嬌声を上げてしまう。それだけで彼女がどれだけ発情しているのかが伺えた。
肉洞から漂う雌の匂いを鼻腔で堪能しつつ、ゆっくりと人差し指を挿入するとまるで男根を迎え入れるかの如くすんなりと入り込み、きゅうきゅうと締め付けてくる。しかも奥に行けば行く程緩やかな冷気が指先にまとわりついてきて、今氷の女王の肉孔を暴いているという自覚から一層強い欲情を湧き上がらせる。
「んんっ♥ あっ…あっ……!♥」
「気持ち良いのか? 」
「は、はいぃ……♥ でも、もっと奥に欲しいです……っ♥」
比較的鱗の少ないつやつやした臀部がぷりんっ♥と揺れ、更なる愛撫をねだる。
「良かろう。其方が望むことなら何でも叶えてやる」
「ふぁ……!♥ ありがとうございます…では、私の方も失礼します」
その言葉を合図に今度はシーモの口がぱっくりと開かれ、また儂の男根を口の中に招き入れた。しかも今回は半ば丸呑みという形で舌を使い、亀頭も竿も丸ごと刺激してくるものだから堪らない。
「っぐ……! んぢゅるっ♥ ぅぐぅっ♥♥」
シーモが必死に頭を上下させる度にじゅぽっ、ぬぽっと卑猥な音が鳴り響き、時々きゅっと舌の付け根で丹念に弄ばれれば腰が砕けそうな快楽が襲ってくる。と同時に、儂の方も先程シーモの胎内に入れたままの指を抜き差しし、自らの分厚い舌で包皮から剥き出しの陰核を右往左往に殴打すれば、彼女は腰をびくつかせながら甘美な喘ぎを漏らしている。
「んぶぁっ!?♥ ご、ゴジラさぁん!♥♥ ソコも一緒にされたら、気持ち良すぎますぅっ♥♥」
全く、素直で積極的なのは良いが余りにも陥落するのが早いな。そう思いつつシーモが悦んでいる隙に、一旦指と交代して彼女の胎内に舌を押し込み、ナカをぐりぐりと蹂躙していく。
「ぁあああぁぁっ!?♥ だ、っ駄目ぇ…っ!♥♥ そんな、トコ…汚いぃっ♥♥」
「んむ……っそうは言っているが、実のところは、ン…こうされるのが本命なのだろう?」
「う、ぁ……っ!♥ そ、それは…!♥んむぅっ♥♥」
煽られた羞恥心からかシーモは反論しようとするも、せめてもの誤魔化しなのか口淫を再開し、黙々と奉仕を続けていく。 しかしそんな健気な態度が愛らしく思えて仕方がない。
「……可愛い奴め」
嘘偽りのない本音を口にすると、儂は再び雌蕊への口淫を再開した。
じゅるっ、じゅぷ、と舌先で蜜壺を舐り、前後左右に注挿すると奥から溢れ出る甘酸っぱい雪解け水が味蕾を覆う。そんな中、ソコを重点的に弄る度に彼女の後孔がひくひくと収縮するのを見てしまえば不本意にも悪戯心が芽生えてしまい、指先でくるくると孔の縁をなぞる。
「んっ、ぁ…!♥ そこぉっ♥」
「どうやら此方も寂しいようだな?」
「さ、寂しいなんてそんな…うう、恥ずかしい…っ♥」
シーモの体が何度もビクつき、嗚咽を漏らしかねない泣き声になりかけてはいたものの、きゅっと窄まった菊門を僅かに刺激される快感に酔い痴れており、直接それを阻止しようとはしない。むしろ強請るように自ら尻をふりふりと突き出し、もっと快楽を得ようとしているようにも見える。
「案ずるな。ココもちゃんと気持ち良くさせてやる」
そう言って菊門に強く口付けるとシーモはびくんっと大きく身体を震わせた。これから与えられるであろう“刺激”に期待しているのか、彼女の秘裂からはつぅ……っと白く粘っこい糸を引いている。
「あ……あぁ…♥ お尻、こんなに弄られたことないのにぃ……!♥」
「ほぅ? こちらはほぼ初めてであったか…それなら、じっくりと其方の蕾を味合わせてもらおうとするかな」
にやりと牙を覗かせて笑うと躊躇なく彼女の後孔に舌先を捩じ込み、固い入り口をぐりぐりと押し開くように愛撫した。本来ならば排泄にしか使われない箇所だが、それを必要としない個体だからこそ場合によってはもうひとつの性器となる。
「う、ぁあ゛っ!♥ はぁんっ……!♥」
これまで菊門に一切の刺激を与えられていなかったせいか、未知の快楽に打ち震えるようにシーモは内股を震わせて甘い喘ぎ声を上げる。
そんな反応に微笑ましさすら覚えた儂は、彼女の肛肉を拡げながらねっとりと舐りつつ、じわじわと舌先を挿入し始めていく。時々息苦しさに軽く後退すればシーモの嬌声も高まり、その声色からして彼女もまたこの行為に感じ入っているようだ。
「あっ、ああぁっ!♥ やだぁ、そんなところ舐められたらぁ……っ!♥♥」
「……ふっ、言葉とは裏腹にやたらと感じているではないか? シーモ」
「う、ぁ…だって……っ♥ ゴジラさんが巧すぎるんですもの……!♥」
「そうか、それは光栄なことを言ってくれる。ならば礼としてもっと善がらせてやろう」
「あ、ありがとうございます……!♥」
声こそ震えていたが、更なる期待からかシーモの尻はふりふりと揺れ、がら空きの膣からは一層多量の蜜がぼとぼとと零れる。
そろそろ頃合いか。今や第二の胎内と言って良い程に柔らかくなった肛肉へ舌先を深くねじ込み、唾液を絡めながら激しく蛇行すると、シーモは切なく弱々しげな甘い叫び声を上げた。
「ぁ……あっ……!!♥ は、入ってくるっ……!♥ ゴジラさんの舌が、私のお尻に……っ♥ ひぁんっ!♥」
奥を抉れば肉孔中がきゅんきゅんと波打ち、膣から垂れる愛液が儂の喉元を汚す。だが、それすらもこちらにとっては雄としての性感を燃え上がらせる材料となり、愛撫は激しさを増すばかりだ。舐りだけでなく、焦らす為にわざと引き抜いたり時に縁部分で音を立てて吸うと、快楽により甘さを帯びた彼女の吐息も追随する。
「は……ぁ……♥ あっ、あ、あ……っ!♥♥ お尻ぃ、っ気持ちいいっ♥ ゴジラさん……っ!もっと、もっとぉっ♥♥♥」
場所は違えど、前に奉仕させられた時もこの前後運動を気に入っていたなと思い出しつつ、暗に「口がお留守だぞ」と咎める様に彼女の勃った陰核を左右からころころと軽く扱くと、シーモは慌てた様子で眼前のそそり立った魔羅を口いっぱいに頬張った。
「ん゛ぅっ……ふ、っん……!♥」
そのまま頭部を前後に動かし、亀頭や裏筋、幹に張り巡らされた血管に舌を這わせて這い回らせ、 時々喉奥で先端を包み込む。その中でシーモは奉仕中の肉棒を胎内の奥深くへ挿れられるのを夢想しているのか、またもや剥き出しの雌蕊からとろとろと蜜を垂れ流す。雄にとっては正に桃源郷の入り口とも呼べるが、挿入を禁じられている身としては酷くもどかしい。
代わりとして尻穴への舐りはそのままに、秘部を拡げたままの指の幾本かを再び雌孔へ挿入し、ぐぽぐぽと掻き回すと忽ちシーモの臀部がびくりと跳ね、「ん゛むぅう゛っ!?♥♥」とくぐもった嬌声を上げた。
「んっ、ぅむう゛っ!♥ ぐ…ぢゅるるる゛っ……!♥」
胎内、後孔、陰核。雌の急所全てに儂の愛撫が加わっては最早シーモも快楽を誤魔化す術はなく、ただただ嬌声を上げる他ないようだ。その証拠に彼女の腰は既に砕けており、脚がガクガクと震えている。
「んっ……ん、ぉ゛……♥ ゴジっ、ふぁ…♥♥」
「んはぁ…♥ シーモ…っぅむう……っ♥♥♥」
濃厚過ぎる交互愛撫の繰り返しに心地良さすら覚え、獣欲に痺れた頭の片隅で思う。このまま奥まで暴いて彼女の全てを貪りたい。薄桃色の雌蕊を隅々まで愛し尽くしたい。そんな思いを侍らせた途端、シーモの咥内で愛でられている男根がぶわり、と急激に膨張する。
「んぉ゛……ぉご……っ!?♥♥」
突然咥内で膨れ上がったソレにシーモは驚き、くぐもった声を漏らす。しかし、こちらは攻めの手を緩める気はなく、雄の本能からくる興奮で吐息をひとつ漏らすのを皮切りに、彼女の弱い箇所を指先でぞりぞりと擦り上げ、同時に余った小指で陰核を弄ぶ。
「んん゛っ!♥ ん、っふ……!♥ ん゛ぅう……っ♥♥」
絶頂が近くなったのか、シーモの嬌声が一段と高まると共に、後孔と膣中が埋まった異物を咀嚼するかの如く何度も妖しくうねる。それと同時に儂の口内には雌蕊特有の濃く甘い香りが強く満ち始め、大きく戦慄く舌の動きが電流のように脳髄へ刺激を送り込むと、いよいよ儂の限界も近付いた。
「ん゛っ…シーモ、出すぞ……ッ!♥ むぐぅうっ…!!♥♥」
くぐもった叫び声を合図にシーモの尻に顔を埋めて後孔に一層深く舌先をねじ込むと彼女の躰が痙攣し、次いでびくんっと大きく跳ね上がる。同時に、魔羅から勢いよく吐き出された白濁液がごぽごぽと容赦なく喉奥に流れ込んでいき、シーモは苦しそうにしながらも喉を鳴らしてそれを飲み下していく。
「ん゛っ♥ ごぶ、っぃぎゅ……っイぐぅ゛…っ!!♥♥」
強い迸りを伴った精飲の弾みで彼女も達し、尻が上下に揺れるとぱっくりと開いた秘裂から潮が噴き出し、儂の顔に容赦なく降り注いでくる。
「はぁ……んむ、っ…! ぐ、んぶぅうっ!♥♥」
正真正銘の失禁ではないだけマシだったが、やはり勢いも量も一段と多い迸りを辛うじて受け止めた後、ごきゅ、と音を立てて飲み込む。無味無臭の透明な液体と入り混じり、愛液特有の酸味が僅かに舌に残るものの、シーモの雌香によって昂った儂にとっては全てが甘美でしかない。
脈打つ二穴から指と舌を抜くと、案の定シーモは未だに強烈な絶頂が引かないのか、筋肉質な後ろ脚をガクガク震わせている。
「ぇう゛…っあぁ……んあ゛あぁ…!♥」
「ん゛んっ…ぷぁっ! はぁー……ふふっ…盛大に果てたな?シーモ」
一頻り潮を飲み干して息を整えつつ問うと、彼女もまた多量の白濁液を儂の男根に残しながらゆっくりと口を離した。はぁはぁと濃い冷気混じりの荒い吐息を漏らして此方を振り返るなり、申し訳無さそうな声で訴え始める。
「ごほっ、うぅ゛っ…す、すみません…… ゴジラさんのお顔が私ので汚れちゃいましたね」
「謝る必要などない。こちらも其方を逝かせるのに思わず本気になってしまったからな」
本来は雄相手の男娼として雌怪獣の相手は例外なのだが、恩返しという名目上、そして久々に雌蕊を目の当たりにした所為でつい最後まで攻め立ててしまった。けれども彼女はそれに対して不満を抱くどころか、寧ろ安堵したような、それでいて嬉しそうな表情すら浮かべている。
「良かった…私なんかが相手でも気持ち良くなって頂けて……」
「自分を卑下するでない。この怪獣王を二度も口淫のみで逝かせることなど、久しぶりの体験であったぞ」
諭すように告げると、彼女は照れた様子で「ありがとうございます」とはにかみながら礼を言った。その仕草が愛らしくて溜息が漏れそうになったが、不意にお互いの体液で汚れていることを思い出し、息を整えつつ投げかける。
「しかし、かなり汚してしまったな。少し湯浴みに行くか? まだ時間も残っている」
「えっ……そ、そうですね。では、お言葉に甘えて失礼します」
シーモも今の自分の姿を自覚したのか、顔を赤らめて恥じらいながらも同意を示すと、のそりと立ち上がって浴室へと向かう。が、行為の余韻が残っているのか、突然かくりと四足を折って盛大に突っ伏しそうになる。
「きゃ!?」
「大丈夫か?」
「っはい……でも、何だか体に力が入らなくて、ちょっと歩けそうにありません」
「仕方のない奴め。手を貸してやろう」
苦笑しつつも一旦寝台から降り、寄り添う形で彼女の体を支えてやる。
「ごめんなさい…お手数おかけしますが、お風呂場までお願いしますね」
「ああ、任せておけ」