【オオタチ(雌)】
香港を襲ったオオタチとは別個体のクローンKAIJU。ダウナー気質で冷淡な毒舌家だが、実は根が世話焼き。
PPDCに拘束されている標的のニュートン・ガイズラーを捕らえられず苛立っていたところ、成り行きで娼館に流れ着いた。
四足歩行の細身の体つきは娼館でも珍しく、何よりも武器は長く青い舌。その口淫テクニックは絶品で、言葉責めと合わせて快楽の深みに引きずり込まれる客が続出。
さらに彼女の体液には強烈な催淫効果があり、たとえ乗り気でなくとも……その淫靡な毒の数滴には抗えない。
「こんばんは、ニンゲンさん。アンタが私の相手? ふぅん……珍しいわね。それとも、KAIJUの骨目当てで来たのかしら? もしそうなら悪いけどお断りよ。私はまだ捕まる訳にはいかないからね」
あえて突き放すように言い捨てると、相手は少し驚いたようだったがすぐさま首を横に振った。
なーんだ、拍子抜けじゃない。ま、それならそれで私としてはリピーターが増えるというか、ここにしばらくは置いてもらえる理由が増える訳だし、今夜は適当に付き合ってあげようかな。どうせ“標的”は今夜も人間達の厳重警備で捕まえられないし、多少の暇つぶしにはなるだろう。
「あら、そうなの。そんなお客は久しぶりね……ほら、さっさと始めましょ? それとも、私から脱がせて欲しいのかしら?」
そう言いつつ尻尾を高々と上げると、客はまた慌てて首を横に振って否定した。もう、この部屋は私とコイツの二人っきりだからそんなに恥ずかしがらなくても良いのにね?なのに何か恐怖で顔が引き攣ってるし。まさか私の尻尾で頭を引き千切られるとでも思ったの? 問い掛けると客はひとつ頷く。
はぁ…呆れ返る程に愚直なのね。 ま、確かに私はKAIJUだしアンタはニンゲンだから、食べられる(意味深)っていう恐怖が先立つのは分かるけど、ここは種族問わずに一夜限りの愛を楽しめる怪獣娼館なのよ? 理性を捨ててケダモノみたいに求めてくれないと私もやり甲斐がないわ。
「全く……もう、しょうがないわね。立ち話の続きは彼処の寝台でしましょ? KAIJU相手に勃つか不安でしょうけど、そこは頑張ってもらうしか無いわね」
そう言って身を翻すと、部屋の真ん中に置かれている円形の寝台へと客を導く。四足のKAIJUである特性上、歩く度にわざと尻を揺らすと同時尻尾を垂直に上げて雌蕊部分を曝け出し、挑発も忘れない。
生唾を飲み込む音が背後で聞こえた気がしたが、下の口で抜くのはまだ先だ。先ずは私のお眼鏡に叶うように、品定めしないといけないもの。寝台に腰掛けて軽く喉を鳴らすと客は未だ緊張が解けないと言った様子で、 おずおずと座り込む。
「ふふ、ガチガチに緊張してるのね。十分にイジメ甲斐が……じゃなかった、落とし甲斐がありそう。私はね、そういう男の方が好きよ? さて、今夜はじっくりと可愛がってあげるから覚悟なさい?」
舌舐めずりしつつ囁くと、客は引き攣った笑みで返事した。あら、まだ緊張したままのね?というのも、獲物を捉えたかの如くゆっくりと次第に押し倒し、相手に覆い被さった私の目には、怯える動物が僅かに見せる矜持の欠片がありありと見え隠れしていたからだ。それなら徹底的に堕としてやったらどんな反応を見せるのか……楽しみで仕方ない。
「ふふっ、良い顔するじゃない。やっぱり貴方は虐め甲斐があるわ……私の舌技で何処まで保つのかしらね?」
そう宣言するや否や私は尖った爪で客の着ている服のボタンを外し、胸元をはだけさせてゆく。途端に無防備な胸板が露わになり、その表面には汗がじっとりと滲んでいる。
「あら、暑くもないのにもうこんなに汗かいて……まるで陸に上がったお魚みたいね? さぁてと…先ずは胸から可愛がってあげるわ♥」
青く淫靡に発光する舌を伸ばすと、また引き攣った悲鳴が微かに聞こえたが、寧ろそれは私に対して嗜虐という引き金を引いたようなものだ。先ずは鎖骨周辺、胸筋の上をぬるりと這い、舌先から生える触手部分で突起部分を軽く撫でる。するとすぐにそこは硬くしこり始め、更なる追い打ちとしてちゅりちゅりと扱いてやれば、面白いように腰が跳ねた。
「んふ♥ ニンゲンさんの乳首って面白いわねぇ……ちょっと舐めただけでこんな硬くなるなんて、ゾクゾクしちゃう。ほら、もっと良く見せて頂戴?」
言葉責めを織り込みながら舌の細い触手部分で胸の突起部分を軽く弾き、同時に片手の爪でツンツンと反対側を軽くつつく。すると面白いように相手の腰が跳ね、すっかり焦燥しきった獣のように荒い呼吸が私の頭上から聞こえた。
「あら、随分良さそうじゃない……そういう反応されると私も楽しくなってきてしまうわ」
今度は反対側の胸も舌先で弄り、突起部分を今度は強めにぐにぐにと刺激してやる。忽ち相手の息が益々荒くなり、雄の象徴が既にズボンの布を押し上げているのがはっきりと見て取れる。本当に呆れたものだわ。こっちは元から全裸だというのにまだこの程度のボディタッチで興奮するだなんて……ニンゲンの性欲ってやっぱり度し難いわね。
「ん、っ…ねぇニンゲンさん、ちょっと聞きたいんだけど……こんなに胸攻められただけでここまで勃起しちゃって、恥ずかしくないのかしら? それなら、今夜は乳首だけでイカせて終わらせちゃおうかな?」
クスクスと笑いながら一旦舌を離し、今度は爪を用いて両方の突起部分を器用に小刻みに引っ掻く。その度に相手は呻きとも喘ぎとも取れる声を上げて悶え、もどかしそうに腰を捩らせている。
どうにかしてあげたいところだけれど、生憎私はニンゲンのズボンに着いているベルトの外し方をよく知らない。なので、焦らしも兼ねて私は一旦口を離した。
「んふっ…そんなに腰を動かしてちゃ、ちっとも解らないわよ? 貴方からどうして欲しいのか、ちゃんと行動で示してくれなくちゃ……」
言葉だけでなく、後ろ足の爪で布越しの輪郭を軽く突いてやると、面白いくらいに腰が跳ねて震える。快楽から必死に耐える姿は可愛いけれど、その衝撃で我に返ったらしくニンゲンはベルトに手を掛けると、震える手でゆっくりと外し始めた。
「そうそう、それで良いのよ? ここまで耐えて素直になったご褒美に、こちらも堪能させてあげるわね♥」
そう言って私はわざとニンゲンの顔面に自らの秘部を乗っけると同時、軽く尻を揺らす。剥き出しのおまんこが鼻に食い込み、相手の呼吸に合わせて動く感触も伝わる。
「んっ……どう?ちょっと恥ずかしいけど、KAIJUにも子作りする為の器官はちゃんとあるのよ? ほら、しっかり鼻で感じて?」
ゆっくりと擦り付けるように腰を動かすと、途端に相手は熱っぽい吐息を漏らす。下手すりゃ顔面騎乗にもなりかねないが、こういうシチュエーションに興奮するニンゲンもいるから面白い。それに本来KAIJUの体液は猛毒なのだけれど、私のは“標的”を満足させるべく催淫効果のある性質に作り変えられているので、粘膜を通して摂取すれば即効性かつ強烈な発情作用が得られる。
当然それは股下にいるニンゲンも例外ではなく、一滴が対象の舌に触れただけでも呻き声が上がり、忽ち相手のちんぽがほぼ垂直に涎を垂らして硬くなり始める。
「っ…随分素直に反応してくれるじゃない。そんな露骨に勃ってちゃ、すぐに搾り取られちゃうわよ? それとも…こっちの方がお好みかしら?」
尻を落とし、既に剥き出しの性器をお客の顔面にぬちゃっと押し付けると、それだけで彼のモノは硬さを増し、先走り汁が零れ始める。軽く腰を揺らすと更に水音が増し、益々溢れ出して来ているらしい。ほんと、このザマだと少しは我慢しろと言いたくなるわね。
「あっ♥ これはなかなか……良い座り具合ね?アンタの顔の上で自慰してる気分になりそう。うふ、どうするのニンゲンさん? このままここでお精子出しちゃっても良いのよ?」
わざとらしくねちっこい口調で相手の劣情を煽りつつ腰をくねらせると、それだけでも十分過ぎる刺激らしくお客は呻き声を上げつつ一層息を荒らげ始めた。やれやれ……早いこと自室に帰って“標的”の奪還方法について調べたいっていうのに、これだと早くカタがつくかもね。
「んっ、あっ…!もうっ……だらしないわねぇニンゲンさん、これじゃあ私に魂ごと食べられちゃうわよ? あふっ♥」
爪先でちんぽの裏筋を擦ったり軽く舌を伸ばして絡めるといった行為を繰り返すと、更にモノはビクビクと反応する。先端からは既に白濁が滲んでいて、それをモノごとかぶりついてしまいたい衝動に駆られるも、ぐっと我慢する。あくまでもお口に入れるのは終盤になってからだ。指定された時間がある都合上、もっと焦らして長く楽しむ為に。
「うっ♥ くぅ……ンッ♥ ほらぁもっと頑張って…んんっ♥ KAIJUの手で死ねるなんて幸せものじゃない。あ、こういう場合は手じゃなくて股の下って言った方が正しい……ひゃうっ?!♥」
言い終わる前に、何時の間にか相手の指先が私の陰核を唐突に擦り上げ、クリクリと扱き、快感を流し込んで来る。その際に強烈な刺激に思わず腰が跳ね上がり、喘ぎが漏れてしまうも更に追い打ちと言わんばかりに胎内に舌がヌメリと挿し込まれた。
(ふぁっ、そこっ…今触っちゃいけないところなのにぃいいいっ♥♥♥)
ピンポイントで責められたそこは所謂地球の言葉だと、“雌の泣き所”と言ったところだろうか。そんな箇所を不意打ちで貪られた分、今までとは比べ物にならない程に気持ちが良い。思わず腰が跳ね、尻尾の先まで震えが伝ってゆくのを感じた。
「やだっ、そんなトコ…舌入れたりしたら駄目ぇえっ♥ んぁっ、嫌ぁっ!♥♥」
拒もうにも相手の舌が私の雌蕊に絡み付き、かと思えばそのまま器用に舐め回しながらチュッチュッ♥と吸いつかれ、慌てて腰を浮かす。が、刹那に臀部を両手でガッチリと固定され、逃げようにも逃げられない。それどころか、先程までの仕返しと言わんばかりに執拗な舌先による愛撫が続けられ、後ろ脚がガクガクと震えてしまう。
このままでは先に持って行かれる。そう思った矢先に眼前で白の混じる露が漏れ続けるおちんぽに、咄嗟に舌を絡めた。途端に彼の腰がビクリと跳ね、私への愛撫が一瞬止まる。このスキに搾り取って……と思った矢先、それを見越したのか一気に肉刀が咥内に突き入れられた。
「あぐっ!!?♥♥ ん゙ぅ゙うぅ゙ッ! ッッッ゙〜〜〜!!!」
突然の事で一瞬息が詰まったが、ニンゲンのおちんぽはお構いなしといった様子で私の咥内を喉まで貫き、容赦なく蹂躙してくる。
「ぐぷっ!? ♥ ンぐっ、ごぼっ゙!! んぐぶぶっ、んごお゙ぉおぉォ゙オ゙ッッ♥♥」
辛うじて幹に舌は巻きついているものの、口許から涎を垂らし、尚且つ白眼を剥いてえずいているような声を上げて、文字通り喉ごとニンゲンの使う玩具の如く乱暴に使われながも私は懸命に舌を動かしていた。雄の臭いが充満する咥内にむわりと熱気が広がり、喉奥を突かれる度に嗚咽しそうになる。普段では絶対上げない様な呻き声が上がろうと、反撃は止まる様子がない。
「ンぶぶっ!♥♥んぐっ、ぐぎゅっ!!♥ 〜〜〜〜〜ッ!!♥」
苦しくて息すらまともに出来ず、なのに相手のちんぽは益々硬度を増していく。が、私自身も何故だか段々気持ち良くなっている自分がいて、口の端から零れる涎に気を割く余裕もない。同時に雌蕊への執拗な攻撃も、何時の間にかおまんこから後孔へとシフトしており、またもや容赦なく責め立てられては先に達してしまいそうだ。
(だめっ……何処触ってるのよ…!)
後孔に舌、前の穴には指がバラバラと動き、咥内はニンゲンのちんぽで満たされていて、正しく穴という穴を攻められている。気を抜いたら一気に絶頂を迎えてしまいそうで、私は崩れそうになる四肢に力を込め、必死に凌ごうとするが、突如としてどぷりと喉奥で熱い飛沫が弾けるのを感じた。
「ぐぶっ♥ぐぼぉおっ!?♥♥ ~~~っ、ごぼぉっ……! ごふっ、んぐぶううっ……♥♥」
喉奥に叩き付けられる粘液が喉に絡み付き、呼吸が出来ない。堪らず嘔吐くが、おちんぽは容赦なく喉を抉り抜きながら更に奥深くまで侵入してくる。その弾みで私の体の芯に火が灯ったかのような錯覚を覚え、同時に軽く絶頂してしまった。
(あぁっ♥ 嘘ぉ…穴という穴全部塞がれてあっという間にイクなんて……)
「ん゙ぶうゥっ♥ んぐっ♥♥ っ゙〜〜〜〜〜ッ♥♥」
勿論私はニンゲン相手に屈服なんてしない。だからこれはあくまで演技で、おちんぽで喉奥を突かれた刺激と苦しさに耐えられずに軽く意識を飛ばしてしまっただけだ。そう自分に言い聞かせている間にもおちんぽは濃く粘ついた糸を引かせながら抜き取られ、私はようやく呼吸するのを許されたと同時に、解放された安堵感で寝台にごろりと仰向けになる。
「ふーっ♥ ふーっ…♥♥ っ、なかなかやるじゃない…私にここまで一方的な口淫をさせたニンゲンなんて早々いないわ」
気丈に振る舞おうとするが内心は心臓がバクバクと音を立て、激しく脈打っているのが分かる。口の中もまだ相手の味が残っていて、その苦味が私の子宮を熱くする。実際に雌蕊からは被虐の余韻で青い愛液がトロトロと分泌されて、はくはくと指とか舌より太いモノを求めて蠢いている。
その光景に相手の喉から生唾を飲み込む音が聞こえてきたかと思うと、ベッドが軋んだ。催淫剤入りの体液の効果もあるとはいえ、まだまだヤル気を見せてくれたらしい。
尚も硬いまま勃起したそれを熱っぽい視線で凝視しつつ、私は尻尾の爪先で軽くモノに触れながら徐々に挑発する言葉を囁き掛ける。ヒクつく尿道の出口を優しく爪先で擽りながら軽く尾自体を揺らすと、またしても奥の部分が疼き出した。
「んっ……♥ ほらぁ、どうやら私の体液を啜ってビンビンに勃ってるのね? 可愛いじゃない♥ 先程豪快に私の口に白濁を撒き散らしたのに、どこまでお元気なのかしら? ニンゲンのお・ち・ん・ぽ♥」
誘うような言葉を掛けるもニンゲンは無反応。だがその目は先程よりもギラついており、私の肢体を舐める様に見詰めている。
(見てばっかで焦らさないでよ。早くシて欲しいのに……♥♥♥)
自然とはしたない事を頭の中で想像し始め、それから股下の奥の方が熱く濡れ始めてゆくのを感じる。こんな浮ついた気持ちじゃいけないと、気を取り直して再度宣戦布告を仕掛けようとする。が、言葉を紡ぐ前におちんぽの切っ先が、私の後孔に宛てがわれた。
「へっ…? えっ、ちょっと……ま、待って…アンタ何処に挿入いれるつもり? ここってそんな場所じゃ……!!」
焦りつつ相手の手を押さえるが、時既に遅し。先刻の前戯で慣らされた後孔に硬く熱いモノが捻じ込まれ、あまりの圧迫感と異物感に悲鳴を上げてしまう。
「ひぅっ!?そ、そっちは違うって! 挿入れないでよぉ! バカっ、変態ぃ……!」
罵倒しつつも、呼吸が詰まるような圧迫感をどう誤魔化せば良いものかと思考を巡らせている間にも、相手は私の腰を掴み、少しだけ仰け反らせた姿勢に固定してから奥目掛けて腰を押し込んで来る。こっちの方は経験がない訳ではなかったけれど、やはり穿かれた際に込み上げる排泄感というか内臓を押し上げられるこの感覚は好きになれない。
「ん゙ひィイっ?!♥♥ はっ、はぁっ…駄目だってぇ! 早く抜いた方が、ぉ゙ッ!?♥」
奥にまでカリが侵入した途端、全身に電流が走ったかのような快感が背中を駆け抜け、咄嗟に私は相手の肩に爪を立てた。
(なっ、何今の声…? 私、こんなの出した事ないのに……)
戸惑う間もなく今度は更に深く腰を押し進められ、直腸が熱した鉄棒を突き立てられたかの如く熱くなる。同時に内壁も意思に反してやわやわとモノを食み、その度に下腹部がキュンと甘く疼き出す。
本番で尻にちんぽを挿入されて善がるのは、かつて怪獣の王様だとか頂点などと称されていたゴジラっていう爺さん怪獣だけで十分だと思っていたけど、この時ばかりはまさか自分もこんな目に遭うなんて……と愕然とするのは裏腹に、雌蕊から歓喜を現す青い涎が出てしまう。
「はっ……あぅう、ンッ♥♥♥ ぁ、ッ……♥♥」
どうしよう、興奮でどうにかなっちゃいそう……コイツを気持ち良くさせてたと思っていたのに、負けてしまうの?それとも先にイッてしまった責任を取らされるかも。そんなことを知らないのかどうかは兎も角、相手はさも楽しげな表情で私の腰をぐっと掴むと、宛ら馴染ませるかの如くゆっくりとした動きで腸奥を突いてはソコを掻き回す。
「ひぁあんっ!?♥♥♥ ッ〜!!♥♥ おっ♥ あぉっ♥♥ い゛ぁああっ♥」
ぐぷん♥と音を立てて、私の腸壁という腸壁にニンゲンのおちんぽが侵食してゆく。一定のリズムで速くもなく、でも遅い訳でもない律動を刻まれて、その度に口から嬌声が溢れるのが止まらない。
「あっ♥ あひィッ♥ ぁんっ!♥♥ だっ、ダメっ…お尻拡がっ、あぁっ♥♥ 壊れちゃ……〜〜ッ!♥♥♥♥」
気付けば相手の律動は挿入時よりも速くなっており、亀頭の先を何度も最深部に押し付けられては堪らない快感が身体中を駆け巡る。その度に私は嫌々と首を振るが、ぐぽっ、どぢゅっ♥と激しい音が響き、尻から与えられる刺激で全身も昂り始める。
「ひゔぅうッ!?♥♥ ら…ら゙めっ♥♥ 嫌って、言ってるのにぃ……! んおぉお゛っ♥♥♥♥」
(やだっ、このままじゃ私……ニンゲンなんかにまたイかされる!)
こんな快楽を覚えてしまったら、もう先程の余裕ぶっていた態度には戻れない。と本能が訴え始め、既に思考回路は甘い痺れによって犯されている状態だ。一刻も早くどうにかしなければと思いつつも、猛り狂った肉の凶器はそれを許してはくれず、奥に牙を立てられてしまう度におまんこから飛沫が迸ってしまう。
「いや゙ぁあっ♥♥♥ あひっ♥♥ 挿入る所違うのにぃ……おひりあづいぃいいっ♥♥」
ぱん、ぱんっと激しく奥を穿たれるかのような刺激。その度に私は肺を含めた内臓を押し潰されるかのような濁った嬌声を吐き出し、身悶えながら同時に開かれた秘部からはとろとろと愛液が噴き出してしまう。しかも時々ニンゲンが自らの下半身で私の秘豆すらも押し潰してしまうものだから、外と内から両方へ刺激を受けているみたいで腰砕けになりそうになる。
「はひっ♥ はひィっ♥♥ も、もう無理ぃ…♥♥ 奥でゴリゴリいやぁあ゙あッ♥♥♥」
質量と熱が直腸を犯し、敏感になっている箇所を同時に摩擦し、締めつけを繰り返すものだから私にはもう拒むだけの気力もない。早く解放されたいとしか考えられない程に発情して、しかも後孔を玩具にされて犯されているという倒錯的な状況に酔い痴れていると、突然おちんぽがじゅぽっ、と勢い良く引き抜かれた。
「はぅっ、おっ゙♥ あひィっ♥♥ うん゙ッ……〜ッッ、はぁうっ♥♥」
ぽっかりと開いてしまった後孔と熟した肉襞をヒクつかせながら、私はようやく訪れた休息に深く呼吸を繰り返す。が、それも一瞬の事で今度はニンゲンの手ががら空きになった私のおまんこに五指を這わせ、激しくばらばらに撫で回す。
「っ゙きゃァあっ!!?♥♥ 」
散々甘イキを繰り返されて敏感になった雌蕊と秘部が指の腹による殴打で刺激され、思わず悲鳴じみた嬌声が喉奥から迸る。挿入こそしないものの、その狙いは寸分の狂いもなく弱い箇所だけを狙っており、依然として痺れに似た甘い毒に冒された状態で続け様に今まで溜め込んでいた快感を引き出されたものだから、頭がぼぅっとして何も考えられない。
「あひっ♥♥ 嫌ぁあっ♥♥ ん゙ぅうっ♥♥ も、もう……イグぅううっ♥♥ お〇んこおかしくっ、ひゃぁああッ♥♥♥」
咆哮と共に雌蕊からぷしゃあっ♥♥と青の雫が飛散したかと思うと、それを皮切りに失禁したかの如く潮を吹き出し、ビクンビクンと両腿が痙攣してしまう。が、それでも尚、相手の指は止まる事なく私のソコを蹂躙し続ける。
「んえぇっ!?♥ あひィっ♥♥ む、無理ぃ……!イグぅ…イってるからぁあっ!♥♥ 出してる所触らないでよぉおっ!!♥♥」
涙声で懇願しても、それはニンゲンにとっては興奮材料にしかならず更に指での舐りが激しくなり、花弁がビクビク、ぶるぶると震えっぱなしだ。駄目だと訴えてるのに段々と思考が濁っていき、代わりに思考を素に何を叫ぶのかすらも判別も出来なくなってきている。
「あ゙ァあぁああ゙ッ♥♥♥♥ や、やめてぇえっ♥♥ ごめ、っなさい、生意気な態度取らないから、もっ……それでイカせるのだけは許じてぇえっ!♥♥」
徐々に喘ぎに泣きが混ざり、遂には上擦った声で許しを乞うてしまう。しかし相手からすればそれがまた征服欲を満たす要因になったのか、私の言葉に反して責める強さを強めるだけで聞く耳すら持たない。
もうとっくに潮すら出ないのに、おまんこは未だに痙攣しっ放しで、その癖に雌蕊からはまだ愛液を垂れ流している。私の体なのに私じゃないみたい……そう考えた途端、不意に謝罪が通じたのか指での執拗な舐りが止まった。
「はひっ…♥ あ゙っ……あぅうッ♥♥」
ようやく解放されたというのに、私は嗚咽交じりの嬌声を垂れ流しては、未だに痙攣の止まらない下半身をヒクつかせていた。
駄目だ。すぐ脚を閉じないとまた同じ目に遭ってしまう。けれども頭では分かっていても、身体が催眠術に掛かったかの如く言う事を聞いてくれない。それどころか自分から両手を雌蕊付近に這わせ、自分からぐにぃっ♥と真っ青な花弁を左右に広げて、未だに硬度を保ったままの男根に懇願してしまう。
「お、お願い……♥ もっと、してぇ…今度は前…じゃなくておまんこで、アナタの凶悪おちんぽ欲しいの♥ 焦らされっぱなしで、子宮が切なくてどうにかなりそうだから……早くちょうだい?♥」
これでもかと言わんばかりに下卑た単語を並べ立てて露わになった雌蕊と肉襞をアピールすると、途端に相手は息を飲みごくりと生唾を飲み込んだ。
相変わらず解りやすい反応するのね、と思うのも束の間モノの先端が膣口に充てがわれ、強く張った雁首を包み込めばずぷっ♥と下品な音を立てて一気に中へ押し入る。
「っ゙~~~~♥♥♥♥ あぅんッ♥♥ はぁっ……あ゛ぁあ〜っ♥♥♥」
先端が上襞を擦り上げられた瞬間、ようやく与えられた質量に思わず背中が仰け反り、甘美な快感に酔い痴れる。宛ら膣内が男根と一体化するかの如くキュンキュンと熱く疼き、もっと深く咥え込もうと無意識にニンゲンの両肩を抱き締めると、相手もまた深い箇所へと男根を押し込んで来る。
「んぉ゙ッ!?♥♥♥ あひっ……深ぁ…っ!♥♥ 」
(あ、あっ……これ、好きかも……♥♥)
夫婦だか恋人同士がする様な甘い抱擁やお誘いではなく、これは一向に“標的”が捕まらない自分の憂さを晴らすための行為に過ぎない。そう自分に必死に言い聞かせようとするも、相手はそんな私の心境を知ってか知らずか、最初の一突きよりも速く激しいストロークでピストンを繰り返すものだから思考がグチャグチャになる。
「あ゙ぁっ♥♥ ひっ……激しい゙っ♥ んぉお゙ッ♥♥ そこ、大好きぃ……!♥♥♥ 」
(あぁ……もうダメ、私ったらまたこんな媚びた声で喘いじゃってる…!)
そう自覚した頃には既に手遅れで、私の口からは羞恥より先にもっと気持ち良くなりたいという欲求が言葉として漏れていた。それは相手も同じく、僅かに頷くと私が望む通り子宮口付近まで男根を押し込み、そのままグリグリと押し潰して来る。
「ひゃぁあんっ!?♥♥♥ あ、はひっ……あ゙ぁああッ!!♥♥」
(あぁ凄いぃいッ!♥♥ 奥でちんぽがキスしてるっ、気持ち良いよぉおおッ!♥♥)
先程までの後孔への挿入とは異なり、こちらが素直に懇願した箇所を的確に突き上げてくれるお陰で快感も段違いに上がる。
何だ、無駄な意地なんて張らずに最初からこうしていれば良かったんだ。思えばコイツ―――もとい彼には散々格好悪い所を見られたから今更繕う必要もないし、何よりこの凶悪な雄棒に身も心も征服されたい欲求が止まらない。それを叶えるべく、私は完全に抵抗する事もなく両腿を絡めて相手に腰を押し付けた。
「あ゙っ♥ あひっ♥♥ んぉっ!♥♥ き、気持ちいいっ♥♥ んぁっ…もっと、もっと突いてぇえっ!!♥♥」
蕩け過ぎて下顎が開ききってしまい、青い舌はおろか咥内すらも丸見えになってしまった異形そのものの表情にも関わらず、ニンゲンは怯むことなく頷き、私の最奥目掛けて剛直を穿つ。しかもその開ききって覗いたままの舌をニンゲンのソレが何を思ったのか、れろぉっ♥と絡め取り、そのまま吸い付き始めた。
「んむっ!?♥♥ んっ♥ んーっ!♥♥」
(あっ、やだぁ……舌も、おまんこみたいにされちゃってるぅううっ♥♥)
くちゅ、ぴちゃっ♥と唾液の弾ける音が聴覚を犯し、同時にニンゲンの両手が私の頭部を固定する。
「っ゙!?♥♥ ん、んぅううっ!!♥♥」
そのまま咥内までも犯され、私の意識は徐々に朦朧として来る。が、それでも私は抵抗しないどころか自ら舌を絡ませにいき、相手の舌と唾液の味を堪能していた。
私の催淫効果入りの体液を味わい、もっともっと発情して、私を悦ばせて。今はアナタと繋がったままなら、それだけで良いから。
「んむ……♥♥ ンッ、んっ♥んぅうゔっ!♥♥」
口の中も唾液に塗れながら下腹部では熱くて硬いモノが何度も子宮口を突き上げるものだから、私はもう限界寸前だった。それは相手も同じらしくナカで埋まったままの男根がぶわりと膨らみ、今にも熱を放とうとしている。
(あ、あぁ……もうダメ、ニンゲンも私もまたイっちゃうっ♥♥ こんな大きなのがナカでビクビクしてるなんてぇえ!♥♥)
「ん゙ぅううっ!!♥ 〜〜〜ッッッ!!!♥♥♥」
私が絡めていた脚を強めるより先に、膣内を埋め尽くしている男根が大きさを増した直後、びゅくびゅくっ!!♥♥ と熱い液体が子宮口に叩き付けられ、私はその衝撃だけで絶頂を迎えてしまった。
(あ゙ぁあっ!?♥♥♥ うそ…おっきいアクメ来たぁあっ!♥♥ あふっ♥ だめ……凄い量出されてイっちゃってるぅうっ!♥♥)
久しぶりに上も下も強く密着したまま、開きっぱなしの子宮口目掛けて鈴口から断続的に白濁が発射されているから、もう熱くて苦しくて仕方ないのにとても幸せで気持ち良くて、太腿をがくがくと震わせたまま私は恍惚冷めやらぬままに、ニンゲンの背中に沿って爪をなぞってしまう。それが彼の背筋にぞくりと快感を走らせたのか反射的に口を離され、再び私の咥内から嬌声を奏でさせてしまう。
「んはぁ……っあ゛ぁ〜…♥♥ はひっ……♥ は、っぁ……♥」
(久々に物凄いアヘ声出しちゃった…♥♥ 中出し凄すぎるのぉお……♥♥)
びゅくり、と精液の出る勢いが衰えるどころか更に量が増え、私の子宮はあっという間に満タンにされてしまう。それでも尚、ニンゲンは私の膣内で射精し続けているものだから、私はもうすっかり蕩け切った表情で彼の首筋に顔を埋めた。
何だか柄にもなく甘えてるみたいだと恥ずかしくなったものの、それ以上に身体に残る余韻の気持ち良さに何も考えられなくなり、そっと瞼を閉じる。
「はふっ……♥♥♥」
呼吸を整えて絶頂の余韻に浸っていると不意に自身が抜かれ、その刺激でまた軽くイってしまいながらびくん、と下腹部がひとつ波打った。
案の定抜かれた男根は先程の昂りは何処へやらこの部屋に来た時みたいに大人しくなっており、白と青い液体をぼたぼたと垂らしながら下に向いている。
(ああ……やっと終わったのね)
名残惜しいような安堵したかのような複雑な感情が入り乱れ、私はソレを凝視しつつ溜息が漏れる。
次は休憩か…と心中でボヤいた途端、モノが萎えてしまったお詫びなのか、ニンゲンはまたもや私に覆い被さると徐に後頭部を撫でられ、思わず肩が跳ねてしまう。
「ちょっと、やだぁ……私イヌやネコじゃないのよ? 頭撫でるなんて、そんな…」
どうやら自分の腕の中ですっぽり治まる小柄な体躯を良いことに、ニンゲンは私を労るのと同時まるでペットを愛玩するかのように撫で回しているらしい。普段の私ならこんな抱擁、にべもなく突き放しているのに今は絶え間ない恍惚に包まれている以上、そんな選択肢など持ち合わせていない。
(ま、今はこのままでも良いか……♥ 気持ち良かったし)
そう思い、彼の胸に顔を埋めて心地良い体温に身を委ねていると、この一夜限りの愛に終わりを告げる壁掛けのタイマー音が静かに鳴り響いた。
「んっ……もう時間じゃない。残念だけど、今夜はここまでみたいね。どうする? アナタの懐が良いと言うなら延長しても良いわよ?」
私の問い掛けに、目の前のニンゲンは首を左右に振って否定の意を示す。その眼差しは案の定、私とお別れするのが名残惜しいと言わんばかりだが、私は敢えて気付かない振りをして言葉を続ける。
「そう、それじゃあ仕方無いわね。また私が恋しくなったらいつでも来て頂戴。待ってるから……ね♥」
額にそっと口付けをすると、ニンゲンはまたもや顔を赤らめ、小さくこくりと頷いて私の上から退く。
本番の時はケダモノばりにエキサイトしてたのに案外初だなと、彼の背中を見送りながら心中で微笑ましく思う中寝台の下で散らかった衣服を手にすると、備え付けの浴室へと直行して行った。
(こんなに燃えた夜は久しぶりね…思い出したらまたナカが熱くなってきちゃった……♥)
ニンゲンが帰ったあとは、未だに捕らえられない“標的”の奪還方法について策を練ろうかと思ってたけど、その前に自らを慰めるという用事が出来てしまった。
思わぬ作業が出来てしまった事に溜息を吐けば、シーツに染みた愛液と精液がもたらす残滓の匂いが鼻腔を突く。本来なら鼻について気持ち悪いのに、今回ばかりは私のくすぶったままの性感を煽り、うつ伏せになったままで行為の余韻に浸っていたのたった。