Titan’s Party 5/5

「は…あ゛ぅぅ……はひぃぃ……」

雁首につっかえて難儀したが、それも数秒の間だけでごぽん、と下品な音を立ててベヒモスの巨根が抜かれた。
異物のなくなった怪獣王の肉洞はぽっかりと空いていて、未だに閉じ切らない様子だ。赤く腫れあがった縁はゆっくりヒクつき、空ろになったそこから尚も多量の白濁を垂れ流していた。
元の体色がわからない程ぐちゃぐちゃにされた全身をタイタン達に視姦され、一向に治まらないオーガズムの余韻に浸りながらも、ゴジラは胸を上下させてか細い吐息を漏らし続ける。

「ナカが丸見えになってんぜ。血も出てないとかすげぇな」
「ありゃ戻らねぇかもな」
「さて、次は……あ?」

順番待ちのタイタン達の眼前に、三つ首の影が横切り、全員はこの場で立ち尽くした。当事者もとい偽りの王が、今翼を広げて動いたからだ。
宴には一切加わらず、しかし最後まで王の痴態を余す事無く観覧していたギドラが、ゴジラの横に立つ。左の首に至っては汚い物でも見るかのような表情で目を背けており、右の首は侮蔑の目で見下ろしているが、唯一真ん中の首だけはゴジラの空ろになった瞳をしっかりと見据え、これまでにない甘ったるい声で囁く。

「良い姿になったものだな。普通は汚らわしいと思うだろうが、今のままが一番美しいぞ」
「は、はへぇ゛ぇぇ………はっ、はぁ………」
「さてゴジラ…この間に何度達した?誰のモノが良かったのだ?貴殿の声ではっきりと、皆の衆に聞かせてやれ」

「……ッ…!」

問いかけても返ってきたのは僅かな喘ぎ声で、これでは返答にならない。それもそのはず、そんな事は嬲られ続けた故に細かく覚えていない上に、ゴジラにはもう答える気力すら残っていなかったのだから。
一方で、期待していた返答を虚しく返されて憤りを籠めつつ舌打ちした直後、ギドラは徐に右足を上げ、間髪入れずにゴジラの腹部へと鉄槌の如く振り下ろした。
踏んだ先からドボッ、と爆発にも似た音が辺りに木霊し、注がれた白濁が後孔と口内からも濁流の如く飛び出してくる。

「ごブォッ!!ぉ…ぼ……おげぇ゛……ッ」

不意に訪れた強烈な衝撃にゴジラは潰されたカエルの如し呻き声を漏らし、両目を見開かせてびくびくと体を波打たたせる。背を仰け反らせば埋まった背鰭がギシギシと音を立てる。
黙っていると本気で踏み潰す気だ。その間にも残滓の海は広がってゆく。
混濁する意識の中で堕ちた怪獣王は疲れ切った体に鞭打ち、ギドラの足を退けるべく片手を動かそうとするものの、それを見過ごさなかった相手の尻尾で弾き飛ばされ、逆らう事も敵わずびちゃっと濁った水音を立てて掌を落とす。
そして少しでも時間が経つ毎に強く踏み躙られる。最早逃げ場はなかった。

「ごぼ、うぐぉお…!げブッ…がはァ……」

「汚ねーな、まだ出てんぞ」
「もしかしたらお尻に注がれた分も入ってるんじゃないかなぁ?」
「聞こえなかったのか?余の質問に答えてもらわないと、骨ごと砕くぞ」

語尾と共に足をぐりぐり回し、開きっぱなしの両穴から、そして鼻孔からも白濁を漏らし続ける。
続けていると窒息していまうのも時間の問題だ。虐めるのをそこそこに少し足の力を緩めれば多少解放された安堵からか、ゴジラはひとつごぼ、と咳き込み、先程ギドラに指示された言葉を紡ぎ出した。

「……っべ、べひもす、しゃんのが、よかったれ゛ひゅぅぅ……ぶっといのでずぼずぼ突かれまくってぇ、な゛んろ゛もイキまくって、どーにかなりそうれ゛したぁ……」

必死に絞り出した回答が、ギドラの聴覚を満たした。
本当は答えなんてどうでも良かった。長年の宿敵が蕩けた声を漏らしながら体中の穴というから汚辱を垂れ流している醜態を晒し、剰え自分の思うがままになっている。この揺るがない達成感は自らが氷の中に封印されて以降味わった事がない。

「……ククッ、よくぞ言えたな。ゴジラ…!」

あの怪獣王が呂律の回らない言葉で必死に返答した可笑しさと、何よりそいつを奈落へと落としたという事実を実らせた為に高笑いが零れそうだったが何とか堪え、ゴジラの下顎を蛇の如し二股の舌で軽く舐め上げた直後、「後は存分に愉しめ」との一言と共にギドラは飛び立った。
後には雑踏をバックにゴジラの拒絶の声が空しく虚空に反響したが、これも心地良い音楽だ。できればずっと聞いていたいのだが、自分にはまだやる事があった。
ラドンもまた唐突に再開された宴を前にして呆気に取られていたが、主がこの場から離れたのを見て我に返り、慌てた様子で翼を広げると、明星が輝きつつある夕闇の空を一直線に飛翔しているギドラへと追いつく。

「陛下、良いんですか?貴方様の本命なんでしょ?」
「構わん。配下達の肉便器となった王を“女王”に見せつける為にも準備は必要だ。…まさかここまで早く堕ちるとは思わなかったがな」
「ですよね~。ベヒモスがあんなモノ持ってたなんて、アタシもびっくり…」
「黙ってろ。兄貴の思考が遮られるだろーが」
「は、はいぃぃ!」

右の首に叱責され、ラドンはビクリと体を強張らせて上ずった返事を返した。その様子に左の首はクスクス笑う中、真ん中の首だけは変わらず動じない様子である考えを巡らせていた。
この巨獣達の宴を、捕らわれの女王―――我々に健気にも逆らったあの生意気な虫に見せつけてやろう。彼女は尚も灯篭の鎌を振り下ろして結果が見えている反抗を続けるのか?それとも絶望の余り折れてしまうだろうか?もし怪獣王が女王の登場で正気に戻ったら、性処理を奴にも担当させてやろうか―――様々な策を講じる中で、ギドラの口角は自然と歪な三日月を湛えてゆくのだった。

 

 

 

 

数日後――――――。

 

「これは、一体…なんで…!?」

モスラがラドンに連れられた場所、そこはすべてが始まった場所――激闘の中でゴジラの背びれが地面に刺さって動けなくなり、ラドンを退けて彼に加勢しようとした際、王の命と引き換えに自分が人質に取られたあの日から何も状況が変わっていなかった。
ただ、大きな違いは―――周囲にはゴジラの甘ったるい嬌声が響き渡っていて、それに呼応するかのように各々自慰を行っている順番待ちのタイタン達が彼を取り囲んでおり、更にパンパンと音がし続ける下腹部には雄の個体が後孔を何度も抉っている。
それだけではない。仰向けになったゴジラの頭部には他の個体に呼び寄せられたのか、雌のタイタン――ニューMUTOが彼の顔に跨り、愛液を飲ませるばかりか時々敏感になった局部全体を舌で弄らせていたりと、倒錯した光景が繰り広げられていた。
今私は、何を見せられているの?初めて此処に来るモスラにとって眼前の光景は正に王に対して狂気且つ冒涜そのものでしかない。視界がぐにゃりと歪みつつある中、その慕っていた王の嬌声が不意に響き渡り、思考が現実に戻された。

「うぐっ、うぶ、んむぅう♥ ぉぼ…っ!」
「っく、こんなガバガバになっておいて何発搾りとりゃ気が済むんだよ、淫乱が!そっちはどうだ?」

「あんっ!はぁ、っ……ウフフ、こっちも良い感じよ。どう、怪獣王?あたしの愛液の味は?」
「じゅぷっ、とて、も゛っ、おいじい、れじゅううぅ~♥ っぶじゅるるるりゅぅぅ♥♥」
「はひっ!?ちょっと、こんなの反則よぉ…っ!周りにも聞かれてるじゃないの……そぉ~れっ!」
「~~~~ッッッ!!♥♥♥」

お仕置きと言わんばかりにニューMUTOがぐい、と強く腰を落とすと、突然の窒息感で生命の危機を感じたのか、びゅるっと力ない放物線を描いてゴジラ自身から透明な液体が放出された。
所謂潮吹きというものなのだろうか、緩い絶頂にゴジラの脚が跳ねる中、相手は達した様子を見せず未だに腰を打ち続ける。時たまゴリゴリと奥まで押し込めば、ゴジラはびくびくと顎を痙攣させながら呻き声を返し、終わらない快感に悶えた。

「あらあら、朝からやってるわね~。見ての通りよ、女王様。愛しの王様は半ば不眠不休でタイタン達の性処理担当オモチャとして働いているのよ。初めて来るアンタにはちょっと刺激が強かったかしら?」
「いや…嫌……だめ…こんな事が、許されて良い訳がありません!すぐ止めさせるのです!」
「えぇ~?そんな事言われても、今更止めようがないしどうにもならないわよ。本人もすっかりこの境遇に慣れたみたいだし」

ゴジラの方に視線をやれば、彼は心なしか王としての使命を任された時よりも生き生きしているような気がする。というのも、今まで伴侶を共にしてこんな恍惚としたゴジラの笑顔は見た事がなかったから。
やがて二体のタイタンがほぼ同時に達した後、雄の方は少し不満足な様子でゴジラの下腹部から離れ、一方のニューMUTOに至っては番のいない鬱憤を晴らせて満足した表情で、太ももから残蜜を垂らしながら引き上げる。

「やれやれ、他の奴がぶち込むまでにはそのガバ穴治しとけよ」
「あたしは結構良かったけどね?またよろしくね~、淫乱王様。キャハッ!」

相反した感想を述べて二体がこの離脱し、その場に一体残されたゴジラは絶倒の余韻もそこそこにすぐさま呆けた表情になると、肉体に纏わりついていた喪失感から忽ち切ない表情になり、周囲を見渡しつつはしたない猥語を吐いてまでも更なる被虐を望んだ。

「やら゛ぁ、ちんぽ、ちんぽまだ抜いちゃやだぁ♥ 誰でも良いから、もっど犯してぇぇ♥」
「待ちなさい。アンタにお客さんよ、元怪獣王様。…ほら、挨拶してらっしゃい」

今にも卒倒しそうなモスラを急き立たせ、前に追いやる。その際に彼女の折りたたまれた翅がぷるぷると震えており、今にも身を潰されそうな絶望に打ちひしがれているのは手に取るように分かった。
そして震える視界でモスラが見たもの―――王と離れ離れになって以来久々に見たゴジラの躰は怪獣達の頂点とは思えない位に汚されており、威厳の証である黒い表皮は無数の白濁が――時間が経ちすぎてカピカピに乾燥しているものや、未だに粘っこさを残してこびり付いているものまで、様々なパターンを形成していた。
一体どのくらいのタイタン達が王に群がり、今日に至るまで散々に犯し尽くしてきたのだろう。想像しただけで発狂しそうだ。
そんな中で、不意に自分と目が合う。

「……もす…ら…?」
「王よ、怪獣達を統べる使命はどうされたのですか!?今すぐ正気に戻って!私からの、お願いです…!」

彼女の嘆きを皮切りにしばしの沈黙が、辺りを包む。ましてや相手は怪獣の女王、下手な真似をすれば刺されるかもしれない不安で誰もが動けないでいる。
一方でゴジラは思わぬ来客に目を見開く傍ら、久方ぶりの思考を巡らせていた。
自分が凌辱されるきっかけとなった時から唯一忘れずにいた女王は一切の無傷でいるではないか。なのに、どうして彼女は自分を見て涙目になっているんだろう?

それならできる事は一つ、この開発し尽くされた体で慰めてやらなきゃ。

安堵も含め、新たに出来た使命にゴジラはふっと溜息を吐くと先刻まで嬲られた時と変わらない蕩けた笑顔を浮かべて、モスラ達を宴へと誘う。

「二匹ともこっちへ来て俺と一緒に、たっくさん気持ち良くなろうよ…君らの場所なら、今空いてるよぉ♥♥」

秘部を曝け出し、特に散々嬲り尽くされた肉洞はベヒモスに穿たれた時より拡がっており、数えきれないほど種付けを決められた暗い孔からはごぽごぽと白と黄色が混ざったマーブルの残滓が垂れ続けている。露になった両肢には他のタイタンが抜いた回数分を刻まれた爪跡が残っていて、そこにうっすらと浮かぶ赫が痛々しい。
曝け出された事で立ち込める牡の噎せ返る臭いが辺りを覆ったものの、それはゴジラの性感とモスラの悲哀を煽っただけに過ぎない。

「そんな……王……目を、覚まして…………!」
「あ~あ、泣いちゃった。でもアタシ達幸運よねぇ…珍しくアイツから誘われた事だし、元気出しなさい」

感動とは程遠い歪な再会になってしまったが、これも世間知らずの女王には良いクスリだ。地面に突っ伏して嗚咽を漏らすモスラを見下ろしてラドンはほくそ笑む。
それにモスラだけでなく自分にも王からのご指名が入ったんだ、なし崩し的にギドラの付き人にされて以降全く碌な事がなかったが、久方ぶりの幸運である。
数日ぶりに有り付く怪獣王への欲情に身を任せつつ、ラドンもまた意気揚々と宴へと足を踏み入れていった――――。