Titan’s Party 3/5

「はっ、はっ、あが…っ!」

内壁が、軋んで痛い。苦しい。苦痛による喘ぎが自然と漏れ続ける。胸板がしきりに上下する中、メトシェラの吐息がそこにかかり、悪寒の余り思わずゾクリと全身が粟立った。

「…っと、ちょっとキツかったかなぁ?しかしギュウギュウ締め付けてきやがって、余程突っ込まれたかったんだな」
「違…っ、さっさと、抜け…!こんなの、苦しいだけ、だ……っ」

「オイ怪獣王、シコるの止まってんぞ。気ぃ取られてないでもっと気合い入れろ」

「なん、っ、ぅぐ……ンンッ!?」

片割れのタイタンが我慢できずに自身をガポリ、とゴジラの咥内に突っ込んだ。螺旋状のソレは容赦なく舌や喉奥を犯し、それを見計らったと同時に後孔の中に埋まっている自身が動かされた。
舌とは違って明らかな質量を持ったソレが肉壁を擦り上げ、時々ぐりぐりと捩じり掻き回すと、コブが前立腺を掠めたのか一際違った呻き声が上がった。

「おご…っぐぅっ!ン゛ン゛ーッ!!」

抽迭の度、肉壺に空気が入り込んでくるのを感じる。奥を突起で甚振られる度、望んでもないのに男根が熱を帯びて勃ってゆく。呻き声にも艶が入る。その有様にメトシェラは愉悦の笑みを浮かべ、先程よりも腰の動きを速めた。

「ン゛ッ!ン゛!ぐむゥッ゛!」
「ヘヘヘ怪獣王さん、すっかり気に入ったみてぇだ。目は瞑ってるけど、代わりにチンポから涙流して喜んでやがる」

こうなると堕ちるのは時間の問題だ。勝利を確信したメトシェラはゴジラの首筋に軽く牙を突き立て、逃がさないとでも言わんばかりに腰を激しく揺さぶり、結合部分からパンパンと肉体同士がぶつかり合う音を木霊させる。
他のタイタン達も目を衝動にギラつかせながら4体の睦み合う姿を凝視していた。そして――――。

「アイツらすげぇな…もう我慢できねぇよ」
「あっ狡いぞ、俺も!」

誰かの一言を皮切りに、遂に理性を抑えきれなくなったタイタン達が地面を揺るがさんばかりの足音を立てながら、一斉にゴジラの躰に群がった。聴覚を劈く犇めきに気づいたゴジラははっとして目を見開くも、凝視する隙もないまま既に周囲を取り囲まれていた。

「ッ!?ご…ぇ゛…!」

「俺の相手も頼むぜ、怪獣王さん!……あぁ、堪らん胸筋しやがって…!」
「こっちも良い感じだぜ。尻尾をしゃぶる度にビクビク痙攣してやがる」

思い思いの卑猥な罵倒罵声をバックに、ある者は空いた片手に自身を握らせ、またある者は両の胸板或いは足の裏に自らの男根を擦り付け、更に余った者は無防備な尻尾を舐りつつも自らの男根を扱いたり―――思う存分にゴジラの躰を穢し、弄んだ。
誰かが果てればまた次の者へと順番が変わり、黒を湛えていたはずの体色が新たな白濁に上塗りされ、奇妙な光沢を放つ。
王としての威厳が、矜持と誇りが配下達の絶え間ない精液に塗れてゆく。息苦しさと更なる強い屈辱に、閉ざされた眼から透明な涙が流れた。

「ぁぐ…っ止め…う゛ぅっ!ングゥッ!」
「止めねぇよ、今は俺らを満足させる事に集中しな…オラッ!」

抗議のために口を開こうとすれば餌付く喉奥に切っ先を突っ込まれ、痙攣する舌の感触を堪能された。無意識に牙が自身を掠めると今度は頭部ごと掴まれ、ぐいぐいと何度も擦り上げる。

全員がゴジラを自由自在に嬲り続ける中、ただ一匹のタイタンが最初にいた地点から動かず、まるで眷属達の慰み者となった自分を憐れむかのように目を伏せていた。
自分から動こうとしない彼の様子に不信感を覚えたラドンは彼の前へと飛び立つと、自分より身長のある彼を仰ぎ見つつ問いかける。

「どうしたのベヒモス?参加しないの?」
「いや…ちょっと可哀想だなって……」

ベヒモスと呼ばれたタイタンは依然として俯いたままで、宴の方を直視しようとしない。
この場に来ておいて無罪潔白なタイタン気取りとは。なのに、股座を抑えているのは一体どういうつもりだろうか。
彼の相反した様子にラドンはニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべながらベヒモスの側面に回り込み、翼を口元に掲げて内緒話でもするかのように切り出す。

「ホントはそんな事思ってもないでしょ?まさか、ここに来なかったお友達のコングちゃんが気になるのかしら?アンタはアイツに頭を撫でられるの好きみたいだしねぇ」
「そ、そんな事!」

図星を突かれたのか、憤り交じりに振り上げられたベヒモスの太い片腕がずしんと地面を揺らす。宴の中にいる一部のタイタンが振り向く傍らで、ベヒモスの至近距離にいるラドンの足元が覚束なくなり、思わず転びそうになる。

「転けたらどうすんのよ、このバカ!」
「っ…!バカは良いけど、こんな所でコングの名前を出すとオラ許さないぞ!たとえおめぇさんでも叩き潰してやる!」
「やれるものならやってみなさいよ!とにかく自分だけ潔癖でいようなんて、ギドラ様はお赦しにならないわ。あんまり待たせるとあのお方、何をするか判らないもの」

下手したら髑髏島も大変な事になるかもね、と付け足されると先ほどまでラドンに対し威嚇の唸り声を上げていたベヒモスは怒り心頭から一転して、髑髏島の一言に屈服したのか頭を垂れる。

「うぅ………」

思いつめたように唇をきつく噛むと、毛皮越しに隠し持っていた――或いは頻りに外へ見せないようにしていた自らの業物をぼるん、と曝け出した。
てらてらと赤黒く輝く亀頭を始めとして、ゴツゴツした幹には所々くっきりと血管を浮かび上がらせるソレはまるでベヒモスの腕を象徴するかのように圧倒的な存在感を醸し出しており、宛ら巨木の丸太そのものだった。下手すれば主のギドラより巨大に見える。
ベヒモスがやたら遠慮がちになるのも判る気がする。こんなモノを入れられたら例えゴジラでも壊れてしまうだろうから。

「何よ、それ…幾らなんでもデカすぎじゃない?」
「だから嫌だって言ってるんだよ…どう見ても入りそうにないし……」
「はぁ……。でも、ギドラ様のより立派だわぁ…処理が大変そう「離れろ」

第三者の声にラドンはお喋りを止めて慌ててこの場から後ずさり、彼のいた地点には遠くにいたはずの偽りの王が舞い降りてきた。

「……っ!?」

ベヒモスが息を呑むのと交代にギドラはシューシューと吐息を漏らし、威圧感と恐怖で震えあがる毛むくじゃらの頭部を囲むかのように各々の鎌首を擡げながら低く囁く。

「何をしているのだ、ベヒモスよ。まさか臆したのか?」
「お友達を守る為に来たんだっけ?だったら、君もウタゲに加わらないと不公平だよねぇ~?」
「そうそう。此処で童貞卒業か、それとも俺達に無残に殺されるか…お前の好きな方を選ぶんだな」

背中の体毛を這う圧迫感がぞわぞわと背筋が粟立たせ、貌を上げれば一瞬のうちに左右の首が自分の視界に入り込み、驚愕に見開かれた眼球すれすれの距離で艶めく蒼牙を剥き出しにする。宛ら蛇睨みにあったかのように視線を逸らせられない。
やがて左の首が好奇心からか視界の端に映るモノに気を取られ、2本の首と正反対に威嚇を解くと笑顔交じりに投げかけた。

「すっごい大きいね。せっかくこんなぶっといモノ持ってるんだから、今使わないと宝の持ち腐れだよ?」
「だ、だけど、コレ突っ込んだらゴジラさん壊れるかも…」

「構わん、我々は怪獣王ヤツが思う存分に犯されて身も心も折れる瞬間を見たいのだよ。理解したなら、その鈍重な足を動かせ」

真ん中の首が促し、右の首もうんうんと頷く。しかしそこに左の首のような暖かみはない。否定された刹那と脅迫の意を兼ねて、3つの口内に稲妻を灯らせつつ牙を鳴らす。
宴の観測者は自分と、命を助けられて以降この偽りの王に媚び諂う鳥で十分なのだ。部外者など必要ない。
傍らでベヒモスは体毛を掻き分けて表皮を舐り尽くす殺気に堪えつつ、漸く意を決したのか怯えを潰すかの如く拳を強く握ると震える声を無理やり絞り上げ、呟いた。

「すみません……今、行きます」

頼りない返答だったが、これで十分だ。これから怪獣王が奴の桁外れの巨根で貫かれるのだ。これからどういった表情で乱れてくれるのか……想像しただけでも下腹部に熱が滾る。
左右の首も同調して満足げに鼻を鳴らしており、特に左の方はベヒモスに「そう来なくっちゃ!」と奨励を送っている。

「ラドン、導いてやれ。こ奴には案内が必要だ」
「りょーかい!」

ずっと横で待機していたラドンは指名されたことで上機嫌のままベヒモスの前に立つと、片翼を動かしつつゴジラのいる方へ合図を送っていた。けれど、心なしかラドンの視点が巨根に注がれているのは気のせいだろうか。
二体が一歩進めば地響きが辺りを包み、片手で隠されても尚強烈な威圧感を放っているベヒモスの巨根もまた僅かに揺れる。これですべての役者が揃った。

 

 

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